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【つくってみた】教養&高校大学受験古文「方丈記・六・養和の飢饉」意訳「方丈の庵で」動画紹介【初動画】

「方丈記はルポルタージュ文学だ」

大学の講義の「方丈記講読」で聞いたとき、
やっと腑に落ちた気がしました。

日本古典三大随筆といわれる
「枕草子」
「徒然草」
「方丈記」。
ですが、私は「方丈記」が優れた随筆というのには違和感を感じていたのです。

ルポルタージュ文学!

つまり、「報道」なのです。
事実を忠実に叙述するのが本質の文学。
納得した!

講義では、「方丈記」の数字へのこだわりを上げて、
「枕草子」「徒然草」とははっきり異なる文章だと説かれました。

ジャーナリズム!

そう思って読むと、「方丈記」は実に面白いです。
戦乱・災害・疫病。
こんな時代が本当にあったのか、と、思うほどですが、
「方丈記」には事実を客観的に詳細に記録する作者の鋭い視線が感じられます。

彼の時代。

それは令和のコロナ時代を生きている私たちに、かえって近しいのではないでしょうか。
疫病。
立て続けに続く災害。
そんな私たちのリアルと「方丈記」は重なり合います。

「方丈記」の「方丈」とは一辺一丈(約三メートル)の四角い庵という意味です。下賀茂神社に復元されています。

ワンルームマンション。
ビジネスホテルの一室。

私たちは分断されています。
孤立しつつインターネットで細くつながっています。

よく「方丈記」は「無常感」の文学と言われますが、
「無常」は単に虚しいことではありません。

永久不変のものは一切無いことに対する
透徹した眼。

極限状態での人間性。

私が特に好きなのは「養和の飢饉」の部分です。
かつては高校古典古文の教科書に頻出でしたが、最近は少し違うようで、それでも良い箇所なので高校入試古文や中堅の大学入試に出題されることが多くなっているようです。

その「養和の飢饉」と「冒頭文」を元に意訳した短編を書きまして。

AmazonのKindleで出版して。

そしたらですね、Amazonでオンデマンド出版つまり印刷した本を出版できるようになりまして。

自分で買いまして。

実物を手にしたら、ですね、
動画を作ってみたくなったんです!←無謀

最初は、音読する無料ソフトで作ろうとしました。が。

ちょっと変なんですよねぇ、やっぱり。

んで、ココナラで朗読を発注しました。
とても良い朗読が出来まして、

初心者です!
もう、試行錯誤。
でも、面白いわー。

頑張りました!

その初動画がこちらです!!

いやぁ、動画素人でもできるんだわー
動画編集ソフトすごい…

文章には、推しの「方丈記」愛が詰まっております。
動画は、現段階の精一杯です。

是非、聞いてみてくださいませ。

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