8/25 パウエル議長の発言に注目
あいさつ
兼業トレーダーのBancilです。いつもご覧いただきありがとうございます。投資5年目/テクニカル4割/ファンダ6割/兼業トレーダー/ファンダを勉強中でnoteはアウトプットの場として活用中❕
ファンダメンタルズ
昨日の値動き
SP500⬇️NASDAQ⬇️US2Y⬆️US10Y↗️USD⬆️
JPY➡️EUR↗️GBP↘️AUD↘️NZD↘️CAD↗️OIL↗️
株式市場:今週は大型ハイテク株の買いによってSP500やNASDAQは上昇していましたが、金利の上昇と共に反落しています。AI関連の前線に立つエヌビディアは朝方に6%も上昇しましたが、引けにかけて上昇分を失い、テスラやアップルも大幅安で引けました。株が上昇する事に対してFRBメンバーは嫌気しているので、投資家はパウエル議長がタカ派な発言をしてくる前に利益確定したと見ています。
国債市場:ジリ高が続き高水準で取引を終えました。2年債利回りは5%を挟んだ取引が続いており、5%にのせて定着するのか注目です。一方10年債利回りも上昇しましたが依然、逆イールドの幅は解消されていません。ただ一時の広がりよりかは解消されています。何れにせよ、先週から今週にかけてマーケットは、ジャクソンホール会合に向けた調整の動きになっています。全ての流れはジャクソンホールで決まると思いますので、今日のチャートは注視したいと思います。
為替市場:金利が上昇した事で、ドルは独歩高になっており、ドルストレートは全て下落しています。円はまちまちの為クロス円はレンジ内の動きで、ドル円は上昇しました。昨日はオセアニア通貨の売りが目立ったので、教科書通りのリスクオフでした。
原油市場:景気の先行きが不透明な為、小幅に上昇しています。2日連続で78ドルを割るも、下髭を出して確定しています。原油の均衡価格は1バレル70〜80ドルとされており、どちらかにブレイクしてもすぐに戻してしまいます。
新規失業保険申請件数
毎週発表される新規失業保険申請件数は3週間ぶりの低水準になりました。ハワイで起こった山火事が大きく影響しています。結果は以下のとおりです。
申請件数 前回23.9万件(修正24.0万件) 予想24.0万件 結果23.0万件
継続受給 前回171.6万人 予想170.8万人 結果170.2万人
結果を受けてマーケットの反応は金利上昇、ドル高、株横ばいになっています。
今回の発表で、雇用主は健全なペースで採用を続けており、レイオフについてもペースが弱まっていると発表されました。これだけ金利が高水準に居ても、雇用の底堅さは続いているので、引き続き注目です。
要人発言
・FRBコリンズ総裁は[追加的な引き上げが必要かもしれないし、かなりの期間にわたって据え置くことができる段階に近いかもしれない]と述べました。同総裁は投票権はないものの、ハト派として知られています。また[需給が持続的なレベルで再調整された状況で、インフレ率を2%に戻すためには一定の時間がかかるだろう]とも語っていました。
・FRBハーカー総裁は金利に関して[恐らく十分なことをした]とコリンズ総裁とは真逆の発言をしました。
まとめ
今日のジャクソンホールで今後の流れが分かりやすくなると思います。パウエル議長の発言には全てをひっくり返す力があります。予想してポジションを取ると逆へ行った時に、証拠金が吹っ飛ぶ可能性が高いのでポジションを持たないのが1番です。ポジションを持たない理由としてはもう一つあり、フラットな考え方ができなくなる点です。パウエル議長の発言を聞いて、流れができた時にポジションを持つ方が良いです。
今日の注目指標
23:05→ジャクソンホール会合
パウエル議長発言
28:00→ジャクソンホール会合
ラガルド総裁発言
それではまた来週(^∇^)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?