人間は中心なんかじゃない

最近すごく自分のこころの中で叫んでいたフレーズなので、
今日はこれをテーマに書こうと思う。

「人間は中心なんかじゃない」

科学や技術が発展して、様々な自然現象を、再現性をもって扱うことができたり、想像したこと、思い描いたことを実現していくことを人類は行ってきた。

その科学や技術の飽くなき追求の結果、たとえば環境汚染がおきたり、生態系が壊されたり、資源を枯渇させたり、生きるためではなく楽しむために多産多消費したり、地球上に住んでいる一生物にも関わらず、好き勝手やってきている。

その結果、私達の生活は(何をもって豊かというかの定義はおいておいて)豊かになったし、宇宙の真理にも一歩一歩近づいているように見える。

こうやって自分たちの思い通りにしてきたからこそ、どこか
人間の手の上に、意志の上に、地球や宇宙、自然、生命が乗っかっているように勘違いしている部分があるのではないか?と
SNS上の投稿や、ニュース等で使われる言葉じり、姿勢等に感じることがある。

そして特にそれは、テクノロジー信者である、IT業界では多くそういった人がいるように思える。

「人間中心デザイン」とかという言葉もまさにそうだし、
ある有識者の方がおっしゃっていた絶滅危惧種が絶滅危惧種認定から個体が増え外れたことについて、人間はもはや種すらもコントロールすることができるとか、、、

でも実は人間なんて何も中心なんかじゃないと自分は思う。
地震が来たら、せっせと地表に立てた建物はこわれ、津波にも逆らえず、
台風が来たら、じっとすぎるのを待つしかない。
なんなら気候変動が起きて水がなくなってしまったら、その土地には住めないし、食べているのだって、すべては命のエネルギーのいただきものだし、生態系の複雑なメカニズムがなければ基本的には恵みを享受できない。
植物が光合成してくれてなければ、酸素も吸えない。
なんなら腸の中の細菌たちが頑張ってくれなければ、自分たちは食べたものを身体の中に取り込むことだってできない。
太陽の表面温度がちょっとあがったら、それだけで地球上にいる私達は生きていけない。

常にもちつ、もたれつで生きている・生かされているわけだから、そのつながりや恵みに感謝して、互いのことを大事にしながら生きていきたいし、そういった在り方で物事を捉えて、実践していきたい。

ふとしたところで人間中心に考えている、うまくコントロールして結果を手に入れようとする自分もいるなぁと思ったので、中心じゃないよ、って自分に気づかせるためにこれを残そう。

なにかを取り組む時は、目の前のひと、目の前の組織、会社だけではなく、そこにつらなる様々なひと、会社、そして生命、自然、地球、そこまで考えて、どういったシステムが流れていくものなのか?を考えたい、実現したい。

読んでくださりありがとうございました。感謝します。

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