pearl→X

公開順はタイトルと逆である。『X』が先に公開され、その前日譚としての『pearl』が公開された。私はといえば、『X』の時はのり遅れ、未鑑賞のまま『pearl』の公開がきてしまったので、こっちを先に鑑賞。録画しておいた『X』を次に鑑賞という、時系列通りの鑑賞となった。

以下ネタバレ。まず、『pearl』は、大量殺人を行う女性パールを主人公としながら、最終的にはその主人公に感情移入してしまう構成になっており、それが見事。それを実現できたのは多くは主役のミア・ゴスの力と思うが。

続いて『X』。こちらは、『pearl』に比べると評価は今一つのようだが、『X』におけるパールの言動や好みの理由が『pearl』で明かされるという、因果関係を正しい順で鑑賞してみると、つまり深堀り済みのパールというキャラクターの言動については、ああそうだよねという納得感が得られる。まあこんなことは意図していなかったでしょうが。なので、こちらも普通に楽しめた。

なお、本作は三部作ということで、最終作『マキシーン』にもぜひ期待したい。


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