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十年一昔

 十年一昔というけれど、10年前に想像していた未来と、今の自分を取り巻く環境とを比べると、色々な意味で、想像していた未来と全く違う場所にいるのだな、と実感している。

もっとできたこともあっただろうし、やらなくてもいいことに注力しぎすぎたこともあった。ほんの小さな成功と小さくない失敗とを交互に繰り返し、その都度、様々な景色を見て、幾多の感情を抱いた。希望を抱いたこともあったし、失望したこともあった。糧になることもあったし、無為に時間を浪費したこともあった。

そのすべてを、雑に、無理やりに一言でまとめると、「経験」という言葉に集約されるのだろう。ともすれば、次の10年間で、僕はどんなことを「経験」し、どんな未来の中にいるのだろうか。

想像もできない斜め上の未来に身を潜め、必死に何かを探しているのだろうと、それだけは、確定しているような気がする。10年前の自分が、今の自分を想像すらできなかったように。

2023年、次の10年への1年目。色々な楽しい「経験」ができますように。



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