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梅田の10年

今日は大阪の中心地、梅田に貨物駅があった話し。

もともと僕はカメラが好きで、幼稚園の頃から写真を撮っていました。
10歳の頃、たまたま家にあった旧東ドイツのフィルムカメラを手にしてからはフィルムにシフト。
お年玉で中古のタクマーレンズ(60年台のペンタックスのレンズ)を買い求めるような変な人に・・・(笑)
小さかったのでカメラ屋さんでは色々よくしてくれました。あの時の皆さん感謝してます。

さて、被写体はと言うと説明が難しいのですが、滑稽に感じるもの、なぜここにこれが?や一種の違和感のようなものを撮りたかったのです。

ある時梅田へ行くと、ビル群の中に突如現れる広大な敷地を発見。
これが今日のテーマ、梅田貨物駅。
被写体として面白かったこの場所はすぐに気に入って、記録を始めました。

スカイビルから見下ろす。眼下には無数のコンテナ。

時には駅員さんや近所の人と仲良くなり、世間話をしたりと、大阪駅のお隣さんなのにまったく違う姿が面白い場所です。

看板の標語も手書き。

そんな貨物駅も廃止と再開発が決まり、2013年の春に廃止。
廃止直前、仲良くしていた駅員さんが若い人は次の移転先に転勤するけど、もう歳やからここで一緒に退職する事にしたと聞いた話しは今でも忘れません。

そもそも今のグランフロント大阪の土地はここの第1期の再開発地区で、ここも元は貨物駅。
そうして今、2023年線路は地下にお引越し&新駅も開業。跡地ではビルの工事が進んでいます。

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