見出し画像

Linhof technika

フィルムカメラを長いこと使ってきましたが、長年の憧れリンホフをついに導入しました。
まさかこんな日が来るなんて。

トヨビュー45G

ことの始まりは、トヨビューを買って大判を始めたこと。
このカメラはビュータイプなので、とにかく自由度が高い。それは被写体に合わせてどんな要件もクリア出来るメリットがあるのですが、同時に大きくて重いことがデメリット。
このカメラを使っていくうちに、4x5のフォーマットが自分に合っていることは実感しましたが、もっと気軽に持ち運べたらと言う理想がチラつきます。

自作のカメラ

そこで10代の頃に作った自作カメラを改造して4x5対応にしますが、これではせっかくの大判レンズは使えない。

そうしてついに

僕がカメラに求める条件は、
①手持ちができる
②4x5カメラ
③アオリ等自由に使える
④軽いor小さい
⑤耐久性に優れている
⑥距離計付き
ざっとこんな感じですが、条件を満たすカメラ=リンホフだったのです。
元々35のライカ、中判のハッセル、大判のリンホフといった具合で高級な訳でして、庶民が買えるましてやアマチュアが使うようなカメラではないのですが、今やフィルム界は絶滅が見えるような位置。ちょっと頑張れば買えるカメラに。

そうこうして探していると、状態の良いスーパーテヒニカに出会えたので、思い切って導入です。

使ってみて思ったのはとにかく軽くてコンパクト(トヨビュー比)
そして道具としてとてもよく出来ているのです。
小さいレバーもありますが、壊れたりしなさそうな安心感が心強い味方です。やっぱり外で使うと何があるかわからないですからね・・

と、とにかく手に入って嬉しいのは確かなのですが、昔はどんなに頑張っても諦める人が多かったであろうカメラ。
そんなカメラを容易く手にして良いのか。少々不思議な気持ちがあるのも事実。
僕の使命はフィルムを次の世代に残していく事だと勝手に思っているので、リンホフとトヨビュー、このカメラたちには、まだまだたくさん活躍して貰うことにします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?