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かなしいこといろいろ

かなしいことは、いろいろある。
歳をとって目が悪くなり、そのせいもあって集中力が低下したこと。
身内が耄碌し、仕事中に何十通もメールを送ってくること。
仕事に身が入らず、職場でアホのおばはんポジが確定していくこと。
愛されたい、褒められたい、愛でられたい、満たされたい、という願いを未だに捨てられないこと。

視力低下
もともと目は悪い。近視と乱視に老眼が進んで、遠くも近くもよく見えない。読書で気が散るのは、そのせいもあると思う。

身内
父親は知能指数が異様に高く、暴力的な環境で育ち、昔から自分のことしか考えない人だった。私と二人の弟は散々な目に遭ってきた。母親が亡くなってから十数年、弟達と仲良くもなかったので、ほぼ私一人で父親の入退院や日々のパニックや愁訴の相手をしていたが、最近の骨折をきっかけに三人体制にしてもらった。
弟二人と分け合うことで、負担はかなり軽くなったが、父と私は共依存になっており、苦しくて辛いことには変わりない。
ちなみに、母親もすごく変な人だった。

あほのおばはん
他人のためなら身を粉にして働く性格だ。長くいる職場では、数年前まで、直属上司の業務を円滑にまわすために働いていた。彼が異動し、他にも要因があり、現在は当時に比べて明らかに仕事に身が入らない。周囲の人は迷惑している。
自分でも信じられないようなミスをする。視力の衰えも原因の一つかと思う。
注意されたり、訂正されたりする度に嫌な気分になるが、できないんだから仕方ない。受け入れつつある。

捨てられない願い
愛すること、愛し合うこと、愛されること。
他の人との間につながりを感じること。
11歳の時、ある夢をみた。何度も書いているので内容の詳細は省くが、登場人物は、現実には存在しない男性だった。
夢から40年以上経っても、彼と一緒にいた時の居心地の良さははっきり覚えている。ああいう心地よさを現世で感じたことは一度もない。彼との間には確かなつながりがあり、彼は私の良い面を見て、理解してくれていた。

性的に目覚めるかどうか、という年齢だったので、彼を思い出しても性的な魅力は感じない。私に良い兄がいれば、こういう気持ちになったのかな?と思う。