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プレイヤー・オーディエンス・カイロプラクター・メイカー。 観た舞台のこと、映画のこと、…

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プレイヤー・オーディエンス・カイロプラクター・メイカー。 観た舞台のこと、映画のこと、備忘録など。

最近の記事

【#観劇レポ】心は、魂は、囚われることはない。

形あるものや、体は、奪われたり、失ったり、囚われてしまうこともある。 でも、形ないもの。経験や、知識、そして心は、なにものにも、奪うことはできない。囚われない。縛られることはない。 「踊りたい」という気持ちは、なにものも踏み躙れないし、奪えないし、制することもできない。「踊りたい」と思ったが最後、あとはその人の動き出す体に、すべて任せるだけなのだ。 「好き」が思い余って、『佳人の戎場』サントラまで作ってしまった。内容は、分かる範囲の曲のみだが、それでも、一度聴くとあのシーン

    • 【#2023】1年間、毎日欠かさず、日記を書き続けるということ。

      いや〜3日坊主選手権長野県代表のわたしが、まさか1年間、何かを続けられるとは思っていなかった。でも、続けられた。やり遂げられた。 何故、「1年間日記を書く!」と決めたか。きっかけは、わたしの尊敬するカイロプラクターの先生から聞いた話だった。 先生のお父様はもともと、村議会議員を長年勤めている方で、そんなお父様は、「日記をつける」という習慣を長いこと続けているそうだ。もちろん今でも。 先生はお父様のその習慣を尊敬していて、「俺もなかなか『続ける』ということができない人間だから

      • 【#美術館】凡人の顔は、チケットのごとマッツァオ。

        インスタの広告で偶然見かけて、「えっこんなの今やってんの!?」とびっくらこいて(死語)まんまと行ってしまった、「エドワード・ゴーリーを巡る旅」展。(6/11まででした)(大遅刻レポ) 数年前からエドワード・ゴーリー氏の絵本を少しずつ買い集めるような、こっそりファンだった私にとっては、行くしかない展覧会だった。 著作権の問題もあるため、作品そのものの写真は撮れなかったが、中には壁いっぱいのタペストリーにされた絵もあり、幸いにも、それは撮影が許可されていた。 本来なら真正面か

        • 【#観劇レポ】ここは、いつから地獄だったのか。

          最近の私の口癖で、「この世は地獄だよ」という言葉がある。 最近、大なり小なり、そう感じる事件が多いから。身の回りでも、液晶画面越しでも。 でも、ああ、地獄なんか、望んで行かなくっても、顕現しようと努力しなくても、やっぱりこんなに近くにあったんだあ、と、終始鳥肌が立っていた。 上質なエンターテイメントは、観ると疲れる。 今すぐ、瞬間移動が出来たら家のベッドの上に今頃いるし、iPadを持ってたらそのメモアプリ開きっぱなしにして一気にドカドカと感想を書き出して、誰にも会いたくな

        【#観劇レポ】心は、魂は、囚われることはない。

        • 【#2023】1年間、毎日欠かさず、日記を書き続けるということ。

        • 【#美術館】凡人の顔は、チケットのごとマッツァオ。

        • 【#観劇レポ】ここは、いつから地獄だったのか。

          【#映画レビュー】君が愛する世界が、どうか、やさしくありますように。

          映画『his』を観て。 理想郷。 全ての人に、普くやさしい世界なんて無いのかもしれないけれど、それでも人は、その場所を夢見ることをやめない。 この作品を、「夢物語だ」「都合が良すぎる」と言う人もいるかもしれない。でも、私は、こんな世界が欲しいと思う。 「子供ができて・生まれてから、初めて親になる」。 よく聞く言葉だけれど、この言葉は、血の繋がっていない人々の間でも通用するのだ、と、私はこの映画に教えられた。親になる、親になっていく。 お父さんなのか、お母さんなのか、は

          【#映画レビュー】君が愛する世界が、どうか、やさしくありますように。

          【#観劇レポ】君は、光。ホグワーツ特急で見た、いくつかの走馬灯より。

          ずっとこの日を待っていた! クリスマスだもの、何か特別なことを!と、胸を躍らせ速攻で予約した過去の私、グッド・ジョブ。12月24日、クリスマス・イブ。大人になってしまった私には、サンタさんはもう来ないので、そんな私に、私自身がプレゼント。 今年のクリスマス・プレゼント、それは、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』を観劇すること! 結果、最高のクリスマス・プレゼントでした。クリスマスの実感なんて、大人になってしまえば正直無いようなものだけれど、確実に、特別なプレゼントになっ

          【#観劇レポ】君は、光。ホグワーツ特急で見た、いくつかの走馬灯より。

          【#観劇レポ】滞在先、月の荘、備忘録。

          8月12日、18:47。揺れ、走り始めた帰りのバスの中で、わたしは、亡くなったふたりの祖父のことを思い出していた。 日穏-bion-第15回公演『月虹の宿』観劇。 日穏の作品を見るのは第12回公演の『オミソ』以来で、久しぶりのリアルで自然で素朴な舞台を観られるのが楽しみだった。 結論から言うと、ボロボロに泣いた。それはもう、ボロボロに。専門学校の講師でもあった杢元さんの投稿を見て、予備のマスクを持っていったが正解だった。 柴田理恵さんのお芝居は力強く、また繊細な悲しみが

          【#観劇レポ】滞在先、月の荘、備忘録。