新入社員の方に贈る言葉

 私はもう「新入社員諸君!」みたいなツイートする年でもないけど、もし一つだけ言うとしたら勉強だけは続けた方が良いと思う。それは資格である必要は無くて、異業種の人と飲み行くとか、本読むとかでもいいけど、自分に何が必要か、目的を持って能動的に学ぶ姿勢だけは持ち続けた方が多分良い。

「資格なんか取っても」という意見に思うのは、自己啓発の本質はその時何を持ってるかでなく、「必要になったことを都度身につけられる人間でい続けるか否か」って点にある。これを放棄するってことは、いい年こいて真顔で「初めてだから分かりません」って答えるおっさんおばはんになるってこと。

一度そうなったら多分二度と抜け出せないし、chatgptが何でも答える時代に毎日決められた伝票打つしかない人間に頼むことがあるかってこと。ワシは長い目で考えて本当のリスクヘッジは今どこにいるか、今何ができるかではなく、必要な物事を必要になった都度習得できる人間であり続けることだと思う。

大事なことは、人に勧められた物に飛び付くのではなく、社会は今後どうなるから、何が求められて、自分はその中でどう立ち回るかを、自ら考えることだと思う。自ら考えられるってことは、例え間違ってもステータスを更新すれば立ち直れるけど、人に言われてやってたらそいつが嘘つきだった時終わりだ。

私は最近銀行を出て何かの専門家になって大活躍されてる方を何人かフォローしてるんだけど、皆保険とか相続とか税とか、何かのスペシャリティを身に着けて大活躍されてる。最後に頼れるのは自ら仮説を持って専門性を身につけることと、その過程で仮説を更新し続けるプロセスを身につける事だと思う。

 高度な専門家と言われる人達が優れているのは昔の勉強した事実でも肩書でもない。年齢不相応な吸収力と素直さで何時までも学生の様に自説や前提を更新できる事にある。そして彼らは一生勉強してる。50過ぎたおっさんが必要になったと言って初学で合格率2割の資格を一発合格してくる姿には戦慄する。

 長くなったけど結論は勉強した方が最期お得だと思う。嫌なら無理にとは言わないけど、多分、これからの会社とかは「初めてだから分かりません」のおっさんおばはんに意味わからんくらい冷酷なので

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