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パッキャオ引退

今日はスポーツの話題では、大谷選手がアリーグのMVPを万票で獲得したということでもちきりだったが、少し前にボクシングのマニー・パッキャオが引退したので、そのことに触れてみたい。ボクシング界では大きなニュースであったが、しかし、密かに引退したといった印象が自分の中ではあった。

パッキャオの試合を初めて見たのは、オスカー・デラホーヤを倒しデラホーヤ時代を終わらせるかのような印象を残した後のWoWoWでテレビ観戦したスーパーライト級タイトルマッチのリッキー・ハットン戦だ。圧巻の2ラウンドKO勝ちに衝撃を覚えた。それから、パッキャオの試合は楽しみでほとんどテレビ観戦し、無敗王者のフロイド・メイウェザー・ジュニアとの対戦を待ち望んでいたが、なかなか実現しなかった。アメリカにいた頃にもし対戦が実現したら、ラスベガスまで観戦しに行こうとも考えていた。結局、日本に帰国した年に対戦がついに実現した。負けてしまったが、ボクシング玄人好みの試合をして楽しませてくれた。パッキャオファンとしては、メイウェザーとの再戦でリベンジを果たして欲しかったが、先にメイウェザーが引退してしまいその望みは絶たれた。メイウェザーが復帰するという噂も流れたがいつのまにかお流れになっていた。

どちらかというと、メイウェザーは悪役で、パッキャオは正義の役を演じたように思う。幼少期は極貧で暮らし、スーパースターまでのし上がりフィリピンでは国民的ヒーローになった。フィリピンでのパッキャオの試合の視聴率は最高98%とも言われる。ボクサー後半は政治家と掛け持ちであったが、国のために頑張り、その人間性からアメリカでも愛された。メイウェザーとパッキャオで一時代を築いたが、その時代も終わりを迎え、次の時代が来ている。もうパッキャオのように楽しませてくる選手はでないと思っていたが、イチロー選手の後の大谷選手のように人材は次から次へ出てくるものである。それは、なんと日本人の井上尚弥だった。

#パッキャオ #メイウェザー#ボクシング#井上尚弥#ウェルター級#フィリピン#ラスベガス#WoWoW

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