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001.「要介護5」でも旅行に行けるの?ユニバーサルルームを紹介するホームページを始めました。

【全国バリアフリー旅行情報センター】
昨年からコツコツと、要介護高齢者・車いすユーザーとそのご家族を対象に、宿泊施設のユニバーサルルーム紹介などを行なう「全国バリアフリー旅行情報センター」のホームページを制作しています。

2021年の東京オリンピック・パラリンピックを契機に、公共交通機関や観光施設、宿泊施設のバリアフリー化が進み、要介護高齢者や車いすユーザーの方々は、だいぶ利用しやすくなり、旅のカタチも大きく変わってきています。

長年、旅行会社でバリアフリー旅行(募集型企画旅行商品)の企画・手配・添乗業務を行なってきて、これからのユニバーサルツーリズム推進活動は、今までのような “物理的課題を解決するバリアフリー旅行商品” の企画販売だけでなく、以下の、4つの取り組みの必要性を感じ、推進したいと考えています。

①社会的課題を解決するバリアフリー旅行商品の企画実施(異業種や地域との連携による)
②学生を対象にした「心のバリアフリープログラム」の企画実施(障がい・障がい者理解促進)
③地域トラベルサポーターの人材育成と活躍の場を提供(地域・宿泊施設等との連携)
④旅行の申込みをスムーズに行なうためのバリアフリー情報配信

このサイト運営の目的は、④の取り組みになりますが、

旅行者側からすると、「旅行に行きたいと考えてから旅行の申込み完了」までのプロセスが、障がいがない方と異なり、観光・宿泊施設等が、自身の運動機能に適応するかの確認が必要とする方が多く、高齢になるほど、その手続きがおっくうになります。

提供者側(旅行会社)からすると、「障がい」を理解した上で、手配確認することは手間がかかり、「障がいがある方からの問合せは、効率が悪くて面倒…」と考えているスタッフも少なくないと考えています。

また、宿泊施設は、東京オリンピック・パラリンピックを契機に、客室のバリアフリー化の改修をしたところが増えましたが、今後、利用者が増えなければ、いつか「一般客室」に戻されてしまう懸念があります。(※1980年の長野冬季パラリンピックの際に、このような事例が多数ありました)これからは、もっとユニバーサルルーム(バリアフリールーム)の存在を広く知っていただき、次回改修時には、更に改善したり、部屋数を増やして欲しいです。

このプロジェクトは、これらの課題を少しでも解決したいと思い、活動しています!宿泊施設(ユニバーサルルーム・バリアフリールーム等の情報)だけでなく、観光地や交通機関等のバリアフリー情報も配信していきたいと考えています。

どうぞ、宜しくお願い致します。m(_ _)m

WEBサイトのトップページ(全国バリアフリー旅行情報センター)

※2022年度(2023年3月末)の完成を目指し、情報入力作業を行なっています。


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全国バリアフリー旅行情報センター/note
要介護のご高齢の方たちが、旅を通して、いつまでも自分らしく、より豊かな人生を過ごすために、noteを活用して全国のバリアフリー旅行情報を発信して、ユニバーサルツーリズムの推進活動に取り組んでいます。

■伴流高志|banryu takashi (プロフィール
1997年より、要介護高齢者及び障がいがある方と、そのご家族の旅行企画・販売(バリアフリー旅行)に携ってきました。介護福祉士の資格を取得し、世界72か国・国内47都道府県すべての地域のバリアフリー旅行(添乗員同行の募集型企画旅行商品)の旅行計画・手配・添乗業務を行ないました。今後は、個人向けのバリアフリー旅行の普及にも貢献したいと考え、本サイト(Note)を運営しています。

■全国バリアフリー旅行情報センター
2020年より、要介護高齢者や車いすユーザーが旅行に出掛ける際の「宿探しの手間」を少しでも省くことを目的に、バリアフリールーム・ユニバーサルルームの設備があるホテルを紹介するサイトを運営しています。(個人)

近畿日本ツーリスト株式会社/ユニバーサルツーリズム推進活動
2018年より、長年取り組んできた(物理的な課題を解決する)バリアフリー旅行*募集型企画旅行から、東京オリンピック・パラリンピックを契機に、超高齢社会や共生社会をキーワードにした様々な社会課題を、異業種や地方自治体と連携しながら解決していく社会課題を解決を目的としたバリアフリー旅行の企画提案を行なっています。また、2019年より、全国の中学・高校・専門学校・大学へ、生徒向けの「心のバリアフリープログラム」企画提案を行なっています。

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