005クモガタヒョウモン

タテハチョウの中にヒョウモンチョウ類があります。
その中で好きな蝶の1つがクモガタヒョウモンです。
近年は平地でも見る機会が増えましたが、低山の草地に生息します。
5月頃に羽化して雄は雌を探して飛び回り、たまに吸蜜して栄養補給をします。

雄は前翅に1本の黒い性標があります。ヒョウモンチョウ類は種によって性標の本数も違います。
雌は雄より遅れて羽化しますが、春先に見る機会は少ないです。
前翅の白い斑紋が特徴です。

この時は雄が求愛しましたが、雌には交尾する気はないようでした。

撮影前に交尾していた可能性が高いです。
ヒメジョオンでの吸蜜が多いですが、アザミやウツギも生息地に咲いていれば吸蜜します。
翅裏は地味ですが、少し開いているので綺麗に写っています。

交尾は2回観察しています。
1回目はゆっくり撮影できました。
やはり翅裏は地味です。

少し移動して翅を開きました。
雌雄の違いがよく分かります。

クモガタヒョウモンは発生から3週間程度で夏眠します。
交尾した雌はすぐに夏眠体制になって観察する機会が少ないのではないでしょうか。
草原を多数の雄が飛び回っても雌は全く観察できないことが多いです。
秋になると活動を再開しますが、雄は夏眠前に死んでしまうことが多いとも言われています。
雌は秋には観察機会は多いですが、綺麗な個体でも春に比べると色褪せています。
産卵は草地の茂みが多いので撮影は困難です。

孵化した幼虫はスミレを食べて成長し、幼虫で越冬します。
暖かくなってスミレが増えると幼虫も更に成長して再び美しい姿で草地を飛び回ります。
綺麗な姿を撮影できるのは限られた期間なので、毎年の楽しみです。


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