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どういう職業の人が一番カッコいいか、昔妻に聞いた話、と『世界はひとりの、一度きりの人生の集まりにすぎない。』の感想文と取材をお願いします

妻とまだ付き合い始めたばかりの頃、「どういう職業の人が一番カッコいいか」っていう話をしていたんですね。

ところであなたは、どんな職業の人が一番カッコいいと思いますか?

大泥棒ってカッコいいですか? 若い頃はルパンとかってカッコいいと思ってたけど、大人になってみたら、泥棒ってちょっと困るなあって感じている自分がいます。盗まれたくないじゃないですか。

スパイってカッコいいですか? 若い頃はスパイってカッコいいと思ってたけど、大人になってみたら、すごく大変そうなお仕事だなあって感じている自分がいます。拷問とか嫌ですよね。

まあそれで、妻に「やっぱりミュージシャンが一番カッコいいよ。楽器ってすごいよ。歌ってすごいよ」って言ったところ、妻が、「そんなことない。作家が一番カッコいい」って断言したんです。

これいろんなところで書いている話なのですが、僕、妻に付き合ってもらうために一ヶ月間、毎日妻にラブレターを書いたのですが、その中で「僕はいつかすごい作家になるから、僕と一緒になれば、あなたは貯金通帳のゼロが増えていくのをチェックするだけでいい」って豪語してしまったんですね。

それをふまえて、妻は「作家が一番カッコいい」って僕に言ったんだと思います。「私はあなたが作家になるって信じてるから」ってことだったのでしょう。

あなたはどうですか? 自分のやりたかったこと、ちゃんと実現できてますか?

それから色々ありまして、僕、今まで8冊、本を出しているんですね。どれも面白く書けたと思うし、増刷した本もあるし、全く売れなかったっていうことも、まあないんです。

でもまだ自分を作家と名乗る自信はありません。

理由はまだベストセラーが出てないのと、どうしても書きたいと思っているテーマの小説が出てないからなんです。

僕、今、54才でして、「あと10年で死ぬかもしれないなあ。5年かもしれない」って思うようになりまして。

僕が想像するに、僕が死んだとき、すごくたくさんの人が、「bar bossaで林さんと話した思い出」という種類の文章を発表してくれると思うんです。SNS(はまだあるかな)や、このnote(はもちろんあるし、もっと大きくなっているでしょう)なんかで、僕とお店のことを書いてくれると思うんです。

その瞬間に、「へええ。林伸次っていうバーをやりながら書いていた人がいるんだ」って初めて知って、僕が書いた本を手に取ってくれる人がいると思うんですね。

それで、「林伸次はやっぱり人に話を聞くのが上手いんだなあ」とか、「林伸次の恋愛コラムは今はもう古いなあ。昭和の人だったんだなあ」とか、いろいろと感じてくれるじゃないですか。

そんなときに、できれば残しておきたい本がありまして。それが今日10月4日にやっと出るんです。

僕、基本的にマーケティングの人なので、「こういうのを書いたら読まれるだろうなあ」とか「こういうのは誰かが書き残しておいたら後で意味があるなあ」とか、いつも考えながら書いてるんですね。

でも、そういうマーケティング魂ではない、一番僕が好きなタイプの本、もし僕が、「へええ。林伸次っていう書き手がいたんだ。読んでみよう」と思って、読んだときに「え? この本すごく好き。いい本見つけちゃった」って思うような本って、どんな本だろうって考えたとき、藤子F不二雄が言うところの、「少し不思議な話」の物語なんです。

あるいは僕、寺村輝男の『ぼくは王さま』が大好きだったり、星新一が大好きだったりするんですね。そういうのが一番好きなので、僕もそういうの書けたらなあと思って、書きました。

『世界はひとりの、一度きりの人生の集まりにすぎない。』というタイトルです。編集者の竹村優子さんと数年かけて作りました。ちなみに竹村さんは、「夏目漱石の夢十夜みたいな小説って説明するのがいいんじゃないですか」って言ってくれてます。

この本の感想文を、こちらのnoteで書いていただきたいなと思いまして。

こちらのnoteで「#せかひと感想文」ってハッシュタグをいれてくれたら、僕が読みに行きます。必ず僕のXでシェアします。その感想文の中から、すごく良かったのを3作選んで、幻冬舎plusに掲載して、図書カードを5000円プレゼントいたします。締め切りは11月30日でいかがでしょうか。発表は僕のXと、このnoteで発表いたしますね。

あと、いつものように、取材をお願いいたします。下のようにこのnoteで発表していただいても結構ですし、あなたのVoicyやYouTubeにも出ます。もちろん宣伝ですので、僕は出演料はいただきません。bar bossaのお昼の空いている時間に取材しに来てください。プロ、アマ問いません。もちろんZOOM等の取材でも大丈夫です。もちろんもちろん、各メディアでも是非お願いいたします。

あと、この『世界はひとりの、一度きりの人生の集まりにすぎない。』をお買い求めいただいた方、bar bossaで1杯サービスいたします。本屋のレシートか、ネットで買った履歴を僕に見せてください。

それではよろしくお願いいたします。


サポートしたいと思ってくれた方、『結局、人の悩みは人間関係』を買っていただいた方が嬉しいです。それはもう持ってる、という方、お友達にプレゼントとかいかがでしょうか。