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Bくんのインベーダーゲームと、11月1日の日記

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#私小説

前回、駄菓子屋のピンボールのことを書いていて、Bくんのインベーダーゲームのことを思い出した。

Bくんは身体が大きくて、少し太っていて、いつも汗ばかりかいていた。Bくんの顔を思い出そうとすると、困っている表情しか思い出せない。今、思うと、もしかしてBくんは少し発達障害だったのかもしれなくて、でも当時の僕たち小学生にはそんな知識はなかったので、みんなBくんをいいように使いっぱしりに使っていたような気がする。

僕の家はBくんの家にすごく近かったので、何かと交流はあったはずなのに、Bくんとどんな話をしたのか全く覚えていない。

その当時の友達とは「あいつとはオールナイト日本の話」、「あいつとは佐野元春の話」、「あいつとはエッチな話」って感じで、何かと共通の話題があったはずなのだけど、Bくんとは何の話をしたのか覚えていない。

小学6年生の頃、Bくんの家にインベーダーゲームが来た。当時、インベーダーゲームは喫茶店にあって、不良がするものだった。

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