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#82 196日ぶりのガンバクラップ【2024J1第2節】

勝ったぞぉぉぉぉぉ!!!!!🔥

ガンバにとってはホーム開幕戦となった第2節、ガンバ大阪対アルビレックス新潟のゲームは、1-0でガンバが勝利しました。

なんと公式戦は昨年の8/19以来の勝利だそうです。しかも完封勝利なんていつぶり!?っていうくらい、久しく忘れていた勝利の味ですね(笑)。
広島でのこけら落としプレシーズンマッチには勝っていたガンバですが、そのときは宇佐美主将の配慮でガンバクラップはしませんでした。そのため、実に196日ぶりのガンバクラップということになります。

ホーム開幕戦で勝つということもここしばらくなかったので、今年のガンバは本当に一味違いそうです。

今回はそんなホーム開幕戦を、勝利の余韻ひたひたの甘々でお送りします。



この試合、ガンバの新潟対策が完全にハマりました。

宇佐美選手と山田選手の2トップがCBに制限をかけSBに出させたところで、岸本選手やアラーノ選手といったWGが襲いかかる、というものです。
状況を打開すべく、新潟は途中からボランチの枚数を増やしてきましたが、それに対しては鈴木選手やネタラヴィ選手といったガンバのボランチがどこまでも捕まえにいき、新潟に効果的なビルドアップをさせませんでした。

それに加え、今季のガンバが昨年と決定的に違ったのが「球際」
五分五分のボールを相手に取られてがっかり、なんてシーンはほとんどありませんでした。キャンプでポヤトス監督に口酸っぱく仕込まれたネガトラも非常に早く、すぐに相手を囲んでボールを奪い返せていました。
切り替え早くボールを奪えているのは、それだけ攻撃時の立ち位置がいいことの証拠でもあります。昨年よりボランチがサイドにサポートにいることが多く、ダブルボランチに変えたメリットかなと感じました。またDAZNでの解説にもあった通り、山田選手が効果的にサポートにいるのも大きいです。

決定機を作りつつもなかなか得点が奪えないガンバでしたが、途中出場の倉田選手が後半にPKを獲得し、それを宇佐美選手が決めて先制します。
この前勝利した8/19にも宇佐美選手はPKを決めており、やっぱり宇佐美貴史はガンバの象徴なのだと感じさせられます。

その後も流れは大きく明け渡さず、むしろカウンターでチャンスを作ったガンバが、そのまま試合を終わらせました。


試合を通して、複数得点できなかったこと以外は完璧といえるでしょう。
プレス、球際、試合の締め方、どれをとっても強者のサッカーでした。
特にプレッシングにおいて、両WGの運動量もそうですが、2トップがしっかり相手アンカーを消しつつ相手CBを制限するタスクを遂行できたことが良かったと思います。しっかり役割を与えられた宇佐美選手が守備であそこまで貢献できたのは、ガンバサポとしては嬉しい限りです。

これでガンバは暫定3位。しかもエースが2試合連続ゴール中と、ここで波に乗らないわけにはいきません。
次節はホーム磐田戦。しっかりホームで勝って、昇格組に格の違いを見せつけたいところです。
1週間空きますが、次節を楽しみに待ちましょう~!

ガンバ大阪、オレ!!!


<以下、選手ごとにコメント>

・一森選手
唯一のピンチはしっかりビッグセーブ。カバー範囲の広さ、コーチング、フィードの精度、どれをとっても文句なしでした。フィードが少しずれただけで悔しがるその姿、さすがです。

・松田選手
半田選手から右SBのスタメン奪取。良くも悪くもあまり目立ちませんでしたが、ボール保持には貢献していました。

・三浦選手
やはり跳ね返させたら一流です。ロングボールに対して、相手のCFにほとんどキープをさせませんでした。おおきなミスもなく、頼もしい漢です。

・中谷選手
相手のカウンターを阻むクレバーなタックルで、2度ほどピンチを防ぎました。何度か不安なシーンはありましたが、無失点に貢献したのは間違いありません。

・黒川選手
この日も見せたオーバーラップのワクワク感はチーム随一でしょう。守備面でもボール奪うシーンが増え、万能になりつつあります。ただしサイドで1対1を仕掛ける役割は、黒川選手ではなくWGに任せられるようチームとして改善してもらいたいところです。ケガは大丈夫そうで安心しました。

・鈴木選手
相手ボックス内にいたかと思えば、右SBの穴をカバーしたりと、まさにボックストゥボックス。小柄ながら球際ではほぼ負けず、ターンがすごく上手いのでボールを失わないのも素晴らしいポイントです。フル出場で走行距離もチーム1。個人的にMVPに推したいです。

・ネタラヴィ選手
ボールさばきは相変わらずさすがで、ボールをほぼ取られません。コンディションも上がっているようで、相手のドリブルに対してとっさに足を出してボールをつつけるようになりました。

・岸本選手
持ち前のアツいプレーを全面に出し、1人で相手SBとWGの2人を追ったり、CBにまで出ていくときも。アツすぎてあやうく退場しかけました。
前節に続き決定機を逸してしまいましたが、それを補って余りある走りっぷりだったと思います。

・山田選手
この人のハードワークは今年のガンバの風物詩になりそうな予感。プレスでの貢献が半端なく、相手ボランチをを牽制しながらCBにプレッシャーをかけ、なおかつ二度追い三度追いをしていました。あれだけ上手くて走れてイケメンで、欠点はないのでしょうか。(笑)

・アラーノ選手
何をやってもクオリティが高いプロフェッショナル。去年ほどテクニックや大爆走を見ることはありませんでしたが、サイドの深い位置をとって攻撃を牽引してくれました。さりげないスルーなんかもしびれます。

・宇佐美選手
2試合連続ゴールはもちろんのこと、守備でもしっかりプレスで貢献し、今や最高に信頼できるキャプテンです。ドリブルがサイドに逃げるのではなく相手に向かうようになり、一段と脅威が増したような気がします。打ったシュート6本が全て枠内というのも良い数字で、ドリブルからのシュートは全盛期そのものでした。青黒のエース、完全復活か。

・倉田選手(66' in)
チーム状態が良いと個人も輝く、それをまさしく体現していた選手です。PK獲得に加え、終盤には巧みなドリブルでボールキープ。解説の方が宇佐美選手と間違えるほどの技術でした。(笑)

・半田選手(66' in)
松田選手にスタメンを奪われて燃えているはず。短い時間ながら果敢な攻め上がりで松田選手とは違う持ち味を発揮しました。

・ダワン選手(80' in)
控えで出てくるのがこの選手とはなんとも心強い。圧倒的強度できっちり試合をクローズしてくれました。

・福岡選手(91' in)
試合後の「おれMVP!」には思わずくすっと笑いました。DFラインどこでもできるユーティリティ性に加えこの人柄。絶対にチームにいてほしい存在です。

・ウェルトン選手(91' in)
全ガンバサポが待ち望んでいた男がついにお目見え。アディショナルタイムに投入されたとは思えないほど、少ないプレー回数でインパクトを残しました。相手を抜くシーンが複数あり、コンディションが万全でないのにあの突破力なら末恐ろしいです。自分のエゴではなくチームのために時間をかせごうとするその献身性も見せ、ウェリントンとの違いを感じました。(笑)

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