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#71 こんなもんかいアトレティコ

12月10日(日)23:00K.O. アトレティコvsアルメリア 2-1

前節バルサに敗れ、なんとしても勝ちたいアトレティコ。
今季まだリーグでの勝利がない最下位アルメリアをホームに迎えました。
アトレティコがホームの連勝記録をさらに伸ばせるかも見どころです。

序盤から、アトレティコがショートカウンターでチャンスを量産しました。前半5分のグリーズマンのゴールは紙一重のオフサイドで取り消しになりましたが、ホームチームが勢いをもって攻勢に出ます。

試合が動いたのは前半17分でした。
グリーズマンが高い位置でひっかけて、中央のモラタへ冷静にパス。モラタは相手DFをワンタッチでかわし、GKとの1対1を制してゴール。
幸先よくアトレティコが先制に成功します。

そのわずか5分後にも、アトレティコにゴールが生まれます。
グリーズマンが相手のクリアを拾い、右ワイドのジョレンへ。深さをとってグラウンダークロスを入れると、最後にコレアが押し込みました。
非常に精度の高いカウンターアタックでした。

モラタ・コレアという最近ゴールから遠ざかっていた2人がゴールを奪い、最高の形でアトレティコが試合に入りました。
このまま楽勝か、と思われましたが、なんと現実は全く違ってたのです。

2失点目を機に、アルメリアは守備時5-2-3にシステムを変更しました。
ボールの取りどころをサイドに限定し、アトレティコのWBがボールを持つと、WB・WG・CHの3人で奪い取る、という守備です。相当な運動量が求められるはずですが、それを実行していたアルメリアの選手たちのがんばりは見事でした。
結果これが上手くはまり、アトレティコは攻め手を失います。

アトレティコはこの日、左インサイドバックにアスピリクエタが先発していました。彼はドリブルでの推進力はありますが、逆サイドへの展開やWBとの連携はエルモソほど得意ではありません。(右利きで、慣れないポジションなので仕方ないことではありますが…)
アトレティコは、左サイドで失って危険なカウンターをくらうシーンが目立ちました。

後半も嫌な流れを断ち切れぬまま、アルメリアのペースで試合が進みます。
そしてついに62分、スコアが動きました。
ミドルシュートのこぼれをバチストンが決め、アルメリアが1点差とします。ここまで当たっていたオブラクでしたが、2度目は防ぐことができませんでした。

押せ押せ状態のアルメリアは、その後も猛攻をしかけます。
いつ追いついても不思議はない展開でしたが、アトレティコがホームの意地で最後の30分間を守り切り、2-1で逃げ切り勝利を収めました。

アトレティコはこの試合になんとか勝ったとはいえ、その内容は全く喜べるものではありません。前半の20分以降はほとんどアルメリアペースだった、と言っても過言ではないからです。
後半もいくつかカウンターは見せましたが迫力に欠け、それよりも横パスのミスやサイドでのロストが目立ちました。
ポゼッションやロングカウンターからのチャンスは試合を通してほぼなく、作ったチャンスはショートカウンターによるものがほとんどでした。

とはいえ、勝利は勝利です。
ホームでのリーグ連勝記録はこれで17となりました。(公式戦は19)
今節バルサがジローナに敗れたことで、アトレティコは再び3位に浮上しています。今日の失態はメンタル面によるところも大きいと思うので、この結果で自信を取り戻し、強者のサッカーを今後も見せてほしいです。

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