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ひとよけいこにっき

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けいこにっき/8

けいこにっき/8

8月18日(火) 念には念を入れよ

いよいよ暑い。稽古場に置かれているサーモグラフ検温表に記入されるみんなの体温もどんどん上がっている。
本来ならばこの夏にオリンピックがあったのだなあと思うと、開催地としてもはや適した国ではなかったんだろうなと改めて思う。
来年もそれは変わらないだろう。

先日、アンダーで入ってくれている紗也美が稽古場へ来る前に嘔吐してダウン。疲れが溜まっているころだったし、も

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けいこにっき/7

けいこにっき/7

8月13日(木) 母ちゃん、おかえり

昨日から『さるすべり』を終えたえりさんが稽古場に復帰した!
息つく間もなく頭からえりさんの出演シーンをさらっていく。

みんなとは一週間ブランクがあったのに、恐るべきスピードで演出を吸収していくえりさん。そのすごさはもちろんなのだけど、やっぱり母ちゃんが帰ってくると嬉しくて、みんなえりさんが出てるシーンを食い入るように見て、笑ったり泣いたりしている。

えり

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けいこにっき/6

けいこにっき/6

8月10日(月) 衣装合わせ

今日は一日かけての衣装合わせ!
密を避けるため、いつものように全員で集まるのをやめてキャストごとに時間割をして行ったのだけど、これは正解だった!

(なんだか姉妹感のある先輩と後輩)

それなりに点数も多いし、いつも一日で全部完璧に決まり切るなんてことは無いから、一緒くたにやってカオスになるよりそれぞれじっくり見れた方が良い。

今回、「衣装進行」というスタッフクレ

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けいこにっき/5

けいこにっき/5



8月6日(木) けいこばおひっこし新しい稽古場に引っ越した。前の稽古場の方が「らぶゆ」や「猫は知る」でも使っていたので慣れ親しんでいるのだけど、みんなの家から近場になったのでこれはこれで便利らしい。ちなみに私はいなかっぺなのでどこでもあまり、変わらない。
車通勤なので、首都高を経由しなくなっただけいいかなあ。

そうそう、コロナ対策のひとつという点でいうと、電車をやめて自転車通勤をしているメン

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けいこにっき/4

けいこにっき/4

8月2日(日) オンラインレッスン

《本日のチャンプロード》

「ひとよ」の公演パンフレット、製作中。
5月のおわり、カムカムミニキーナさんの公演パンフレットで「劇団とコロナ」というテーマの鼎談に呼んで頂いた。議題は5月の時点でのコロナ対策について。コロナ禍における劇団のあり方について。
カムカムの主宰・松村武さんと、阿佐ヶ谷スパイダースの長塚圭史さんと、八嶋智人さんと一緒に、あれこれ語り合った

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けいこにっき/3

けいこにっき/3

「ひとよ」チラシのテスト撮影したのが6月。
テストとはいえアー写のつもりで撮ってもらったのに・・・

そこはかとなく『チャンプロード』感。

7月31日(金) 梅雨のおわりの夢

ひどく鮮明できつい夢を見て、朝から嗚咽してしまった。
芝居が中止になった夢だった。コロナ関連でダメになったわけではなく、なんだかうまく説明できないのだけど、私のせいで中止になる夢なのだった。
それを言い渡すプロデューサー

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ひとよけいこにっき/1

ひとよけいこにっき/1

注:この日記は「ひとよ」の稽古を、桑原裕子の目線で書いているモノです。なのでスタッフや劇団員が行っている様々な作業についてすべて記録できてはいません。実際にはここに記している何倍も何倍も各セクションが動き、働いております。その割合は濃縮タイプのめんつゆ(9:1)くらい。

7月20日(月) 顔合わせ
zoomによる顔合わせ。いつもは逃げ出したいほど緊張するのだけれど、今回はそれ以上に「待ちに待った

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ひとよけいこにっき/0

ひとよけいこにっき/0



稽古日記を書くことにした。「ひとよ」の稽古が始まって約二週間。
リモートでの顔合わせと本読みではじまり、今は荒い立ち稽古でようやく一周した(台本の頭からお尻までやった)ところ。
日ごと変わる状況の中で、演劇とCovid-19対策を模索している日々。

3月の『往転』以来、4ヶ月ぶりの現場。
コロナ禍において、初めての公演になる。
この前後の舞台は、すべて延期になってしまった・・・。

祈りなが

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