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選択肢をどのレベルで持つかという話

中学時代に伊東家の食卓の「20分でトリュフチョコができる!」という裏ワザを実践したら6時間かかった前川です。

今日はあなたは何を選択肢にしていますか?という話です。


1.選択とは
人間は1日に35000回の選択をしていると言います。
 
この仕事でGOを出すか?
転職するか?
取引先に条件の変更を申し出るか?
プロポーズするか?
など重要な選択肢はもちろんのこと。

朝ごはんを食べるか食べないか
歯を磨くのと着替えるのどっちを先にするか
髪を巻くか巻かないか
スーパーで塩味のポテチにするかのりしお味のポテチにするか
コンビニよるかよらないか
挨拶するかしないか、、、

など、習慣でなんとなくやっているように見えることも、実は選択しています。
これらの小さな選択がものすごい量にのぼるため、合計が35000回となるようです。
意識していないことなので、この数字を聞くとビックリですよね。


2.選択には種類がある
この35000回の選択のうち、
前者の重要な選択については意思決定の質を高めたい。
そのために後者の「なんとなくの(質をそんなに求めない)意思決定」の機会を少なくしたい。
そんな話はあなたも聞いたことがあるかもしれません。
「スティーブ・ジョブスは黒のタートルネックを着ると決めている」ですね。

最初からそれを着ると決めていれば、選択のエネルギーを他の選択に回せるわけです。


3.選択にはステージがある
そして私が先輩経営者のお話を聞いていてここ最近思うのが、
選択のステージを選択する」もかなり重要だと思っています。

たとえば、いろんな人がいる場で
「会話に入るか・入らないか」を選択肢とした場合、
曖昧な笑顔のまま、輪の周りで右往左往することになります。
入るか入らないか迷うのに時間をかけていいからです。

しかし会話に入るのは決めてしまって、
会話を盛り上げるか・盛り上げないか」を選択にすると、一つ上のステージになります。

更に盛り上げることは決めてしまって
Aの話題にするか・Bの話題にするか」を選択肢にすると、
もう盛り上げることは決まっているので腹が決まります笑


これと同じで、
なにかに「チャレンジするか・しないか」で選択肢を持つと、あわあわしながら他の誰かがチャンスを選択するまで待ち、早くても2番手、遅いとチャンスを永久に逃すことになります。
しかし「段取りがついてからチャレンジするか・今からそれに全力チャレンジするか」という、
チャレンジすることは決めていてどう取り組むか、に選択肢を持つと、
やることは決まっているので初速からチャンスをひとまず取っていけます。

どのステージを選択肢にするか。
ここの選び方は「頭のクセ」なので、放っておくと過去からの経験にかなり左右されます。
明るいリーダータイプなら最初から会話に入るし、自称人見知りならまず様子を見る。
高校デビュー、大学デビューの際に普段と違う選択を取ろうとしても、なかなかその勇気が出ずに元の選択に逆戻り、などなど。


4.じゃあ選択のステージを変えるにはどうすればいいか
1989年に初版が発行された「7つの習慣」によると、人間と動物の違いはある1つの点で明確に分けられます。

それは、
動物が刺激に対してそのまま反応するのに対し、
人間は刺激に対してどう反応するかを「選択」することが出来るということ。

動物は、
攻撃されたら→怒る、逃げる
お腹が減ったら→獲物を探す
など、なにか外部の影響があればそのまま反応します。

しかし人間は、
攻撃されたら
→なんだよ!と怒る
→まぁまぁ、どしたん?となだめる
→冷静にその場を逃げる
→うん、それで?とひとまず話を聞く
→共感する

お腹が減ったら
→食べる
→我慢して次の休憩にする
→実は断食している

などなど、選択を選べます。
刺激に対してどう反応するか、その間に「選択する」というフェーズがあるのです。

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脳内。

そもそも、「高校デビューしよう」みたいに「成犬デビューしよう」と思う犬はいないわけで。
選択の基準を思いっきり変えてみよう!と意識できるのは、人間だけの特権です。

どのステージを選択肢にするか。
これをどう変えるか、に話を戻すと、
・意識すること
・尊敬できる人、実践している人の選択の基準をパクること(真似するのが一番簡単です)
です。

あなたは普段「何を選択していますか?」
この機会に、選択の基準を変えてみるといいかもしれません。

本日もありがとうございます。

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