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考えごと10:富・名声・力…君を満足させるものはなにか

チェンソーマンが5周目に入った上にTikTokレコメンドも関連動画で埋まっている前川です。
藤本タツキ先生の短編「ルックバック」もついに読んでしまいました。
この人のストーリーはもちろんのこと、表情、季節や時間経過の描き方、表現力がすごすぎて、本当にすごい。(語彙喪失)

さて最近、「自分は何をもって満足するか?」を考える機会が増えています。

ワンピースのオープニングのセリフである、「富・名声・力…この世の全てを手に入れた男」。
子ども時代耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?

人間は機械ではなく、なんらかのメリット・デメリットを元に動いています。自分にとって重要なことがあれば動くし、重要でないことには腰が重くなるもの。
更に自分にとってのメリットは、必ずしも相手のメリットではなく、お互いに価値観の違いに気づいておくと、仕事がよりスムーズに進みます。

たとえば私にとって重要と感じることは、「名声があること」です。
適切な評価や、身近な人に感謝されることにやりがいがあります。
反面、知人のメリットは「富」なので、褒められるかどうかより収入が高く孤独な仕事を好むかもしれません。

今日は、下記に「人が重要視すること」「満足を感じること」をまとめてみます。

1.富…収入が上がること

先日友人の後輩Mちゃんと話していたときのこと。
「転職を1度経験したが、色々あって家賃が当時と同等レベル。ワークライフバランスは整ってきたが、20代後半で自分としても良い時期なのに、収入が新卒時とあまり変わっていないので不安を感じている。副業を調べ始めた」と不安げな顔。

「年収は大人の通信簿」とよく言われますが、彼女にとっての重要なことはまさにこの「収入がある・増えていること」です。
年齢と共に評価基準である収入が上がっていると充足感を感じ、変動がなければ停滞しているような感覚を覚えます。

このタイプの人は漠然と「なんだか変化していない」と感じていることも多いので、具体的な希望年収やその理由を明確にしていくのがお薦めです。
自分が求めている基準が不明瞭だと「なんかやばい」とだけ感じ、自分の現状に焦りを抱えることになります。

2.名声…十分な評価を受けること

私がこのタイプです。収入がどのくらい上がるかよりも、「カッコいい」「褒められる」「誇れる」などを重要視します。
人見知りで目立ちたくはないのに、他人と全く同じ評価ではモヤッとする人や、表彰式に立つとテンションが上がる人などがいます。

収入と違ってメンタル的な要素が多いので「この上司に褒められないと満足できない」「自己評価以上に褒められると違和感を感じる(適切な評価を求める)」など面倒くさい分類が多いのもこのタイプ。

このタイプの人は他者承認のみを求めると、「誰かが褒めてくれないと心が曇る・枯渇する」という状態が続きますので、自分への評価(自己承認)もうまくなっておくとベスト。
「朝ちゃんと起きられた」「人の手伝いができた」「寝る前にちゃんと保湿ができた」など子どものようなことで自分を褒めていくのがお薦めです。
だんだん承認レベルが上がって、自分で自分の心のバランスを取るのがうまくなっていきます。

3.力…実績が上がったり、技術向上すること

私の周りでは、友人Rがこのタイプです。
一時的に評価が上がらないことや、他人からの承認には左右されず、たんたんと自分の実績に向き合うことが得意で、着実に物事を進められる人が多いようです。
(実績が上がったのに褒められない、評価されない、と悲しむタイプは「名声」タイプです)
結果になっていればヨシ、それ以外は管理下にないとちゃんと切り分けて考えられるので、メンタルのブレが少ない印象です。

このタイプの人はその他のことにあまり興味がなく、自分の方が合っていると思えば立場関係なく平気で言い返してしまうこともあるようです。
「人の話もちゃんと聞く」ことができれば、周りに左右されずストイックな姿は仕事仲間として信頼されやすく、頼られることでチーム戦を行いやすくなるはずです。


以上、富・名声・力、なにで人は満足・承認されるかについてまとめてみました。
これ以外に「自分の生活がキチンと設計できていること」など、違う要素を求める人もいるかもしれません。

重要なのは「私にとって嬉しいのは評価されること、だからあなたも表彰式目指してがんばりましょう!」と自分なりの価値観を推すことではなく、
「私にとって重要なのはこれ」と把握して自分に栄養を与えることと、
「この人にとって重要なのはこれ」と把握して周りの人のやる気も引き出すこと。

仕事でも友人関係でも「それぞれの求めるもの」がお互い理解できるといいですね。
私自身も実践していきます。

本日もありがとうございます。

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