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地域創生、働き方、組織論

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地域創生に関する書評や体験記、人生100年時代を生き抜くための働き方改革、学び方改革についてまとめていきます。
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記事一覧

採用はマーケティング?動画で効果絶大!人事も知っておきたい動画コンテンツマーケティング視点〈その3〉

前回まで、採用動画を効果的に取り入れるために考えておくべきことを3つのステップでお伝えしてきました。 最終回は、採用動画のパターンの中でも社員に密着したドキュメンタリー風・インタビューを織り交ぜた採用動画を例にコンテンツに迫ります。そもそも社員密着した採用動画とはどういうものか、理想的な構成も簡単にご紹介します。 ドキュメンタリー風の採用動画 ー中心となる社員を含めた一人ひとりにスポットをあてる よくある定番パターンに、社員インタビューの光景を映像に盛り込むシンプルな採用

採用はマーケティング?動画で効果絶大!人事も知っておきたい動画コンテンツのマーケティング視点〈その 2〉

前回は伝わりやすい「採用動画」によって、企業の魅力を学生(求職者)に訴求することの効果についてお伝えしました。 ただし、動画をただ制作・公開すれば効果を発揮するわけではなく、企業の人事・採用担当者が「どのように運用していくか?」という観点まで見据えることが重要になります。 オンライン化や早期化など、変化の激しい採用環境に対応すべく、今回は採用動画により効果をあげるためのマーケティング視点とそのプロセスを3つのステップでお伝えします。 〈ステップ 1〉自社の採用コンセプトを明

採用はマーケティング?動画で効果絶大!人事も知っておきたい動画コンテンツのマーケティング視点〈その 1〉

2020年春からのコロナウイルス蔓延拡大の影響により、世の中に急速に進んだ採用のオンライン化と買い手市場への転換。 採用現場の変化に対応すべく効果の出る施策の検討・運用を求められている人事担当者も多いのではないでしょうか? 昨今、人事・採用担当者の耳目を集めているのが採用動画を用いた動画コンテンツマーケティングの発想です。 これまでは、東京一挙集中の就職活動もコロナ禍においては、地域、地方にも追い風になっています。 この機に、地元の優良企業は求職者にしっかりとアピールし、

ジェネレーションギャップ に負けない 学生対応 ~ 質より量で勝負せよ ~

「Z 世代」シリーズも、3 回目を迎えました。 初回は、Z 世代と呼ばれる 90 年代後半~2000 年代生まれの世代の特徴をご紹介し、前回は彼ら/彼女らと関わる上での ポイントの 1 つ目をご紹介しました。簡単におさらいすると、ポイントは 2 つ。 ①最大限、相手が求めている情報の提供に努めること ②接点は、一度の質より、量を重視すること 今回は②について、以下で詳しくお伝えしていきます。 さて、はじめに質問です。 採用活動において学生との最初の大きな接点は、多くの場合「

ジェネレーションギャップに負けない学生対応~Z世代の心をつかめ~

前回は、「Z世代」と呼ばれる90年代後半~2000年代生まれの世代の特徴をご紹介しました。 今回はより踏み込んで、採用活動においてこの世代とかかわるうえで押さえておきたいポイントをお伝えします。 先にポイントをここであげておきましょう。 ①最大限、相手が求めている情報の提供に努めること ②接点は、一度の質より、量を重視すること このふたつです。今回は①について、以下で詳しくお伝えしていきます。 「最大限、相手が求めている情報の提供に努めること」についてお話する前に、ひと

ジェネレーションギャップに負けない学生対応~Z世代とは~

これまで、採用のオンライン化についてお伝えしてきました。 概論、オンラインインターン、WEB合同企業説明会…それらをオンライン化する準備できたら、いざ学生との接点を持って採用に繋げる動きをしていきましょう!と、言いたいところですが、まだお伝えしなければいけないことがあります。 現在の大学3年生は、1999年~2000生まれです。時の流れは速いもので、21世紀生まれの学生の就活が本格化する、まさに1歩手前なのです。 経営者の皆さんはこの世代の学生のこと、どれだけ知っています

Amazonに学ぶ!自社で「本当にほしい人材」を採用するために、担当者の役目とそのポイント

コロナ渦の現在(2020年~2021年)は採用のチャンス! というお話をしました… しかし、なかなか一歩を踏み出せない。踏み出したいけど手が足りない。 なんて理由で動けない実態が多くの中小企業では起こっていると思います。 中小企業の採用担当者は本来の業務と掛け持ちで、採用活動を掛け持ちで担当なさる方がほとんどかと思います。 応募者への応対、貴重な人材の退職など、数々のお悩みに日々葛藤していらっしゃるのではないでしょうか。 特に、中途採用の選考において「業界経験の豊富な人

見た目だけじゃ意味がない?本質的な『働き方改革』とは?

ここ数年、働き方改革という言葉をテーマにさまざまな記事が書かれたり、著名人による議論が行われたりしていますが…皆さんや皆さんの会社ではどのように向き合ってらっしゃいますか? 世界的なコロナウイルス感染拡大により、リモートワークなどが当たり前の世の中になり、【働き方改革=暮らし方改革】という捉え方も増えてきていますが、今回は改めて、働き方改革について考えていきます。 1.見た目を変えるのは意味がない?世の中では相変わらず、残業削減やワーク・ライフ・バランス等が声高々に叫ばれる

有給消化の義務化で、休みは『取れない』から『取らせる』時代へ

1.働き方改革と休み方改革 2020年も間もなく終わり、年末年始休暇に入られる方も多い時期かと思います… 皆さんは今現在、年間でどの程度の余暇時間を取っているでしょうか? 「働き方改革」は「休み方改革」休みをいかに楽しむか?活かすか?が人生100年時代においては重要です。 そんな、ワーク・ライフ・バランスが一層重要となる世の中において、皆さんの組織改革は進んでいますか? 2018年6月に成立した『働き方改革関連法案』により、2019年4月1日から10日以上の年次有給休暇が付

2025年 人は「買い物」をしなくなるについて…【書評】

今回の書籍考察は…「2025年、人は「買い物」をしなくなる」 …2025年、人は「買い物」をしなくなる という衝撃と興味を掻き立てられるタイトル。 これからの日本は勿論、世界の消費動向の未来と【デジタルシェルフ】という概念から考えられる今後の社会、生き方から今後の地域創生・地域企業の生き残り・発展にどんな示唆を与えてくれるか考察を述べていきます。 <要約と本書の重要ポイントまとめ> Lightに読める一冊で、世界(欧米)の今と今後の消費動向【デジタルシェルフ】について

全国でイベント中止の嵐…Withコロナ&Afterコロナがもたらす伝統文化

withコロナ&AfterコロナでStay Homeが習慣化され、イベントは全国的に自粛…その先には何が… ・01月16日:日本で初の感染確認 ・01月28日:新型コロナウイルス(COVID-19)を「指定感染病」と閣議決定 ・01月31日:WHO 緊急事態を宣言 ・02月05日:ダイヤモンド・プリンセス号で集団感染が判明 ・02月27日:全国休校を要請 ・02月28日:USJ・ディズニーなど休園を発表 ・03月24日:東京五輪延期決定 ・04月07日:「緊急事態宣言」7都

地域再生の罠…地方が豊かになれない理由とは…【書評】

今回の書籍考察は…「地域再生の罠 ~なぜ市民と地方は豊かになれないのか?~」 …「地域創生を実現します」と空手形を約束する諸施策や成功事例集は、今も乱造されている。だが…(中略)実は不適切だからである。 という世の中の地域創生の成功事例、モデルを推奨する世の中、コンサルタントに対して一石を投じる表紙の一説からはじまる本書。今後の地域創生にどんな示唆を与えてくれるか考察を述べていきます。 <要約と本書のポイント> 各地で地域再生に取り組んでいる。「だけど…」うまくいかない

ピンチがチャンスに変わるとき②~Web合説編~

これまで、採用のオンライン化における心得や準備、オンラインインターンシップのノウハウなどをお届けしてきました。 今回は、学生(求職者)と初めての接点を持つであろう「合同説明会」のオンライン化について、お話しさせていただこうと思います。 リアルの合同説明会に出展したことがある企業担当者さんは経験があると思いますが、こんな課題を感じたことはありませんか? ◆「名前の知られた企業ばかりに学生(求職者)が集まってしまって、集客できない…」 ◆「学生(求職者)がせっかく座っても、興

ピンチがチャンスに変わるとき①~オンラインインターン編~

今回は「オンラインインターン」についてお伝えさせていただきます。 そもそも採用やインターン(もっと言えば働き方)の「オンライン化」について、皆さんはどのように感じているでしょうか? 大げさな話…「世界が変わってしまった」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。 とある大手人材会社の社員がこんなことを言っていました。 「時代や世間が急に新しくなったり、別物になったのではなく、ただ変化が加速しただけです」と。 つまり、この変化は本来は日本のみならず、世界的に少しずつ進ん