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チームパーパスをつくるまで vol.1

会社のファイブリングス・チャレンジ(FRC)の取り組みで、
私が所属するエンプロイー・サクセスチーム(ESチーム)では、
半期の活動を通して「チームパーパスをつくる」ことを決めた。

まだ完成していない。せっかくなので、つくる過程も記録に残したい。

私たちESチームは8名で構成されている。FRC活動はCDS(カンパニー&ドクターサクセス)チーム2名とあわせて合計10名で活動している。FRCの時間を使って、チームパーパスをつくることになった。せっかくなら、みんなで納得感をもってつくりたいと思った。

今回、「パーパスをつくる」にあたって、メンバー全員でブレストし意見を出し合うなどワークショップを行った。そうすることで、みんなで自分ごと化し考える機会をつくれると思った。パーパスづくりを通して「お互いの考えや価値観を知る」時間にしていきたいと考えた。

今回は私たちES・CDSチームが、なぜチームパーパスをつくろうと思ったのか、どのように活動を進めているか、過程をnoteにまとめようと思う。


FRCとは?

FRCとは、ファイブリングスチャレンジの略。(以下、FRC)
働くひとの健康を創るためのiCAREの人事制度のひとつ。
週2時間程度、業務時間を使い活動する。

FRCは福利厚生(権利)ではなく、「業務(義務)」である。
平日業務時間内での活動が求められる。(活動は半期を一区切り)

働くひとの健康に注目し事業成長のためにチーム力を高めていくという目的で取り組む。取組内容が目的に合っていれば、勉強会やスキルアップ等、既存の取り組みや業務と重なる内容を、その取組内容とすることが許されている。各チームが話し合い、自分たちで活動内容を決定する。

2023年8月

FY24上期 チームの課題をブレスト

8月8日、前Qの振り返りを行い、今後取り組む課題についてメンバー全員でブレストした。FRCリーダーの2人が中心となり進めてくれた。

メンバーそれぞれが思うことを書きこみ、カテゴリ分けする。

Jamboardに書き出し、大きく分けて5つに分類された。

①「チーム力全般」
②「他部署連携」
③「業務効率化・質向上」
④「Carely(健康管理システム)関係」
⑤「他社事例」

翌週の8月15日以降、5つのテーマについてそれぞれ「理想・現状・課題」について掘り下げていった。


その他4つのテーマも同じようにブレスト


各テーマを分担して取り組むことになり、2つのチームに分かれた。

Aチームは、CDSおざわさん、ESまつながさんういさん、わたしの4人。
チーム力全般・他部署連携」について取り組むことになった。

2023年9月

Aチームで集まり、どのように進めていくか作戦会議を行った。

まず、パーパスを決める方法がわからない。何から始めると良いのか。

ちょうど前Qで、CS(カスタマーサクセス)部がパーパスをつくっていた。
CS2課長の南さんのnoteを読んだ。

どのようにつくったのか、作り上げていく中で大変だったことは何か
実際に教えてもらうことで、私たちのチームでパーパスをつくるときにも
参考になるのではないかと考えた。

また、パーパスをどのようにつくったのか?インタビューすることで、CSとES・CDSとの他部署連携の取り組みにもなる!と考え、Aチームで南さんにインタビューをお願いした。

CS2課長・南さんにチームパーパスインタビュー!

南さんは快く受け入れてくださり、説明用の資料も用意してくださった。
まずは、チームパーパス設定の目的について教わる。

そもそもなぜ、チームパーパスをつくるのか?という目的をメンバー間で認識をすり合わせることが大切である。

なぜ、やるのか。意義をことばでしっかり伝える。
チーム全体で納得感をもって進める重要性を再認識できた。

パーパスとは、社会においての存在意義。

私たちの会社は、社会へどう貢献できるのか?
自部署のチームがどのように存在意義を出して、組織へ貢献していくのか?
チームパーパスで明文化する。

あえて明文化し、言語化していくことが
チームビルディングに役立つということを南さんは教えてくれた。

また、チームパーパスがあることで、何かを決断する際にチームパーパスを意識した決断をしやすくなり、同じ方向を向くことができる。

そして南さんから、具体的にチームパーパスをつくるにあたってのアドバイスをいただいた。

*「ファーストドラフト」を用意する。
 →1回形をつくり、その後に「こうじゃないか?」などブラッシュアップ。  
  土台になるものがあるだけで発言がしやすくなる。
*なにをもって完成とするか。期限を決めること。
*決着の合意をとる。「どんな状態になったら合意とするか決めること」

*自分の考えをまず明確に持ち、パーパスの理解度をあげる。

南さんからのアドバイス

なにをもって完成とするのか。
期限と合意の状態を決めておくこと。

様々な意見を全員が納得感を持てるよう、ひとつに集約していくことは、中々難しい。どこかのラインで期限を決め、合意の状態の共通認識をメンバー内で持っておくことが重要であることを学んだ。
(ここでの学びが、今後のスケジュールを共有することにつながっていく)

2023年10月

第1回目

南さんからの貴重なアドバイスを受け、いよいよチームパーパスづくりが始まった。Aチーム・Bチーム分かれて活動していたが再集合し、まずは全員でチームパーパス作成に向けて取り組むことになった。

第1回目は、CS南さんから教わったことを共有した。

8月に自分たちでブレストした結果、チーム力全般の課題の中に
チームパーパスをつくりたい」という意見が出たこと。
今回チームパーパスをつくることになったのか、経緯を振り返った。

そして、チームパーパスをつくる目的について全員で認識をすり合わせた。

次に、進め方のイメージを持てるよう、今後のスケジュールを共有した。

これからパーパスづくりに向けて、いくつかのテーマでブレストしていくことになる。そのため、第1回目の余った時間で軽くブレストの練習をすることにした。

ワークショップの目的は、チームのパーパスをつくるために、みんなで考える時間をとった。できるだけ身近な言葉で、自分たちの言葉で考えたい。

自分ごとに捉えて、メンバー一人ひとりがチームパーパスを考えるような形式で進めようと考えた。いきなりパーパス案を考えるのではなく、まずは「パーパスがない現状(今)」と「パーパスができた未来」について考える時間をつくった。

ワークショップでの工夫は、会話で意見を出し合うのではなく、
付箋に書く」ことで「意見を発言する」としたことだ。

今までチームでブレストするときは、後で発表するためにも記入者の名前もあわせて書き込むことが多かった。

今回は名前の記入はなしにした。

1人3枚以上を目標に!時間制限を設けてみんなで書き出す!
(Step2未来をイメージするも同様に)Step3ではカテゴリ分けを実施。


ブレストで出た案がこちら。
現状イメージが21個、未来イメージが23個!!

個人の意見(誰が)というより、チームの意見として書き出す。
匿名にすることで、意見出しが活性化したように感じる。

最後に、次回の予定を共有し第1回目は終了した。

第2回目はJamboardではなく、オフラインで集まり実際に付箋に手書きで実施する予定だ。

第1回目のブレスト後、メンバー1人ずつ感想を聞いた。

・現状について、書き出すことで自分の考えていたモヤモヤを整理できた。
→自分が何にもやっとしているのかが言語化出来た。
・こういった話す時間や、それぞれ考えていることを知る時間が今まで意外となかった。その時間をつくれたことが良かった。
・自分だけではなく、意外とメンバーのみんなも同じことを思っていたことを知り安心した。
・立ち止まって考える機会になった。
・目の前の業務に追われてしまい向かう方向性に自信が持てなくなったとき、パーパスがあることで意思決定の判断軸となりそう。
・会社のパーパスだと大きすぎることもあるから、チームでつくるのは良さそう。
・チームの一体感やモチベーションについては、もう少し掘り下げてみたほうが良さそう。
・付箋に名前書かないだけで意見が出しやすくなった。他の機会にも活かせそう。

みんなの感想

iCAREのパーパス「働くひとの健康を世界中に創る」を実現するために、チームとしてどのように行動していくか。チームパーパスができると、目の前の業務に悩んだ時、行動指針としてあることでモチベーション向上や一体感が生まれるのではないかというイメージをチームみんなで持つことができたのではないか。

実際にブレストしてみることで、「一体感」「モチベーション」など
次回、もう少し丁寧に深掘りをしたほうが良いのではないか?という意見も出てきた。

このお互いの考えを知る時間を持つことが、一体感をつくることにも繋がっていくような気がした。

第2回目へ続く。


さいごに

私たち、専門家チームの採用を募集しています!

少しでも「どんな感じかな?」と気になった場合、お気軽にエントリーしてくださいね。少しハードルが高い・でもちょっと話を聞いてみたい!という方はDM等でメッセージを送っていただいてもかまいません^^

一緒に働ける仲間と出会えることを楽しみにお待ちしております。


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