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50 バレーボール【檄痛】

大学生の時、バレーボール部の飲み会は言うまでもない地獄だが、普段の練習でもさらなる地獄を味わうことが度々ある。

こちらも印象的なものを前回同様、1回生の時に受けたダメージをランキング形式で発表します。私のnoteが若干ランク王国化していますが気にせずに当時の鬱憤を晴らします。


第3位「闘魂注入ビンタ

もはや十八番であるが、2回生からのビンタをよくいただく。生意気だから。とかではなく、以前も話したが毎日練習の後には2回生から20分程度のお説教タイムが1回生の必修科目となっている。
お説教はバレーボールのスキル云々ではなく1回生の仕事スキルの出来が悪いとビンタという実習が追加されるという、その空間はChaosそのものだった。もはや闘魂どころか日頃のストレスを注入しているだけにしか見えないそのビンタは人っ子1人いない体育館裏でひっそりと執行される。


第2位「落書き放置

これは3回生から言われたのだが、顔に落書きをされて帰宅ラッシュの時間帯に大学の正門に黙って立っとけ。と命令される。もうここまでくると訳が分からない。自分を含む1回生3人が捕まり執行されたのだが、自分は漫画ワンピースのミホーク、もう一人はサンジ、もう一人はMr.2になるようにマジックで雑に落書きされて、直立不動で3人並んで正門前に立たされた。素人によるクオリティの低い落書きなので、サンジはまだしもミホークなんて初見では誰も分からない。また、帰宅ラッシュの時間なので百歩譲って男子はいいのだが女子にいじられもせずヒソヒソと笑われて18歳の青い春は瞬く間に破壊される。


第1位「ケツバット

文句なしの1位はやられた回数もダントツで多いケツバット。ケツバットくらい…と思う方もいると思うがプラスチック製のバットで現役体育大学生の本気のフルスイングケツバットは想像の痛みを遥かに超えてくる。痛いを通り越して熱い。尻熱と半端ない痛みで笑うしかなくなる。人は本当にどうにもならない時、笑うのだと実感した。これが日常的に先輩の何気ない「ケツバットさせてや」の一言で定期的に執行されるのがキングオブ理不尽たる所以なのである。



そもそもバレーボール専用体育館なのになぜ倉庫にプラスチックバットがあるのか。こういう先輩に限って「昔の俺たちはもっと酷いこと先輩にやられてた」という謎マウントを取ってから私たちにも罰を執行する。



この腐れ外道が!!

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