糖尿病薬が、入手不可になる件

糖尿病患者に週に1回の注射で膵臓のインシュリン分泌を助ける事ができる、アテオス(トルリシティ)というスティックタイプの注射薬があった。
健康保険適用薬です。毎週曜日を決めて1回、注射をする。看護師でなくとも、本人か家族が自体でできる。
使用方法を簡単に説明すれば、
①腹部辺りをアルコール綿で消毒。②針の出る部分を消毒した部分に当てて、シャープペンやノック式ボールペンのようにスイッチオンで、OK。薬剤は自動的に注入済みされる。使い捨てのため、使用済み注射器は次の通院日に病院へ持参すれば、医療廃棄物として病院が処分してくれる。
糖尿病患者にとって、毎日インシュリン注射をする事と比べれば、週1回の頼れる治療薬だった。
が、しかし、現在入手不可。
原因の1つに上がっているのが、「週1回注射して、私は⭕️kg痩せました❗️」というSNS情報。
この情報が出てから糖尿病患者以外に、10割自己負担、自由診療治療費を支払って入手する人が続出。
製薬メーカーが製造が追いつかなくなり、病院や医師に、医療保険適用の糖尿病患者へ優先して処方するよう要望が出されたと2023年春頃に聞いた記憶がある。

しかし、ついにかかりつけ病院から電話があった。医師の処方箋を注射薬のインシュリンか、飲み薬のタイプか、患者自身の希望を聞いて欲しいと調剤薬局から依頼されたそう。他の調剤薬局では、かなり以前に在庫切れで違う薬の処方になっていると聞いていた。仕方ないので、インシュリン注射を選択した。

ダイエットしたい気持ちはわかります。少々痛くても、注射の効能で食欲減退して痩せるのなら良いですよね?

でも、薬剤なら、他に肥満治療薬で、食欲を減退させる内服薬あると聞いてます。何年も前に、体重急増で内科医師に勧められました。副作用で悪夢を見る事がありますと言われ、脳に作用する薬は怖くて、処方箋は書いてもらわなかった。次の診察までに、食事を我慢し、体重を落として、やればできるんですね!と褒められたように思う。褒められた次の診察時はリバウンドして、お叱りを受けたが。

糖尿病が悪化してトルリシティの注射をするような患者の日常です。毎日、指に針刺して血糖値測定します。診察日に1ヶ月のデータ入りの測定器持参して、医師から指導され、今回は週1回の注射で良いけど、次にヘモグロビンa1cが10とかになったら、インシュリンね!って怒られる。毎日インシュリン注射を回避するため、測定器の数値と睨めっこの日々。何年も助けられた週1回の注射薬が、無くなり、大変残念です。

最近ニュース番組で特集されていたので、文章が適当ですが、公開します。

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