テレビのリアル

現役局員が赤裸々に語るテレビ業界の内情

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現役局員が赤裸々に語るテレビ業界の内情

最近の記事

dappiとNHKはほぼ一緒

現在の自民党政権の支持基盤に最も寄与している放送局と言ったらまず間違いなくNHKだろう。公共放送とは名ばかりで、実態は政府広報そのものだ。幾度となく私自身もNHKの記者が官庁の広報官に原稿を“添削”している現場を目の当たりにしている。伝書鳩かそれ以下の連中が堂々と記者を名乗って、公共の電波を使い、岩田明子を筆頭に、政府に都合の良いフェイクニュースを平然と垂れ流すのがもはや日常となった。最近、dappiという与党・自民党が出資したフェイクニュースアカウントがネットでは問題になっ

    • ひるおび、サンモニ…TBS情報の落日

      「ひるおび!」のMCを務める八代弁護士が共産党について「まだ暴力的な革命というのを党の要綱として廃止していない」と発言したことで、TBSが揺れている。キューピーをはじめとする大手スポンサーが、相次いでCM差し替えを要求する異例の事態になっており、今も動揺は収まっていない模様だ。TBSは一般的には「左翼的」とされているが、「ひるおび!」では、スシローこと田崎氏などもお抱えコメンテーターとして度々、政権を擁護するような発言を繰り返しており、個人的には、「何がしたいのか」と首をかし

      • TBS政治部が引き起こした官邸パンデミック

        テレビ局の不祥事が相次いでいるがまだ公になってないものを一つ。いま首相官邸のスタッフがTBS政治部に激怒しているというが、その理由を聞いて驚いた。官房長官の番記者が、コロナの自覚症状がありながら、平然と官邸を歩き回り、官邸スタッフや他の記者にコロナをばらまいたというのである。話を聞くと、このTBSの男性記者は、どういう訳か「味覚もないし、なんか熱もあるが、仕事を優先した」という旨を、しっかりマスクをつけずに、官邸の記者クラブで、周りが聞こえる大声で話していたところ、見かねた他

        • 雨上がり決死隊の解散に見る”吉本的笑い”の終焉

          先日、雨上がり決死隊の解散報告を、吉本興業の公式YouTubeにて、アメトーク特別版という形で、期間限定で配信を行ったわけだが、御多分に漏れず、私もリアルタイムで視聴した。ネットユーザーの多くと同様、宮迫の相方に対する態度が癇に障ったが、それ以上に、いわゆる“吉本の団体芸的な笑い”は正直、もう食傷気味だなと感じた。本配信には、当事者である雨上がりに2人に加えて、東野とFUJIWARAらをはじめとするベテラン芸人がひな壇の位置に配置されていて、ガヤを入れて、解散報告に広がりを与

        dappiとNHKはほぼ一緒

          サンデーモーニングは時代遅れもいいところ

          https://hochi.news/articles/20210811-OHT1T51057.html 本当にこのサンデーモーニングという番組はどうかしている。張本のような老害ジジイを有難って使っているそのセンスは、時間が昭和で止まっているとしか思えない。そもそもMCが老害そのものである関口宏なのだから無理もないが、いつまでもテレビにしがみついている、過去の栄光を振りかざしてくる老害ジジイを切れないのは、本当にテレビ局のダメなところだと思う。張本も関口もいなくなって困るも

          サンデーモーニングは時代遅れもいいところ

          テレ朝社員の飲酒転落は氷山の一角

          https://bunshun.jp/articles/-/47887 いまだにテレビ局では、潰れるくらい酒を飲むことが「イケてる」とされていたりする。バカみたいだが本当の話だ。筋肉バカ揃いのテレ朝のスポーツ局なら猶更であろう。わざわざパセラ側に無理を言って、営業時間外までバカ騒ぎしておいて、救急車を呼ぶ羽目になるとは、とんだ大迷惑だ。しかし、こんなのは氷山の一角で、他局の営業部員が、コロナ禍にも関わらず、六本木の会員制バーで、ケツ毛をライターで燃やす乱痴気騒ぎを起こして出

          テレ朝社員の飲酒転落は氷山の一角

          下劣な上級国民

          皇族だか、公家だか何だかしらないが、その手のものが、この業界にはウヨウヨいる。驚かされるのは彼らの品性の下劣さだ。昔、どこぞのスーパーで、10万円単位で万引きをしたが、パクられなかったとかいう話を、恥ずかしげもなく、飲み屋で、自慢をしたりする奴。平気で、韓国人は、遺伝子的に劣っているから、搾取していいと真顔で話す奴。コロナで死ぬ人間は、意思が弱いと言い放つ奴。レイプした事実を金で揉み消す奴。肩書きで物を見ることの愚かさを改めて知る。そして、品位は金と家柄では買えないことも。ま

          下劣な上級国民

          広告は廃棄物と変わらない

          視聴者の99%は、番宣を含むCMは邪魔だと思っているし、制作側もそう思っている。だからもう盛り上がっているスポーツ中継を切り上げて、無理にCM入れたりするのは本当はやめた方がいいのだ。第一、もうCMで物を買う時代じゃない。いつかテレビCMはタバコとかと変わらない”廃棄物”の扱いになると思う。資源の無駄で、なおかつ有害、という理由でだ。テレビCMは考え方からしてSDGs(←反吐が出るな。この流行り言葉)のコンセプトから、一番、かけ離れた商材である。なので、そのうちこの”廃棄物”

          広告は廃棄物と変わらない

          テレビCMはいくらから?

          地上波でスポット1回流すのに大体、40万~80万が必要と言われているが、それは半分正しくて、半分は間違っている。当たり前だが、相場があり、こいつが結構、枠状況や局の都合によってコロコロ変わるのだ。なので閑散期に、枠が空いていれば安く打てるが、逆に繁忙期に、枠が混んでいればメチャクチャ吹っ掛けられる・・・要は在庫商売なのである。私見を言うと、キー局の気を引くには、3000万くらいはないと話にならないのではという気はしている。なので、そういう意味で、テレビCMは、価格が落ちてきて

          テレビCMはいくらから?

          電波オークションと“知る権利”

          まずはコチラの記事から。 https://www.zaikei.co.jp/article/20210805/633183.html 国民の知る権利を損なう?バカも休み休み言えよ。クソくだらない通販を散々垂れ流しておいて知る権利なんて言ってんなよ。電波オークションの導入は遅かれ早かれ現実となる。その時には放送局は備えねばならない。利益の低減は不可避だ。ただ、知る権利を盾にたわ言をほざくのはみっともないからやめておけと新聞協会のお偉いさん方には言いたい。ぶっちゃけ5Gが実用

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          セクハラ野郎を昇進させるテレビ局

          伝説の社会部記者と呼ばれたその男は、事あるごとに大声で部下を叱責し、対外的な“示威行為”には余念がなく、はっきり言って私は鼻もちならない恥知らずだと思っていた。その後、彼は社会部記者からニュース番組のプロデューサーへと昇進を果たし、恫喝の場を、サブへと移した。連日、インカムで割れんばかりに声を張り上げ、ふんぞり返るその姿は醜悪そのものであったが、被虐待症候群とでもいうべきなのか、彼に罵倒される事を甘んじて受け入れる人間もいて、しばらく彼は番組のナンバー2として大手を振るって局

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          テレビは巨悪を報じない

          ネットフリックスに最近アップされた「コカイン・カウボーイ」は実に見ごたえがある。マイアミをルーツに持つ麻薬王とFBI・DEAとの闘いの歴史を、関係者のインタビューからひも解くドキュメンタリーだ。廃人を生み出すコカインを売りさばき、警察関係者や陪審員を買収して罪を逃れ、数々の人間を殺害し・・・彼らの悪行を文字に起こすと、それは巨悪そのものである。そこでふと思ったのはテレビは、多目的トイレで不貞行為を働く芸人崩れをやたらと断罪するクセに、真の巨悪とは、正面から向き合わないというこ

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          テレ朝報道局はモラル違反の常習犯

          先ほど小田急線の車内で、男が乗客を刃物で刺したという大変、痛ましい速報が入ってきたが、そこで、ツイッターで以下のような投稿が注目を集めていた。 テレビ朝日の中継車が、緊急車両が道を譲れと言っているにも関わらず、どかないで居座っていたという内容だ。早速、ツイッター上では非難の嵐だが、私の経験上、テレビ朝日の報道局というのは、実に不遜で、報道の名のもとに、こうしたモラルに反した行為を平気で行う蓋然性が極めて高い集団である。取材対象に許可をとらずにカメラをまわしたり、私有地で撮影

          テレ朝報道局はモラル違反の常習犯

          民放の”形骸化”した外資規制

          東北新社の子会社が、外資規制違反で、衛生事業の認定を取り消された後、フジテレビと日本テレビの2社も、外資規制違反である事実が発覚した。しかし、総務省は、この2社を”厳重注意”という寛大な処置で済ませてしまった。何故か、というと簡単で、総務省も当然、この事実を前もって知っていて、何もしなかったことをわかっているからである。言い換えれば、東北新社の子会社なんぞと違って、規模の大きい2社にペナルティを課すことによる”余波”を総務省が誰よりも恐れた結果ともいえる。ぶっちゃけフジと日テ

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          マスコミに就職する東大生諸君 君達は負け組だ!

          東大まで出て、なんのイノベーションもない前例踏襲主義のマスコミ業界に、その脳ミソを使おうというそのセンス、もうこの時点で負けだろ、と個人的には思う。それでも未だに東大のブランド力の高さには驚かされる。「ドラゴン桜」の続編は極めて大味で一分も楽しめなかったが、ああいうものがそれなりの視聴率を獲るという事実が、東大幻想がまだ続いていることを物語っているように思う。まぁもうタイトルで結論は書いてしまっているのだが、とにかくセンスの悪い東大卒の社員というのは、企業にとって害悪となる確

          マスコミに就職する東大生諸君 君達は負け組だ!

          ニュース番組が見てられない

          五輪で感動をと情感たっぷりに謳った直後に、急に神妙なトーンで新型コロナの感染爆発を報じるニュース番組。もはや、お馴染みの光景と化してしまったわけだが、誰かがいったように不出来なパッチワークを見ているかのようで、なんとも気持ちが悪い。しかし、考えてみれば、10年以上も前から、こうなることは目に見えていたと思う。社会人にもなって「弄る」という漢字が読めないような人間が、平気な顔して記者を名乗り、公共の電波を使って、あやふやな日本語で書かれた原稿を垂れ流しているのだ。ろくに考えもし

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