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新社会人 ラオス人サラリーマン向け住宅をつくる#Ep.1 ラオス住宅に革命を 〜貧弱ハイテク要塞〜

「月給300ドルのラオス人のために最高の家を提供するんだ」という想いから、
ラオス社会全体の「住」の質を上げていきたい!という野望をもってスタートした
『ラオス人住宅革命プロジェクト』

と大きく宣言しながら、
まずは地道に調査から始まる。

「暑さ」
「虫」
「セキュリティー」

ラオス住宅不満3大天。

と言われている。

しかし、
「実際住んでみないとわからないよね?」

体感しなければわからない。
まずは自分で生活してみて問題点を探す。
ヒアリングだけ信じるは危ない。
ラオス人にとってはないのが普通であって、
あったら便利なものは想像することはできない。

と言うわけでカイト、
ラオス人の一般サラリーマン住宅を探す。

・・・が、探しても探してなかなか空きが見つからぬ...。

どうやら、需要に供給が追いついていないらしい。
マーケットがあると確信を強める。

探した末に、見つかったのは軍の諜報機関施設の目の前だった。
写真を撮ろうとしたら大家さんに死ぬ気で止められた。(シャレにならないくらいヤバイらしい🤔)

ラオス人住宅で深刻な泥棒の問題はここでは一度も起きたことがないと言う。

わかるよ。
みんな命の方が大事だもんね(笑)

屋内に入る。
中はなんとも形容し難く、
カイトが建て直しを図った某ホテルをはるかに上回る、
恐らく人生史上最強・・・きた...。

どうやら2Roomあるらしい。
思っていたより広い、かな?

奥があやしげ...。

ラオス人曰く、お風呂らしい。
ポリバケツに水を溜め、手桶で掬って水浴びをするそうな。

恐る恐る開けてみる。

うげーーーーー。
・・・葉っぱが浮いてる。どこから?笑
水底は暗くて見えない。
想像したくもない・・・。

続いて、トイレ。
ノーコメントで。

しかし、ようやく見つけた空き家。
調査のため、一ヶ月間お試しラオス人生活だ。一生住むわけではない。
「これは単なるクエスト。これは単なるクエスト。」
と脳に刷り込みをかける。(苦笑)

カイト3000 バーツ(約1万円)を支払い、引越しを決定。⭐️

早速、我がコンドミニアムの清掃スタッフを導入し、掃除をする。(カイト、現在コンドミニアムの管理をしながら、日銭を稼いでいる)

さすがにカイトの天敵である”ムシ”は怖いので、
ペストコントロールの業者に連絡。笑

ラオス人に
「そんなことしても無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄アァァァ。」と鼻で笑われてしまった。

カイト「ふんっ、やったこともないくせによ😏」

と、心の中で思うだけ。笑

虫駆除完了。
ベッドマットも運び入れる。

手荷物はリュックひとつでいざ出発。
ラオス人「カイトさん、死ぬつもりデスカ?」
カイト「???」
さすがに扇風機ないと暑すぎて死んじゃうよ。と言いたいらしい。
かなり心許ないが大友さんのレストランに古い小型扇風機があったので持って出発。

・・・普通に住むだけじゃつまらない。

ということで、
最近流行りのIoTハウスにしてみよう♩

・まずWi-fi

・ドアセンサー

勝手に開けるとアラームが鳴り響く。

・人感センサー

勝手に寝室に入ろうとするとアラーム。

・温度センサー

・遠隔操作スマートライト

色も明るさも変えれるからかなり便利。

・防犯カメラを設置

たちまちただのコンクリートの箱からハイテク要塞に変わる。

完璧や。

引っ越したカイト、まずはお風呂に入ろ、う??…ナニーーーーーーーー!?!?!?!?!?!?

キサマァァァァァァアアアア!!!!!!!

昼間のラオス人の言った言葉がすかさずカイトにボディーブローを食らわせる。

ペストコントロールの意味...。

ハイテク要塞にしたかと思いきや突然の侵入者にショックを抑えきれない。

ムリや!!こんなんと風呂に入れるか!!!
即座にバスルームの扉をシャットアウト。

すると突然背後からバタン!!!という音が。

え?危なっっっ!!!!!

さすがカイト、寝ている間に顔ぺしゃにされない運はもっていたようだ。笑

とりあえず歯磨きは...

玄関先に異様に並んだこの用途不明の蛇口ですることにする。

穏便に済まないカイトの人生、
ラオス人住宅革命プロジェクトは貧弱ハイテク要塞での一日を幕開けとし、
一ヶ月の実地調査が始まった。

to be continued…

P.S.
ゴキブリは夜行性なので、日中は出現率が低い。
実地調査である以上普通のラオス人と同じ生活を体験しなくてはならないため、
奴らがいないか十分に注意しながら、
翌日、カイトは陽のある日中にお風呂...と言うか水浴び?をする。(当然だが水は入れ替えた)

予想を裏切らず、カイトはまるで修行僧のように冷たいお水で体を清めることとなった。。。


・・・ちべたい🤧


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