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伝説の香料「シャム安息香」カイト、トレジャーハンターになる。Season1-Ep.2

結局あれから2日も無駄した。


出発を決めた翌日、
まさかの残席がなかった。
←前日までは確かにあった。
何故かカードが使えなかったので、
直接空港にいかないといけなかったのだが、
夜だったのでチケットカウンターは閉まっていた、、


仕方がないから、さらに翌日の便を調べる。

がその日はフライト自体出てなかった、、、。


結果、

2日無駄にし、
3日目にしてようやく出発することができたのだが、
これは無計画さのせいなのか??

カイトはいつも思い立ったら行動する。
行動したあと考えるので、よく失敗する。
友人や家族からは「おっちょこちょい」とよく言われる。

・・・・・

多分カイトのせいなのだろう(笑)



チケットをとって、出発を確定した当日お昼ごろ、
友人とともに飛行機に乗り込む。
目星をつけていた村々の近く?までは飛行機で行くことに決めていた。

「快適な空の旅を〜」とアナウンスする航空機とは違い、
一昔前の飛行機で、結構心配させるようなプロペラ機だった。

噴気口付近焦げてるし(笑)

フライト中は結構揺れたが、気にしない。
こんなところで死ぬ運命ではない、、はずだから。
(カイトは89歳まで生きると決めている。昔から持っている根拠なき確信)


しかしながら、機内は冷房が効かず、暑かった。



前の中国人のおっちゃんは、
堪え兼ねて胃の中身を吐き出していた。


カイトは車酔いは酷いが、
飛行機は全く酔わない。

むしろフライトは好きだ。
何時間乗っていてもいい。

空の旅では電波を受け付けないので、
誰にも邪魔されないひとときを過ごすことができるから。笑



無事に飛行場に到着した。

死ぬほど暑い。
いや「熱い」という言葉の方が正しいだろう。
日射が思っていた以上に鋭い。

とりあえず、
今晩の宿探しをする。

目的の安息香を手に入れるまでに、
どこにどのくらい留まるか、皆目見当もつかなかったので、
ホテル等の予約はしていなかった。
身分はバックパッカー。


幸い空港の近くに二人で20ドルくらいの安いけどまともなホテルがあったので、
そこに拠点を構えことにした。


暑いので、半袖半ズボンに着替えた。


ビエンチャンでは朝から晩までスタッフと接しており、
常にフォーマルな服装をしているので、
久しぶりのラフな格好だった。

半袖半ズボンは涼しくていい。



次は『足』だ。

移動手段を確保しなければ。

フロントに行き、
片言の、、というか知っている単語を絞り出して、
車かバイクのレンタル屋がないか尋ねる。


カイトは一年半もラオスにいるのに、
ほとんどラオス語が話せない。
日本語を話す優秀なスタッフがいるからね。


フロントスタッフは「ない」と即答。


カイト「・・・」



ネットで検索して、調べる。


あるじゃないか。

車はないけど、バイクならあった。



少し遠いが、
歩くのが嫌いな友人を連れて移動手段取得に向け出発。


途中の寺院?みたいなところに寄り道をしつつ、
バイクレンタル屋に到着。


金額が一覧表に載ってても、
交渉ができるのが新興国のおもしろ要素。


カイト「バイク貸してください」

レンタル屋「〇〇キープね」

カイト「〇〇キープにしてくれない?」

レンタル屋「そこの看板に書いてある金額通りに払ってくれ」

カイト「でももう半日経ってるし、明日どうせ朝に返さないといけないから半分にしてよ。お願い、お願い、お願い」

レンタル屋「ん〜、仕方ないなーOK」


みたいなやり取りで
バイクレンタルに成功。



貸してくれたバイクはHonda!!

と思いきや、

“A”Fonda??

中国のぱちもんだろう。

まあ気にしない。



拠点も足も確保した。
ホテルに戻って地図を広げる。

ここからは目的の安息香を手に入れるまで、

何をするのも自由、どこを探すのも自由だ。

ワクワクする。


が、
この無計画&無鉄砲さが際立つカイトを運命のいたずらが見逃してくれるはずがなく、
落とし穴を作って探検隊一行を待ち構えていることをこの時はまだ知らず...。


To be continued...



P.S.
いつもそうだ。

「おもしろい!」と思ったら、下調べもせずに、とりあえず始めてしまう。

というか、
考えたり、調べたりするのが、もどかしくて体が勝手に始めてしまう。
そして必ず失敗する(笑)

そこからようやく調べて、軌道修正をする。

が、軌道修正して進めても、やがてまた失敗する。


行動 → 失敗 → 修正 → 行動


カイトのサイクルはいつもこんな感じ。

自分の本当にやりたいと思えることは、
人にできないと言われても
自分で「もうだめだな」と思わない限り、
やってしまう。

一応、
失敗したとしても、
自分のやりたいことをやっているから、
楽しい。笑

でもいつの日か、
このサイクルの“失敗”の文字が“成功”に変わることを願って、、、

来たるべき絶望に備えつつ(特に何もしていないが)、
カイトは一旦、ぼうけんのしょ に上書き保存する。


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