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スキの「多様性」を尊重するイラストコミュニケーションを!「Pay ID」デザインアップデートによって目指す世界。

はじめに

はじめまして、Pay ID事業でデザイングループのグループマネージャーを担当している北村です。
先日、上級執行役員の髙橋が、自社開発決済である「あと払い(Pay ID)」の概要や今後の展望について書かせていただきましたが、実は、そのリリースのタイミングにあわせて「Pay ID」のサービスサイトをフルリニューアルしています。コンテンツ内容をさらに拡充させたのはもちろん、アニメーション効果がとてもあざやかなサイトになりました。
このnoteでは、その「Pay ID」のサービスサイトをフルリニューアルするまでのデザインアップデートの背景をご紹介させていただきます。

なぜ「Pay ID」のデザインをアップデートをしたのか

「Pay ID」の目指す世界を定めた、ブランドプロミス
「Pay ID」のサービスは、ネットショップ作成サービス「BASE」でつくられたネットショップでの「ネットショッピングでの体験をより良くする」という想いを持った購入者向けのショッピングサービスです。「Pay ID」は、「BASE」をご利用のショップオーナーへも、購入者へもどちらにも向いているサービスです。

過去記事: 購入者向けショッピングサービス「Pay ID」が目指すネットショッピングの最適化

「BASE」で作成されたショップ(ショップ開設数200万ショップ、2023年6月現在)は実に多様で、ショップ毎にファン(顧客)が存在しています。他では取り扱っていない、自社ECサイトでしか販売していないような唯一無二のブランドが規模を問わず存在していて、それぞれのショップにはその世界観が好きで、商品を購入したり、「Pay IDアプリ」の機能を使ってフォローしたりしているユーザーがいます。そんな個々のユーザーの”好き”に寄り添った表現をすることが、「Pay ID」のデザインに求められていることだと考えています。

「Pay ID」のブランドプロミス

まずは、2022年末、「Pay ID」事業のメンバーで集まって「Pay ID」の目指すブランドの言語化を試みました。その上で出てきたキーワードが、以下のふたつです。

ユーザーが、好きなショップとつながり、自分らしくお買い物ができる
ユーザーが、好きなものを、ほしいタイミングで買い物できる

上記のキーワードをブランドプロミスと定め、『ユーザー個々の”好き”を尊重し、「PayID」を通じて好きな世界観を広げてもらうこと』をブランドメッセージとして定義しました。

スキの「多様性」を尊重するイラストコミュニケーション

そんな「Pay ID」のブランドメッセージをデザインで表現するために、コアカラーとイラストコミュニケーションをアップデートしました。今まで「Pay ID」で使用されていた4色に、ピンクを追加した、5色での展開になります。

コアカラーをアップデート

ピンクを追加したのは、これまで加えていない色味を入れることで、より多様性を表現することと、より鮮やかでポジティブな印象を与えるためです。重ねて、ユーザー個々の”好き”に寄り添った表現をするために、あえてイメージを固定化せず、柔軟なハンドサインでのイラストコミュニケーションで表現しました。

ハンドサインでのコミュニケーション

デザインを通じて、「Pay ID」が目指していること

私たちは、デザインを通じて、ブランドメッセージ『「Pay ID」は、ユーザー個々の”好き”を尊重して、「Pay ID」を通じて好きな世界観を広げてもらうこと』を表現しながら、ユーザーとショップのつながりを深めていくことで、「”好き”が買える」プロダクトを目指しています。
それは、コアカラーやイラストコミュニケーションによる クリエイティブイメージだけを固めても達成されるものではありません。「Pay ID」の検索画面や機能面等の細かなUXや操作性、フォローやいいね機能を利用したショップとのコミュニケーションなど、あらゆるタッチポイントで感じた感情が積み重なっていくものだと思っているので、デザイン以外の面でのアップデートも並行して行ってます。
「Pay ID」のデザインチームの取り組みは、BASE株式会社に所属するデザイナーが運用しているnoteでも発信しているので、よろしければそちらも併せて読んでいただけると嬉しいです。

北村 直巳(きたむら なおみ)
Pay IDプロダクト デザイングループ グループマネージャー
1988年生まれ。専門学校卒業後、デザイン制作会社に新卒入社。受託のデザイナーとしてDTPや企画などデザイン業務全般に携わる。その後、インハウスのUIデザインを経験し、2017年5月にBASEへ入社。デザインリードとしてネットショップ作成サービス「BASE」のUIデザインに携わったのち、2021年「Pay ID」のリブランディングを担当。現在は、グループマネージャーを務めながらプロダクトの体験設計、UIデザインを担っている。
@naomi_kun