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星杏璃の2022-23年レギュラーシーズン成績をまとめてみた

Wリーグ2022-23年のレギュラーシーズンが終了した。今季は12日観戦した。長女が大学受験のため、コロナ&インフルをもらわないように会場に行くのは避けていた。なので、昨季よりかなり少ないかなと。

んで今季、チャンスをつかんでレギュラーに定着した推し選手がいる。星杏璃、その人だ。ディフェンスでハッスルできる魅力的な選手なのだが、レギュラーとなって本来の高い得点力も存分に発揮したシーズンだった。

2022-23年レギュラーシーズンの星杏璃の個人成績は以下の通り。

  • 得点11位 12.58点

  • アシスト19位 2.85

  • リバウンド -

  • スティール8位 1.69

  • ブロックショット18位 0.50

  • FG成功率7位 50.62%

  • 3p成功率2位 43.75%

  • FT成功率 -

では、それぞれの感想を述べていこう。プレイオフで当たるかもしれない、この際だから弱点も分析しておこう、そうしよう😎

🏀得点アベレージ

トップ10のうちセンター、パワーフォワードは6選手と多い中、得点王の白崎みなみ、渡邉亜弥、鷹のはし公歌、星香那恵はシューティングガードだ。

では、ポイントガードで得点アベレージが最も高いのは誰か? そう、われらが星杏璃なのだ。成長著しい山本麻衣、世界の町田瑠唯を抑えての全体11位。これはもう1位みたいなもんだ。PGはゴールから一番遠いポジションなんだからね。うんうん、そういうことにしておこう。そうしよう。

🏀アシスト

18位はやや不満。個人的には、5以上の記録を残せる能力があると思っているのだが、チームの戦術上、得点する側に回っているからだろう。宮崎が4位だし。

でもきっと、宮崎の役割を担ったとしても同等、あるいはそれ以上の成績を残せると他人の俺が自負している。来季は、タク&アンのポリポリホットライン(たくあんだけに!)、通称「PPHL」を今季以上にぶっとくしてアシスト量産を期待したい。

🏀リバウンド

ランク外だが、これはしょうがないというか、渡嘉敷来夢、長岡萌映子がいるのだから取る必要がない。来夢ちゃんと競っても取れないだろうし💦

とはいえ、170センチあるのだから高身長PGに属するだろう。欲をいえば、来季はアベレージ5以上でランクインして欲しいなと。

🏀スティール

トップ10入りではあるものの正直、不満は拭えない。なぜなら、スティールもすごいのを知っているからだ。高校1年のウインターカップでスティール8を記録したことがある。スタッツ的にはひまわりより目立ってますもん。

ウインターカップ2016
札幌山の手 vs 昭和学院
http://wintercup2016.japanbasketball.jp/pbp_team?schedulekey=2514&period=18&site=1

この時、10得点9リバウンド8アシスト8スティールというスタッツだ。もう少しでクアドルプル・ダブル Quadruple-Double(4項目で二桁)だよ、ヤバすぎでしょう。もう好きすぎて好きが渋滞しますわ。首都高、ただいま渋滞、8キロだって。まだ帰りたくないも〜ん♪ (おニャン子世代なら分かるはず)

スティールの嗅覚というか、ここ1本抑えたい!ってところでボールを奪える能力こそが星杏璃の真骨頂なんじゃないかって、そんな風に思うわけです。てことで、来季はアベレージ1.9以上は必至、2.0以上でトップ3に食い込んで欲しい。

🏀ブロックショット

来夢ちゃん、ウチェ、テミトペ、ステ、ひまわりといった錚々たるメンバーが上位を占めている中、PGの星杏璃がランクインしているところはさすがすぎますよね。というか、スティール、ブロックショットを含めた総合的なディフェンスの上手さ、攻める守備力の高さが星杏璃の大好きなところなんです。

数こそ多くないんですが、ここ1本抑えると大きいぞ!って展開のときに、バチっとブロックショットするんです。ファールになったとしても流れを止めて勢いに乗らせないことはできるんですが、星杏璃のすごいところはノーファールでそれをできちゃうところ。なんかギリギリ笛が鳴らなかった、あー良かった!って感じではなく、完全にノーファールでブロックショットを狙いにいくんですよね。それをできる自信があるんでしょうね。いや、本当にすごいです。マジで震えます。

🏀フィールドゴール成功率

フィールドゴール成功率が50%を超えていることが素晴らしいなと。しつこいですが、ゴールから遠い、スリーポイントラインの外にいるPGなんですよ!?河村勇輝もそうなんですが、PGで得点力があるってよ〜く考えるとすごいことだよね。シュートが上手じゃないと、この数字は残せませんから。

そして、中学時代から得点力は高かったのですよ。平均29.66点って😆ほぼ30点じゃないですかっ!別に県の地区予選とかじゃないですよ?関東大会ですからね、それなりに相手のレベルも高いんです。それでこれですよ。だから、今の星杏璃は「やればできる子」というよりも、「本当はもっとやれるけどバランスを見てあえてやらない子」なんです。そこんとこ、お間違えなきように。

🏀スリーポイントシュート成功率

実は、個人的にこれが最もうれしい。なぜなら、星杏璃の課題だと思っていたから。ところがレギュラーシーズン終わってみれば、成功率43.75%の堂々の2位ですよ。シュートフォームを改良し、一乗アキさんのように左足を後ろに跳ね上げるようにしてから安定したと感じています。

え?一乗アキって誰だってぇ?これは失礼しました。元シャンソンの選手で「フラミンゴ・シュート」と呼ばれるシュートフォームでシャンソン黄金期を築いた名選手なのです。

興味があれば、9分10秒あたりでスリーを打つので上の動画を見てみてくださいな。なお、現 東京羽田HC、萩原美樹子さんが現役で出ておられます。ジャパンエナジー(白)の#7 です。ヴィッキーズファンは必見ですね😎

🏀フリースロー成功率

ランク外ではあるが、成功率は86.48%なのである。なぜランク外かというと、規定成功数の39に達していないからだ。今期は37本中成功32本だった。そもそも試投数が39に達していないので全部決めていたとしてもランク外だ。仕方ない。

来季、ランクインするためには試投数を増やさなければならない。そのためにはファールをもらわないといけないが、まあファールを受けてフリースローになるよりか、ファールをかわしてシュートを決め切ってくれたほうが良いので、これに関してはランク外でも良しとする(お前はどの立場なんだ←)。

ここまで変態的に主観ドンズバで分析してきたが、気づけば弱点が見当たらないではないか……弱った。まあ、ファールトラブルが星杏璃の課題だと思っているが、それはナイスディフェンスと紙一重で、裏が出てしまった結果だ。表が出ればターンオーバー誘発のGood Jobになる。

富士通RW目線で行くと、星杏璃をファールトラブルに陥れるためには、PGとSGが積極的にリムアタックすることが求められる(そこでファールをもらう)。ということは、町田瑠唯、赤木里帆、そして岡田英里が鍵を握りそうな気がしている。まだSQFも勝っていないので先の心配をしても仕方ないのだが。

いずれにせよ、新潟の夜は長そうだ。

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