部活に入って辞めた 2023年5月2日

 こんにちは。ばつねこです。
 
 天気が良いので外で何か食べに行こうか、でも風が強くて車じゃないと嫌だな。そんなことを考えながら今記事を書いています。

 今回はタイトルの通り部活に入って辞めた話をしようと思います。

何も感じなかった

 初日で僕は遅刻をした。きちんとした理由があるわけではなく、寝坊をしたわけでも電車を乗り過ごしたわけでもない。予定通りに起きて、予定通りに準備をして、最後の最後、家を出るあと一歩のところで今までの時間がおかしかったことに気がついた。僕の時計は遅れていた。

 部活に合流すると、先輩に言われて僕は部員一人ひとりに挨拶に回って謝罪をした。それから作業をして、僕にとっては奇妙に思える組織の中で、普通の話をしながら僕は新入生らしく右往左往に流れにしがみついていた。上級生が全員退出してから、我々は上にあがった。埃とゴミだらけの汚い男子部屋の中で、僕は週に一度ここに泊まるのかと思った。

 僕はキャンパスに寄って図書館の休館を確認してから、トイレで今朝の遅刻の謝罪文をグループに送った。外の広場では男女数人がゴールデンウィークで閑散とした広場でフリスビーをしていた。僕は話しかけようと思ってやっぱりやめた。階段を下っているとき、一人の男がその連中のいる広場のほうに歩いていった。僕は一人でバス停に向かった。

 家に着いて、疲れ切った体をシャワーで洗い流してベッドで眠った。目が覚めて五時の時報が窓の外から聞こえたとき、僕は今日一日、自分の人生のうちの一日を失ったんだと思った。それでひどく胸の詰まったのを感じて、何も手につかなくなってしまった。僕は費用と時間、体力など諸々の勘定をしてみて、その日のうちに退部の旨を先輩に伝えた。

もとの日常に

 少し面倒なことになっていたんです。予定が色々あるみたいだったから(詳しい説明はされなかったが)それまでは来てくれと言われました。でも僕はもう嫌になって、なるべく誠実な感じでいこうと思ってはいたけど、最後はよくありそうな大学生のフェードアウトみたいな感じになりました。

 僕はとにかく組織の中、特に慣習や人間に違和感のあるところではやっていけないんだということを痛感しました。何も思わずにみんなはいられるけど、僕はその変だと思ったことを見過ごせないんだろうと思います。だから僕はこの社会ではうまくやっていけないんだろうなと思ったのです。

 なんにせよ、これで僕は元の通信学生に戻ったわけなので、そっち一本に集中することができます。気力も失ってしまったので、元気になるまではのんびりしよう。そういうことができるのも通信のいいところです。

最後に

 僕は大学で部活に入りたかったんです。そこで色々な人と出会って、会話をしてみたいと思っていたから。だけど入ってみて、大学生はそんなにちゃんとしてるわけじゃないみたいで、大きなコストを払ってわざわざやることじゃないと思いました。

 学びの一つとして部活に入ってみたけど、それが学びの意欲とか楽しさをなくしてしまうものなら、離れて正解だったと思います。自分で選んだわけだから、楽しさが全くなかったわけではありません。惜しいと思う部分もあります。でもそれは退部してから見る幻想ですから、早く忘れてしまいたい。

 以上が今回の記事の中身でした。明るくはない話でしたがどう感じましたでしょうか。せっかく過ごしやすい季節になってきたわけだから、空でも見上げて生きていきたいものです。

 ではまた!


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