本作品は当時10代の彼女が、学校と家との行き帰りの日々をまるで未開の地へ赴くスリリングな冒険として詠い上げた詩を収録。彼女のフレーズは初々しく色が溢れています。「色に奪われた私の息吹が画用紙の上で生き返る。水になって吹きのびていく。」新しい水となり世界そのものを輝かせてくれます。
文月悠光_著__適切な世界の適切ならざる私_

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