日常に結びついた具体的でなじみのある言葉と抽象的でちょっとなじみのない哲学的な言葉が詩のなかでは奇跡的に共存し互いを生かし合っています。言葉が呼び起こす絵画のようなイメージが好みな方にも、ぎちぎちの論理志向の方にも、どんなタイプの方にも門戸を開いている彼の自撰詩を集めた一冊です。
田村隆一_著__腐敗性物質_

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