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2023年によく聴いたアルバム。その1

年始に出そうと思っていたやつです。
昨年も書きましたが一年を通してよく聴いた主に新譜ですね。
申し訳程度の偏見まみれのコメントとアルバム内の好きな曲を貼っていますので適当に聴いて頂ければ幸いです。

Thee Headcoats『Irregularis: The Great Hiatus』

イギリス・チャタム出身。1989年結成。画家、詩人、作家、そしてミュージシャン、多岐にわたる活動で人々を魅了し続けるビリー・チャイルディッシュ率いるガレージ・ロックバンド。
なんと約22年ぶりの新作。しょっぱなからボ・ディドリーや60sブリティッシュ・ロック愛が炸裂の泥臭く切れ味の鋭いロックンロール・ナンバーのオンパレード。ガレージ界の超大物なので当たり前ですが、ここまでブラック・ミュージックの影響が色濃い新作のロックンロール・アルバムって久々に聴いた気が致します。黒いサウンドに塗れます。


Black Honey『A Fistful Of Peaches』

イギリス・ブライトン出身のインディー・ロック・バンド。2014年結成。
2年ぶりの新作。ヘッドコーツから一転し、洗練された近未来的なガレージ・サウンドが堪能できます。そこに来てこのキュートで甘い紅一点ボーカルにノックアウト。圧倒的オリジナリティを醸し出していますね。ブルース・ロックからポップ・パンクまでBlack Honeyカラーに。リング内で演奏するこのミュージックビデオはシュールでかなりツボでした。ずっとファズが効きまくっているサウンドが好きな人は必聴です。SGかっこよ◎


Queens Of The Stone Age『In Times New Roman…』

アメリカ・カリフォルニア出身のロック・バンド。1997年結成。
出ましたストーナー・ロックの雄6年ぶりの新作です。マーク・ロンソンプロデュースで話題にもなった6年前にリリースされた『Villains』も最高でしたが、本作は久々のセルフプロデュース作。ここまでギター・リフが支配しまくっている作品も久々ではないでしょうか。とにかくどこを切り取ってもバンドの気合いが感じられる妖しさだらけです。ずっとそうですがQueensって凄く独特なギターフレーズ多いですよね。既に存在する様式美を意識しつつも、常に他にないオルタナティブなハードロックを表現しているように思います。2月の来日は絶対行かないと!


Bruno Major『Columbo』

イギリス・ノーサンプトン出身シンガーソングライター。2017年デビュー。
3年ぶりの新作です。スロー~ミディアムで美しさを感じる楽曲がただただ続きます。柔らで優しいこのボーカルはずっと部屋でリピートしたいやつです。特に『WE WERE NEVER REALLY FRIENDS』という曲の感動的で美しささえ感じるメロディーセンスを是非。オフィシャルでも引き合いに出されているQUEENやキャロル・キング、また個人的にニール・ヤングのようなレジェンド級のシンガーソングライターが好きな方には絶対聴いてほしいシンガーソングライターです。


Daughter『Stereo Mind Game』

イギリス・ロンドンにて結成のロック・バンド。2010年結成。
久々にお名前を聴きました。なんと7年ぶりの新作だそうですドーター。
何年か前にDEERHUNTERを観に行った4AD主催のジャパンツアーにてボーカルのエレナ・トンラのソロプロジェクト Ex:Reのライブを見て以来、彼女のファンです。今までのアルバムの中で一番ミニマルでバンドサウンドがより前に出た一作。この淡々と進んでいくボーカルスタイルに強烈に感情を揺さぶられ、ゆったりと耽美な世界に落ちていきます。


Black Country, New Road『Live at Bush Hall』

イギリス・ケンブリッジシャーにて結成のロックバンド。2015年結成。
去年聴いたアルバムの中で最も良い意味で期待を裏切られたバンド。フロントマンがバンドを離れ、残ったメンバーで書き上げた新曲のみで構成されたライブ・アルバム。
いやもはや別のバンドですやん。。素敵やん。。と突っ込みたくなるぐらいのドラマチックでプログレッシブなチェンバーポップの数々。驚きの連続で聴き終わったころにはこれを聴く前とのバンド・イメージがガラッと変わってしまいました。
基本的にはライブ盤が好きなのですが、ライブ盤を聴いてスタジオ作を聴きたいなと思った珍しいパターン。ライブ観たいです。


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