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ワークスペース2021 -製造編-

 12月に入り、注文していた天板が届いたので、週末の時間を使って新デスクを完成させた。本稿はその作業記録である。
 これまでの経緯を知りたい方は以下のエントリも併せて見ていただければと。


(1)天板の塗装

 マルトクショップから届いた梱包のままベランダへ。開梱する。

ベランダで開梱中

表裏どちらかぱっと見でわからなかったが、

上R面(3R)+ 下糸面 + 磨き

で加工していたため、触ってみて確認できた。縁が滑らかなほうが表である。この写真で上に来ているのが裏面。裏面から塗装するのでこのままでOK。

はじめに全体を確認すると2箇所ほど小キズがあった。

木目に沿って削れてしまっている
木端中央付近底面側に凹み 運搬時にぶつけたか?

いずれも裏面であり、#320の紙やすりをかけてみたところ目立たなくなったような気もするので許容する。しかし後で気になるかも知れないので凹みの箇所は自分が座る側とは逆に来るようにした。

 塗装は、ほぼワトコオイルの説明書き通りに実施。

  • 裏面・木端・木口は一度塗り、15分〜60分後にかけて拭き取りで終了

  • 天面はこれに加え、二度塗り、ウェット研磨

木端・木口を塗りやすくする&通気性確保のため2Lペットボトルで底上げ
塗装前
塗装後
拭き取った。日光が当たるとそこから汗のようにオイルが滲み出てくるのでこまめに拭き取り。

昼までに塗装作業終了。このまま一昼夜自然乾燥させる。

なお使用したオイルは定番のワトコオイル。

(Amazonは価格変動があるのでタイミングによってはモノタロウで買ったほうが良いだろう。)
天板140cm x 60cm、両面塗って200mlで足りた。
 刷毛はモノタロウで70mm(175円)と30mm(98円)の2種類を買ってあったが、30mmのほうは使わなかった。
 なお、刷毛を繰り返し使う場合は「うすめ液」でオイルを落とす作業が必要になるが、面倒なので使い捨てとする。

(2)鬼目ナット埋め込み

 翌日、脚などを取り付ける。電動ドリルドライバーを使用しての作業である。

テーブルキッツ脚

現物合わせ

 脚は、これもAmazonでは定番、エイ・エヌ・エス テーブルキッツ脚である。

 天板の奥行きが60cmなので脚はそれより短いサイズということになると45cmのモデルである。
 上の写真でもわかるように、左右ギリギリの位置に取り付けたとしても前後にスペースがあるため、クランプ式の器具を取り付けることも可能である。

現物合わせで印を付けた箇所に下穴開け→鬼目ナットを埋め込む

 電動ドリルで9mm径の下穴を20mmの深さまで開け、そこに六角レンチで鬼目ナットをねじり込んでいく。

電動ドリルドライバー

 電動ドライバはリョービのFDD-1010KT。10年以上前に買ったものだが今でも現行商品のようだ。たまに使う程度、屋内限定ということでバッテリーではなく電源コード式にしたのだった。
 ドリル、ドライバ、六角ソケットのよく使うサイズのものがセットになっている。

鬼目ナット

ホームセンターで購入した鬼目ナット。4個178円
8.7〜9.0mmの下穴を開けるべしと書いてある

 テーブルキッツ脚に付属のボルトがM6規格ということで、鬼目ナットもM6のものを選べば良い。長さは、天板の厚さが30mmなのでそれよりも短く、ボルトが収まるサイズである必要があるが、店頭では20mm一択という状況であった。

ドリルビット

 電動ドリルドライバーのセットには9mmという太いドリルビットは入っていないので単品で追加購入。

これで9mmの「止まり穴」を開ける。698円

 先人の記事では、径の小さい(2mmとか3mmとか)穴を開けてからだんだん太いビットを入れていく方法を見かけたが、今回、いきなりこの9mmのドリルビットで問題なかった。先端で小径の穴を掘り進めて安定した状態で9mm径を掘り始められる構造になっている。
 20mmで止めるために、ドリルビットにマスキングテープを貼ってこれを目安にストップする。
 が、16箇所のうち2箇所で穴が少し浅かったようで、鬼目ナットのねじ込みの最後のところで大きな抵抗があり、鬼目ナットのネジ穴を舐めてしまった。将来取り外すことがあればネジザウルスが必要になりそう。

(3)メッシュトレイ

 天板裏にケーブル類を格納するアイテムとして、US Amazon で調達したUprite Ergo Mesh Cable Manager なるメッシュトレイを使用する。(12月7日現在、品切れになってしまったようだ)

 選定の経緯は発注編を参照されたい。

テンプレート紙を貼り付けてネジ止めの位置決めができる。親切設計。

 天板裏にはメッシュトレイを吊るすための金具をネジ止めするのだが、付属のテンプレート紙を貼り付けて(四隅に両面テープあり)、ネジ止め箇所にマーキングができるようになっている。
 エルゴトロンのモニターアームと干渉しないよう、メッシュトレイが奥(上の写真では手前)から7cmの位置に来るように位置決めした。
 印をつけたらテンプレート紙を剥がし、金具をネジ止め。こちらのネジは短くて中心点が見づらかったので、先に2mmのドリルビットで少し掘っておいてからそこにあてがう形で作業した。

(4)完成!

 ここまでベランダでの作業であったが、あとは、作業部屋に持っていって組み上げるだけである。

いきなり完成図

(5)次回予告

 先頭の画像のようなセッティングで使用開始している。次回は使用機材や配線についての解説記事となる予定である。


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