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会社辞めてフリーランスになるまでにやったこと

今年、会社を辞めてフリーランスに転身しました。
その際必要だった手続きや準備しておいたことをメモがてら共有したいと思います。
仕事の引継ぎや育児を日々こなしながら色々調べたり手続きしたりと大変でした。
これからフリーランスになろうと考えている方の参考になれば幸いです。

1.開業届と青色申告申請の提出

開業届は開業した日から1か月以内に税務署に提出する必要があります。

出し方は、①税務署へ直接持っていく、②税務署へ郵送する、③e-taxで申請するの3通りあります。
私は不備があったら嫌だったので①の直接持っていくを選びましたが、さらっと書類を眺められただけで受領されましたww

また、青色申告の申請も同時に行いました。青色申告を申請することで、65万円の所得控除が使えるため、税制上有利になります。

2.事業用銀行口座作成

フリーランスになると、個人と事業の資金を分けることが重要です。なので、事業用の銀行口座を作成しました。これにより、事業収入や支出を明確に管理できるようになり、確定申告が容易になります。
ただし、家事按分のある支出については家計用の財布から出した後に、事業主借として処理するようにしています。

3.事業用クレジットカード作成

事業の決済用に、専用のクレジットカードを作成しました。事業用クレジットカードを利用することで、個人と事業の支出を分けることができ、確定申告時の計算が容易になります。また、カード利用履歴を管理することで、経費の見直しや節約も行いやすくなりました。

4.住宅ローンを受ける

会社員としての信用があるうちに、住宅ローンを受け家を建てました。
フリーランスになると収入が不安定になるため、信用力が低下し、ローンの審査が厳しくなることがあります。そのため、会社員時代に住宅ローンを受けることで、住宅を取得しました。

ちなみに住宅の一部を事務所として住宅価格を経費にすることができますが、そうすると住宅ローン控除が一部受けられなくなり結果損をすることがあります。
しかし、事業使用割合が10%以下の場合には、すべて住居とみなされ、全額住宅ローン控除できるという制度があります。なのでうまいこと使用割合を10%に収めると最も節税ができます。

5.会計ソフトを導入

会計ソフトを利用することで、収入や支出の管理が容易になり、確定申告の準備もスムーズに進められます。
私は家計簿アプリのMoneyfoward Meを利用していたので、Moneyfoward確定申告を導入しました。また、クラウド上でデータが一元管理されるため、いつでもどこでも確認でき、事業の状況把握に役立ちました。

個人で使える会計ソフトとしては、ほかに弥生会計シリーズやfreee会計などがあります。

6.iDecoに加入

フリーランスは会社員と違って将来の保証が薄いので、毎月自分で蓄えるためにiDeco(個人型確定拠出年金)に加入しました。会社で加入していた企業型確定拠出型年金を移行し、将来の年金受給額を確保しています。
さらに、iDecoは所得控除が適用されるため、節税効果も得られます。

7.小規模企業共済&経営セーフティ共済に加入

将来に備えるために、小規模企業共済と経営セーフティ共済に加入しました。iDeCoは知っている&加入しているフリーランスの方は多いと思いますが、こちらは知っている方も少ないのではないでしょうか。
私は小規模企業共済に限度額の月70,000円、経営セーフティ共済に月5,000円拠出しています。
また、小規模企業共済は掛金が所得控除対象、経営セーフティ共済は損金扱いとなるため、節税効果があります。

8.健康保険の切り替え

会社の健康保険から国民健康保険または任意継続保険に切り替える必要があります。
扶養者がいる場合、任意継続保険の方が保険料が安くなることがあります。
私は扶養者(子供)がおり、任意継続保険の方が安くなりそうだったので任意継続保険を選択しました。
ただし、任意継続保険は最長2年間しか加入できないことに注意が必要です。この期間が経過すると、国民健康保険に加入する必要があります。

9.厚生年金から国民年金への切り替え

フリーランスになると、厚生年金から国民年金に切り替える必要があります。
厚生年金は会社員のための年金制度であり、フリーランスには適用されません。
国民年金への切り替えは、市区町村の役場や年金事務所で手続きが可能です。


これらの手続きや準備を行うことで、私は無事にフリーランスとしての活動を開始することができました。フリーランスになることで、自由な働き方や多様な仕事の経験が得られる一方で、手続きや保険、税金などの面で責任が増すことを理解し、適切な対策を講じることが大切です。これからフリーランスになろうと考えている方には、私の経験が少しでも参考になれば幸いです。

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