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人前で話した経験の少ない初心者コーチ向け。私おすすめの「簡単かつ効果の高いプレゼン改善ポイント」の紹介。

先日ある相談を受けた。コーチ始めたての方から受けたものだ。

練習中に選手たちに説明をするが、なかなか理解してもらえなかったり、ドリルにスムーズに移行できなかったりする。どうしたらいいか。

これは要するにプレゼンテーション技法のお話だと思う。
今回は、私が説明するときにどんなことを意識しているかをまとめていきたいと思う。

プレゼン技法というのは何かを説明する立場の人にとって非常に重要な能力だ。

聞き手に伝わる量 = 伝える内容の中身 × 伝える力

伝える力がプレゼン技法にあたる。

コーチという職業はどれだけ選手に成長してもらえたかで評価されるべきだと思う。したがって「知識が豊富だけれどそれを伝えるすべを持たないコーチ」や「プレゼンは立派だが言ってることに中身はない」といったコーチは良いコーチとは言い難いはずだ。

あくまで私の印象だが、これら両軸を追求しているコーチというのは少ない。知識とプレゼン技法の両方を高めることで初めて選手に何かを伝えることができるのだ。

「良い内容だったら聞き手は聞いてくれる」などというのは伝える側の怠慢だ。
字がびっしり詰まったスライドで授業を受けた経験はないだろうか?
早口で聞き取れない説明をされたことは?

そもそも聞くのを諦めることだってありえると思う。
私はわりと諦めがちだ。

そういう経験からわかる通り、良い話でも良い話し方をしなければ、何も伝えていないことと大差ないのだ。
知識と伝え方、両方とも大事にしていこうではないか。

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