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読書備忘録 14 

どうも。アラフィフおばちゃんです。
かなり読書がスローペースになっております。
今は体調を回復させることが最優先なので、備忘録も少しずつ更新していきますね。

・「LAST 東京駅おもてうら交番 堀北恵平」 内藤了 著

いよいよ、完結です。時空を超えた事件と警察内で囁かれている「都市伝説」をどうやってきれいにまとめるのか。
「藤堂比奈子シリーズ」では若干力技を使って解決させた感じがありましたが、今回は納得の「完結」でした。
こういう書き方をすると「上から目線」だと非難されるかもしれませんが、伏線回収がとても綺麗に出来ていたなと思います。
作品を重ねるごとに、面白さや表現力が上がっているように感じます。またシリーズが出るようなので、そちらも読んでみたいと思います。

・「むらさきのスカートの女」 今村夏子著

こちらもオードリーの若林さんが「あひる」(著者同)と共に紹介なさっていた作品です。
そして「第161回芥川賞受賞作」です。
いわゆる「純文学」は苦手な方で、読むのは中村文則さんと吉田修一さんくらいなので語れるレベルではないのですが、純文学作家は「芥川賞受賞作以外のほうが面白い」という私の中の定説は今回も覆されることはありませんでした。
読後感のモヤモヤ・・・結局「むらさきのスカートの女」は実在していたのか、「黄色いカーディガンの女」が作り上げた妄想に近い一般人だったのではないか。
そもそも、「わたし」は「何者」になりたかったのか。
この考察が面白みなんでしょうか???
でも、惹きつけられる作品であることだけは確かです。

手元に「積読」が三冊ありますので、そちらの感想もそのうちアップしますね。

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