見出し画像

盆栽の管理向上をめざして 9:「盆栽管理」ここまでのテンプレートを公開します

改訂履歴:
2024.02.06 「盆栽カルテ」調整の手順を追加しました。
2024.02.09 「画像一覧」調整の手順を追加しました。

はじめに

note.comで記事を書いた後、X(旧ツイッター)で記事作成の案内をポストするのですが、盆栽愛好家の皆様に少し興味を持っていただけたようで、少
しずつ成果を共有していく必要を感じておりまました。

盆栽の世界ではもうそろそろ植え替えの時期となり、忙しくなってきます。
忙しくなる前の今こそ管理を始める適期と考え、少し雑ですが、ここまでの成果を公開して行きたいと思います。

作るもの

Googleスプレッドシート、Googleドライブを使って、盆栽管理のためのデータベースを作ります。

結果は「盆栽カルテ」で見ることができ、画像と文字で、今までの記録を振り返ることができるようになります。

「盆栽管理」を始める手順

必要なもの

 ・パソコン
 ・スマートフォン

パソコンでの準備

1.「Googleのアカウント」を作成します。

既にアカウントをお持ちの場合はそのアカウントが使えます。
「Googleドライブ」が見れるようにしてください。

2.「【公開】「盆栽管理」テンプレート」のフォルダ全体をコピーして、ご自身の「Googleドライブ」にペーストしてください。

【公開】「盆栽管理」テンプレート
https://drive.google.com/drive/folders/189wsApUejLcIWpSt0Q7x9PenRigOjSIS?usp=drive_link
以下の操作は、ご自身の「Googleドライブ」に保存したフォルダ「盆栽管理」に対して行います。

3.簡単に構造を説明します。

●フォルダ「盆栽管理」
 ■「盆栽管理」を始める手順:このファイルです。
 ■ファイル「盆栽管理」:メインのファイルです。
  □シート「アイテム」:ここにお手持ちの盆栽を記入します。keyを割り振ります。
  □シート「置場マスタ」:いつでも追加できます。
  □シート「樹種マスタ」:いつでも追加できます。
  □シート「樹形マスタ」:いつでも追加できます。
  □シート「鉢マスタ」:いつでも追加できます。
 ■ファイル「画像管理」:画像のリンクを管理します。
  □シート「画像リスト」:Googleドライブの機能を使って画像ファイルをここに格納します。
  □シート「LINEより」:LINE Botで投稿された画像が格納されます。
 ■ファイル「アクティビティ管理」:手入れの記録をこちらに行います。
 ■ファイル「盆栽カルテ」:上記データベースをもとにkeyに紐づく情報を表示します。
 ■ファイル「画像一覧」:上記データベースをもとに画像の一覧を表示します。(2024/02/09追加)

4.ファイル「盆栽管理」の調整、記入を行います。

シート「アイテム」にお手持ちの盆栽を記入してください。そのとき、keyを割り振ります。ラベルに記入しておきます。keyは重複しないようにしてください。

シート「置場マスタ」、シート「樹種マスタ」、シート「樹形マスタ」、シート「鉢マスタ」については適宜書き換えてお使いください。後から修正もできます。

5.ファイル「アクティビティ管理」の調整、記入を行います。

シート「アクティビティ」に手入れを記入します。シート「アクティビティマスタ」については適宜書き換えてお使いください。後から修正もできます。

6.ファイル「画像管理」の調整、記入を行います。

「拡張機能」-「Apps Script」を選択します。
下の画像内の「XXXXXXXXフォルダ「画像」のID」の部分を下記の方法で書き換えます。

Googleドライブで「マイドライブ」-「盆栽管理」を選びます。
そのとき、ブラウザのurlのfolders/の後ろの文字列をコピーします。

https://drive.google.com/drive/u/0/folders/1enIoZZXiKrTS353puJt964SdrZM_s6zw

これがXXXXXXXXフォルダ「画像」のIDとなります。

”XXXXXXXXフォルダ「画像」のID”を”1enIoZZXiKrTS353puJt964SdrZM_s6zw”(実際には調べた文字列)に書き換えた後、「保存」を押します。

フォルダ「画像」にお手持ちの画像をコピーした後、「処理」ボタンを押します。はじめてスクリプトを実行する際には、警告が表示されることがあります。

左下の「Advanced」を押して先に進みます。

「Allow」ボタンを押します。
名前、更新日、urlが記入されます。key、コメントを追記してください。

※LINE Botについては、あとで説明いたします。

7.ファイル「盆栽カルテ」の調整を行います。

7-1.シート「_盆栽管理の参照」を開きます。

セルA1の内容を

=IMPORTRANGE("XXXXXXXXXXファイル「盆栽管理」のID", "アイテム!A1:G")

から、実際のファイル「盆栽管理」のIDに書き換えます。
ファイル「盆栽管理」を開いたときに、ブラウザの上部に表示されるurl

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1fbyZdeykV-BSvROqe6Q8DD8bfqVD-SMof2n5yMqZlfI/edit#gid=0

太字の部分がファイル「盆栽管理」のurlとなります。

=IMPORTRANGE("1fbyZdeykV-BSvROqe6Q8DD8bfqVD-SMof2n5yMqZlfI", "アイテム!A1:G")

とします。

7-2.シート「_アクティビティの参照」を開きます。

セルA1の内容を

=IMPORTRANGE("XXXXXXXXアクティビティ管理のファイルID", "アクティビティ!A1:D")

から、実際のファイル「アクティビティ管理」のIDに書き換えます。
ファイル「アクティビティ管理」を開いたときに、ブラウザの上部に表示されるurl

https://docs.google.com/spreadsheets/d/105k29FjePxlujKm5s0lJp9KBq3LQ0jUYQ2SRS31qNCo/edit#gid=0

太字の部分がファイル「アクティビティ管理」のurlとなります。

=IMPORTRANGE("105k29FjePxlujKm5s0lJp9KBq3LQ0jUYQ2SRS31qNCo", "アクティビティ!A1:D")

とします。

7-3.シート「_画像管理」を開きます。

セルA4の内容を

=QUERY({IMPORTRANGE("XXXXXファイル「画像管理」のファイルID","画像リスト!$A4:$E");IMPORTRANGE("XXXXXファイル「画像管理」のファイルID","LINEより!$A2:$E")},"select Col1,Col2,Col3,Col4,Col5 where not Col1 is null")

から、実際のファイル「画像管理」のIDに書き換えます。

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1fbyZdeykV-BSvROqe6Q8DD8bfqVD-SMof2n5yMqZlfI/edit#gid=0

2か所書き換えます。

=QUERY({IMPORTRANGE("1fbyZdeykV-BSvROqe6Q8DD8bfqVD-SMof2n5yMqZlfI","画像リスト!$A4:$E");IMPORTRANGE("1fbyZdeykV-BSvROqe6Q8DD8bfqVD-SMof2n5yMqZlfI","LINEより!$A2:$E")},"select Col1,Col2,Col3,Col4,Col5 where not Col1 is null")

書き換えた直後は下記のエラーになっています。

エラー
関数QUERYのパラメータ2のクエリ文字列を解析できません。
NO_COLUMN:Col2

そのまま進んでください。

セルN4の内容を書き換えます。

=QUERY({IMPORTRANGE("XXXXXファイル「画像管理」のファイルID","画像リスト!$A4:$E")},"select Col1,Col2,Col3,Col4,Col5 where not Col1 is null")

から、実際のファイル「画像管理」のIDに書き換えます。

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1fbyZdeykV-BSvROqe6Q8DD8bfqVD-SMof2n5yMqZlfI/edit#gid=0

このようになります。

=QUERY({IMPORTRANGE("1fbyZdeykV-BSvROqe6Q8DD8bfqVD-SMof2n5yMqZlfI","画像リスト!$A4:$E")},"select Col1,Col2,Col3,Col4,Col5 where not Col1 is null")

このとき、アクセス権の確認が入ります。
このチェックを行った後、セルA4のエラーが

ここまでの作業で、盆栽の管理を始めることができます。

8.LINE Bot「盆栽画像投稿」の作り方

8-1.LINE Consoleログインを行います。

Messaging APIを始めよう

https://developers.line.biz/ja/docs/messaging-api/getting-started/
に従って、LINE Developersコンソールにログインします。

も参考にしてください。

8-2.Messageing API を作成し、チャンネルアクセストークンを発行します。

その内容をコピーします。

8-3.Googleドライブのフォルダ「盆栽管理」の中にある、スクリプト「盆栽画像投稿」を開きます。

8-4.スクリプト内の××××を記入します。

//LINE Messaging APIのチャネルアクセストークン
var LINE_ACCESS_TOKEN = "XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX";
//フォルダ「画像管理」のID
var GOOGLE_DRIVE_FOLDER_ID = "XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX";
//ファイル「画像管理」のID
var IMAGE_FILE_SHEET_ID = "XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX";

LINE_ACCESS_TOKENは保留しておきます。

8-5.「デプロイ」ボタンを押します。

このとき発行される「ウェブアプリのURL」をコピーして保存しておきます。

8-6.Messageing API を開き、8-5.の「ウェブアプリのURL」をWebhook URLにペーストします。

9.ファイル「画像一覧」の調整を行います。

9-1.シート「_画像」を開きます。

セルC1にファイル「画像管理」のIDを記入してください。
セルG3をクリックし、アクセスを許可します。

9-2.シート「_盆栽管理の参照」を開きます。

セルD1にファイル「盆栽管理」のIDを記入してください。

ちょっと説明が雑になっているので、時間を見つけて丁寧に書き直したいと思います。

さいごに

取り急ぎ、盆栽管理方法を公開することにしました。
皆様にお試しいただきながら、より分かりやすい説明を目指して改良していきたいと思います。

最後までお読みいただき誠にありがとうございます。

#盆栽管理 #Googleスプレッドシート #LINEBot #GAS

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?