べやっち@癌サバイバー

べやっちといいます。仕事はプラントエンジニアしています。癌サバイバー(悪性リンパ腫罹患…

べやっち@癌サバイバー

べやっちといいます。仕事はプラントエンジニアしています。癌サバイバー(悪性リンパ腫罹患、再発経験)/ダンス(BREAKING、DIGITZ)/旅好き/格闘技好き/読書好き/映画好きです。普通とは違う人生経験をしています。

最近の記事

【映画鑑賞】今月のベストムービーは「オッペンハイマー」(2024年3月:11本)

3月は2月に続いて「外」に開けていた1ヶ月だった。適度に外に出ていく事はやはり大事だったみたいで随分身体が整ってきた気がする。何といっても3月のハイライトはおよそ6年振りとなる東京行き。後は2年一応寛解と言えるPETーCT検査を受けた。それでも11本の映画も観る事が出来たので結構生きていて充実していた日々だったと言える。これからもっともっと充実させたいな。 2024年3月 べやっちの日々①6年振りの東京行き 茨城県から引っ越して病時代を経由して6年振りの東京。目的は自分が

    • 【映画鑑賞】今月のベストムービーは「雪山の絆」(2024年2月:6本)

      2024年2月の所感2月は映画6本鑑賞でした。でもこの2月はべやっちの中でもここ数年で濃い1ヶ月でした。その内の大きな3つについて書いてみたいと思います。 ①30年振りのスキー、6年振りの雪山 自分の病気は言うまでもなく今まで生きてきた1番大きな出来事でした。病気前の自分は「外」に開きまくった人生でした。海外旅行、ダンス、合コン、酒、スノボ、サーフィンなど。刺激的な物を求めれば求める程内面が渇望し「内」に行く事もなかった。病気って自分の人生を変えてしまうものである事、それ

      • 【映画感想】今月のベストムービーは「おひとり様族」(2024年1月:6本)

        2024年1月はたったの6本しか映画を観れませんでした。かつその感想文を2月末のギリギリになってアップしている始末。。今年に入って何故かプライベートに充実を感じております。 旅行やデートやスノーボードやらと何かを予定を作って自分のテンションをぶち上げようとしていた昔とは違い、密かな静かな情熱(パッション)が病を超えてやっと蘇ってきました。今年は「会いたい人に会う」というのを信条にしていくつもりです。大病を患ってつくづく思う事は金を稼ぐ事や社会貢献をすることも大切ですが人生に

        • 【映画感想】今月のベストムービーは「Perfect Days」(2023年12月:11本)

          今年は121本もの映画を観ました。これでも世の中の映画の少しにしかならないと考えると世の中って本当に娯楽に溢れているのですよ。Perfect Daysを観た時もそう思ったけど映画を見るって「足るを知る」って事が凄く解ります。 私が闘病していた時に支えに常にあったのが「映画」でした。だからこそ今年ここまで映画を観るという事に感想や声を書いていこうと決意したんだと思います。私が闘病中Netflix観ていると先輩に語ったら「そんな暇があったら勉強しろ」と言われたのを未だに忘れてい

        【映画鑑賞】今月のベストムービーは「オッペンハイマー」(2024年3月:11本)

          【レポート】尹雄大氏講座「記憶と反応」

          4年前ステージ4の癌にかかった時に多くの人がお悔やみの言葉をかけてくれた。だがその時に嬉しかった言葉とそうでない言葉があった。断言するが自分に声をかけてくれた人は彼らなりの気の使い方をした筈である。当時はそうは思えなかったが今となってはその出来事と距離感が出来、そう総括できる。ただ多くの人は私の言葉をそのまま受け取ってくれなかった。私の言葉を自分の親戚やかつての入院体験を語るきっかけにしたり、自分の投影や想像力の範疇で私の言葉を「決めつけ」にかかっていた。当時は少なくともそう

          【レポート】尹雄大氏講座「記憶と反応」

          【レポート】尹雄大氏講座「集注」

          この講座は2023年12月に受講した。1ヶ月も経ってようやく受けた講義について思う所をまとめ始めている。それくらい自分にとってじっくり考えたいテーマであったし心と身体が全てを総括してくれるのを敢えて「待って」いた。 現在は「集中」の時代になってしまっている。 尹さんは講座で最近パワーポイントを使われていないそうだ。それは現在が「目」と「親指」を主に使用している世の中になっている弊害と気づかれたからだそうだ。下記の絵はホルムクルスの一次体性感覚野の図である。今我々の身近な機

          【レポート】尹雄大氏講座「集注」

          【映画鑑賞】今月のベストムービーは「対峙」(2023年11月:10本)

          今月も10本映画を観ました。流れゆく日々の中で10本映画を観ると決めて実行するだけでも結構大変なものです。4月くらいから体癖論を学び始めた事や身体の事を学ぶ事が映画を観る楽しさを加速させました。 ただもっとリアルな人にも出会って行きたいなあとやっと思えるようにもなりました。 人に興味がある。人間知にもっと深く辿り着きたい。そう思えたのは今年観た110本もの映画のお陰かもしれません。闘病の心のリハビリにこの時間は必要だったのかもしれません。 来年は少し観る本数は下げるけどそ

          【映画鑑賞】今月のベストムービーは「対峙」(2023年11月:10本)

          【映画鑑賞】今月のベストムービーは「オットーという男」(2023年10月 10本)

          祝100本!という事で今月も頑張って見ました。最近思うのですが映画という無茶苦茶金がかかっている娯楽がここまで安く見られるのは驚きだなあと。映画こそが人類が長年作り上げてきたアイデアや感情や学びのコラージュなんじゃないかと。これからも何の為に頑張っているのかよく分かりませんが今後も映画を見続けていきたいと思います。 【第1位】オットーという男(2022年 スウェーデン/アメリカ) トムハンクスが結構なお爺ちゃんになっていて時の流れを感じた。60代後半だから仕事をリタイアし

          【映画鑑賞】今月のベストムービーは「オットーという男」(2023年10月 10本)

          【レポート】尹雄大講座「閉じると開く」

          コミュニケーションというのをどう捉えるかは自分にとって長年の課題だった。「お前は変わっている」と言われ続け流石に最近は無くなったがハブられた事もあった。特に女の子との会話は長年の課題だった。ただ幾ら学んでも自分のやり方と違う異物感を感じ続けていた。 決定的だったのは自分の大病の時だった。コミュニケーションの達人と私が思っていた人達が病気になった自分への対し方の多くは目を覆いたくなるほど稚拙なものだと感じられた。傾聴という言葉を知ったり、コミュニケーションを考えるキッカケにな

          【レポート】尹雄大講座「閉じると開く」

          【映画鑑賞】今月のベストムービーは「君達はどう生きるか」(2023年9月 10本)

          今年も10月まで来ました。何と90本もの映画を観ています。この事を同じ会社や知り合いの人に言ったら変人と思われるかもしれない、という気がしてきました。 いったいワタクシは何を目指しているのだろう。何故こんな本数の映画を観るのに嫌気がさしてないのだろうと考えます。 一つは病気が自分の膿を洗い流してくれて自分の好きや興味に向かえている気がします。きっとこれは恵みなのでしょう。そして体癖論を学んでいる事も大きい。俺はやはり人間に興味があるんだ、その為にはきっと群れから離れて映画

          【映画鑑賞】今月のベストムービーは「君達はどう生きるか」(2023年9月 10本)

          【映画鑑賞記録】今月の映画のお勧めは「神は見返りを求める」(2023年8月:10本)

          今月も見ました。もう今年は80本見ています、自己新記録。8月分を9月半ばになってあげています。でも自分のテーマなりの感覚で見れています。何でも継続は力です。これを多分10年くらいすれば映画マスターになれる筈。 第1位「神は見返りを求める」(2022年 日本) 最初の30分見た時は絵面と展開が辛過ぎて観るのを一時中断した。その後も胸糞だったけど観終わってじわじわと余韻が来ている。 これは凄い名作だったのでないか、覚悟を持って撮った映画じゃないかと思えてくる。 別にyout

          【映画鑑賞記録】今月の映画のお勧めは「神は見返りを求める」(2023年8月:10本)

          【映画鑑賞記録】今月のお勧めは「サムサッカー」(2023年7月:10本)

          8月少し忙しくしていたのもありうっかり先月分を上げるのを忘れていました。ただここまで来たからにはI月10本の目標を達成してきました。サクッと紹介しておきます。 第1位:「サムサッカー」2005年 サムサッカーとは英語でthumb suckerと書き、親指をしゃぶる癖の事だ。マイクミルズの映画はいつも優しくて人間愛、人間理解に溢れていて好きだ。 実は姉が中学くらいまでサムサッカーだった。弟である自分はそれを見るのが嫌で姉がそれをし始めると手を叩いていた。今は勿論姉はそんな

          【映画鑑賞記録】今月のお勧めは「サムサッカー」(2023年7月:10本)

          【WS感想】テンセグリティWS

          京都で行われたバックミンスターフラーの弟子あられる梶川先生のテンセグリティWSに行ってきた。最近身体の勉強をしているのだが人体がテンセグリティ構造体であるという言葉を色々なところで見かけており自分もそれに影響されて本を読んだり発言をしたりしているがどこかでちゃんと学ばないとという気持ちがあった。 そんなおりの突然の梶川先生の関西来訪である。ちゃんとバックミンスターフラーの本も予習していった。 バックミンスターフラーという人についてバックミンスターフラーは1895年生まれ1

          【WS感想】テンセグリティWS

          【映画鑑賞】2023年6月(今月の10本)

          6月も10本観ました。映画を見て感想を書き内観することで確実に自分の内面が進化している事を感じます。ラスト6ケ月自分の身体に何があろうとも60本観きろうと思います。映画を観る為に設定する人生の余白やエネルギーが自分の人生を豊かにしてくれていると信じています。 【第一位】Life is Climbing(劇場で鑑賞) この映画を観る前の日に「アルピニスト」という孤高のフリークライマーのマークを描いたドキュメンタリー映画を見た。その後にこの全盲クライマーのコバさんのドキュメン

          【映画鑑賞】2023年6月(今月の10本)

          【映画鑑賞】2023年5月(今月の10本)

          今月も10本映画を観ました。自分には何故か確信があるのですが映画を観続けるというのは人生を変える可能性があると思っています。 自分は何を愛するのか。どんな言葉に胸を躍らすのか。残りの人生でどんな景色を見たいのか。やはり50本も見ると確信を得て変わってきます。Filimarksの評価がどうとかインフルエンサーの評価がどうとかではなく自分の好き嫌いがこの上なくしっかりとしてきています。 50本も見ていると自分にとっての宝物のような一言にも出会えます。それはきっと自己啓発本を何

          【映画鑑賞】2023年5月(今月の10本)

          【映画鑑賞】2023年4月(10本)

          4月も映画は10本鑑賞しました。4月に寛解継続1年を通過したとはいえまだまだ大人しくしてなければいけない身。映画を1年で120本見たら人生や新しい考え方が少しでも生まれるかな?という試みです。映画はコスパがとても良いサスティナブルな趣味ですからね。 さあ今月の10本では「イニシェリン島の精霊」がダントツで良かったです。お勧め! 第1位 イニシェリン島の精霊(2022 アイスランド/イギリス/アメリカ) 掛け値なしに考えさせられる映画だなぁと思った。ホラー、スリラー、サス

          【映画鑑賞】2023年4月(10本)