youtube動画を高画質(vp06)で投稿する(davinci resolveでアップコンバート)

近頃youtube動画も4Kが増えてきて、たしかにきれいだけど、正直室内とかゲーム画面など、これをそこまで高画質にする必要ある? しかも視聴者はたいていスマホのちっこい画面でみてるのに…と思わないでもない。
私自身の動画はHD(1080)もあれば画質的にも十分だし、PCのスペックからいっても4Kはレンダリングにも時間がかかるし、ちょっと厳しいかなと感じる。

というわけで、動画は通常HDで撮影、編集し、youtubeへ投稿していたが、どうも投稿した動画を再生してみると、おなじ1080pであるにも関わらず、元ファイルよりも画質が劣化しているのが気になるようになってきた。
調べてみると、投稿する際のエンコードに使われるコーデック方式にAVC1というのとVP9という2種類があり、前者だと画質が低下してしまうらしい。
高画質のvp9コーデックでエンコードされるためには、ファイルの解像度が1080を超えている必要があるという。

試しに4Kで撮った動画をアップロードしてみると、たしかにvp9になっている。
(コーデックの確認は、動画の画面を右クリックして、一番下の「詳細統計情報」の内容をみる)

そこでもともとHD画質の動画を、davinci resolveで4kにアップコンバートしてみる(4K画質である必要はないが、コーデックはvp9にしたい)。
この作業自体は、davinci resolveなら比較的かんたんにできる(後述)。

しかし、実際に4K動画をあげてみると、処理に驚くほど時間がかかる。
15分程度の動画をアップロードして、最高画質でみれる処理が完了するまでに4時間以上かかった。さすがにこんなことを毎回やってられない。

画質はHDでいい。ただしAVC1コーデックで、オリジナルより劣化してしまうのはなんか納得がいかない。
なんとかならないものか…。

そこで、妥協案として2.5Kあたりにアップコンバートしてみることにした。
youtubeの再生画質の設定をみると、1080pと2160p(4K)の間に「1440p」というのがある。
このあたりに合わせていく。

手順はdavinci resolveで編集済みのプロジェクトを開き、左下の歯車(プロジェクト設定)で、一番上の「タイムライン解像度」を、

「Custom」、「解像度2560x1440」に設定、保存する。

次に、「デリバー」から「ビデオの書き出し」の下の「解像度」も同じように、

「Custom」、「解像度2560x1440」に設定、あとは通常の手順で書き出せば、なんちゃって2.5K(?)動画のファイルができあがり。

このサイズであれば、アップロード時の処理時間も4Kに比べれば格段に短くなる。

コーデックはちゃんとvp9になっており、最高画質の1440pで再生すれば、画質の劣化もない。

当然のことながら、実際の画質は1080相当なので、なにか視聴者を騙しているようで多少気が引けるが、現状では1080pのファイルを画質を落とさずにyoutubeにアップロードする手段としては、これが最善な気がする。

私は映像の専門家ではないので、他にもっとマシなやり方があれば、ぜひご教示願いたいところであります。

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