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キュア-禁断の隔離病棟-を観た話。

※映画の感想なのでネタバレ等はありません!世界観と出演者に関する性癖がバチバチに疼いたぜ!というお話。

バチバチ自粛期間中なので映画鑑賞が進みます。DVD収集が趣味なので部屋にあるものを片っ端から。さてどれを観るか、数年前手に入れて1回観て放置していた『キュア-禁断の隔離病棟-』を鑑賞しました。

映像がスタイリッシュだったのとなんかウナギが沢山出てきたなというぼえーっとした記憶、記憶違いではなく映像はスタイリッシュだったしウナギも出てきました。えげつないくらい出てきました。貧乏人なのでそうそう食べれるものでもないけれどしばらく食べんでええわ、というくらいの勢いで出てきました。ウナギという字面すら愛してるぜ、ってくらいにウナギが好きな私にはまさにたまらんフレーバー。しかしそんな感じなのでウナギとかにゅるにゅるしたものが苦手な人は観ないほうがいいかもしれません。私は某ダッ●シュ島のヌタウナギの事をずっと思い出していました。あれ一回食べてみたいけど。一回だけでいいけど。(黙ろう)とにかくウナギが大活躍びっくりするくらいウナギがわいわい、逆に私のようにウナギ好きな人には是非観ていただきたいです。

ウナギと言えば高田 侑作のうなぎ鬼という小説があったことを思い出しました。なんか漫画化したらしいんですけどそちらは未読です。小説はとにかく薄気味悪くてウナギのやなとこ全部もりこんでくんな、って感じの作品だったことを覚えています。そういう面ではホラーとウナギって結構相性がいいのかもしれません、私はもっぱらウナギ食べるのが好きですが。だれかおごってくれないかしら。

ゴシックホラー?的な世界観、クリムゾン・ピークとか好きな人はきっとハマるかと思います。閉鎖的な場所に閉じ込められて謎を解いていくという展開はシャッターアイランドを思い出しました。舞台となる城がすこぶる可愛くてかっこよくて性癖にぶっ刺さりました。あんなとこに住みたい。(映画みたいな展開になるのは御免ですが)主人公のやることなすことなんかすべてうまくいかなくて何だこのへっぽこ、などと思ったりもしましたがそれはさておき、そうならないと話が進まないんだ多分。てか絶対。映画ってそういうもんですものね。

主演はデイン・デハーン。なんとなくレオナルド・ディカプリオに似てる気がしました。限りなくなよなよでへっぽこなレオナルド・ディカプリオ(悪口やないかい)でもそのなよなよへっぽこ感がこいつはひどい目に合うんだろうなあって感じの雰囲気で案の定ひどい目に合うのでああかわいそうに、おろおろ、って感じでした。(慈悲すら生まれるのでイケメンは生まれた時から勝ち組やなあ)ミア・ゴスが好きなもんでそれもまた嬉しかったです。ああいう病的な痩せこけ方した女の子たまらんく好き。ミア・ゴスが演じるハンナが着ているお洋服もとっても好きでした。THE不健康、って感じ。事あるごとに私は病気よ??的なことを言うんですがそりゃそうだろうねって感じ。ラスト付近のダンスシーンで着ているお洋服なんかもう可愛すぎて震えました。彼女ももれなくひどい目に遭う、というか生まれた先から彼女はずっとひどい目にあってたわけなんですが。そりゃ病気にもなるわ。

なんだか貶している様な感想文なのですが私的にはこれがリアルなので!(やめろや)でもとにかく、雰囲気、ストーリー、最後のゾワっとする終わり方含めとてもお気に入りの1本です。B級感満点な邦題がついてしまっていますが自粛のお供に、是非いかがでしょうか。

台詞の中でとても印象的なものがありました。

"現代人にとっての治療がわかるか。
それは病気だ、病気によって人は希望を持てるからだ。"

この台詞、私的には頭引っ掻くレベルで響いてしまった。ここまでして人って希望求める?んでこんな風に台詞にしてしまえるこいつって…(誰が言ったかは敢えて言いません)きっしょ。(褒めてる)まじ世の中生き地獄だなと。人って、人って怖いですね。

最終的に変な方向へ舵を切り出してしまったわけですがこんな感じの愛すべき私的ニューカルトムービー、観てみたいななんて思って頂けますと幸いです。

沢山お読みいただきありがとうございました!



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