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後悔なく見送れたこと

私は教育ママであり・溺愛する親バカであり
それは周知の事実でした。

トレーニングもマロンが1歳半になるまで一緒に通いました。もちろん別でリズムも通いました。

多頭飼いのワークショップ。手作り食のワークショップ。マッサージのワークショップ。たくさんわんこの勉強もマロンと一緒にしました。

そんな私を知っている私の家族、友人はマロンが亡くなってしまった時に私が酷いペットロスに陥るのでは…と昔から心配していました。

実際にマロンが亡くなり、まだ数日。
これから深いペットロスが訪れるのかもしれないし…今はまだなんともいえませんが…

ただ1つだけ言えることは
私はあの時こうしとけば良かった…と後悔する事があまりありません。
それは私のエゴなのかもしれませんし、マロンには不平不満があったかもしれません。

マロンは楽しくトレーニングにも通ってくれたし、私も楽しくトレーニングに通いました。
陽性強化トレーニングにこだわり優しい子に育てる努力をし、優しい子に育ってくれました。

リズムを迎える前の小さい頃から旅行にも行きました。
広いドッグランにも遊びに行きました。
毎日の散歩も1時間、他にディスクやボールで遊びました。
仕事で構ってあげれない時はペットシッターも頼みました。
海水浴にも行きました。毎年桜を見ながら散歩をしました。たくさんのコミュニケーションを取ってきました。そして優しいパパも家族になりました。

9歳になった頃からは思い出作りを始めました。
旅行に行き、ロッジでBBQをして大きな湖でカヤックにも乗りました。
翌年も違う場所でもカヤックに乗り思い出作りをしました。

辛い思い出もあります。
3年前の定期検診で膵臓の数値が10倍以上出たときは大学病院でCT検査をし、それでも原因不明。これ以上は開腹手術をしないとわからないと言われ11歳になっていたマロンにはそれはさせませんでした。
それでも私が納得できる範囲までの検査はできたと思っているので後悔はありません。

昨年は思い出作り強化年間にしました。
昨年で2頭共は14歳を迎え、今年を家族揃って迎えられるかわからなかったから…悲しいですがそれを踏まえた上で生活していかなければならない年齢にきていました。

広いドッグランに行きおばあちゃん2頭は息があがりながらも久しぶりにフリスビーを楽しんでくれました。
夏には初めての花火を家族でしました。秋には田舎に連れていき広大な土地で友達家族とボール遊びをしました。私の親、姉、甥、姪にも2頭揃って久しぶりに会うことができました。リズムの誕生日には初めての犬ケーキを食べました。年末には高級和牛ですき焼きをして一緒に食べました。お正月にはA5ランクのステーキ肉を食べました。スタジオに行って家族写真を撮りました。

悪性腫瘍が見つかってからの23日間。毎日手作りご飯を作りました。
美味しいものはとにかく一緒に食べました。辛い通院も一緒に通いました。バギーに乗ってリズムとお散歩もしました。

3年前の膵臓の数値の跳ね上がって以降の定期検診では他の臓器の数値も上がり始めました。その時点で腫瘍を発見できればと思ったりもしましたが、見つかっても外科手術の選択肢も延命治療も私は選ばなかったと思います。手術に耐えられる年齢ではなかったし、延命治療の副作用で辛い思いもさせたくないと思っていましたから。

マロンを迎えてから亡くなるまでの犬生。
幸せな犬生を送らせる事を考えて生きてきた私には後悔はありません。

こんな偉そうな事をかきましたが、マロンがいなくて寂しいです。
思い出はたくさんあってもマロンはもういません。
マロンに会いたい。