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化粧品によくあるポリエチレングリコール(PEG)入りのmRNAワクチン接種でアナフィラキシーを起こす人が何故女性に多いのか?


近頃、mRNAワクチンに入っていることで問題視されているポリエチレングリコール(PEG)、これによってアナフィラキシーという重度のアレルギー反応を起こしているのではと言われていますが、

なんと、そのアナフィラキシーを起こした人は17人中全員が女性だということで、騒然としています。



どうして女性に多いのか?その理由を美肌研究家の立場で、考えてみましたので、共有したいと思います。

これをお読みなられて、少しでも化粧品に対する不安をなくし、化粧品知識を学ぶことの大切さや化粧品選びの大切さが理解でき、体の健康に繋げて頂ければ幸いです。

長文な上に乱文ではありますが、ご容赦ください。


目次 
1章~ポリエチレングリコール(PEG)とは何か?
2章~化粧品によってPEGに対する抗体が誘導された可能性
3章~PEG含有化粧品によって PEG抗体 IgMが
    誘導されるという検討について
  ◆実験で使われた化粧品について
4章~過去に起きた化粧品でアナフィラキシーになった例
5章~未来の肌と体の健康のために

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第1章~ポリエチレングリコール(PEG)とは何か?
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ポリエチレングリコール(PEG)は、何も特別な成分ではなく、化粧品には多く使われている成分です。

具体的に言えば、私たちが日常便利に使っている、化粧品(浴用製品・ヘアケア製品も化粧品)、美白歯磨き粉、洗剤、医薬品などです。

手元にある色んな製品の全成分などを確認すると、わかると思いますが、

<PEG-数字>

<PEG-数字・アルファベット>

<PEG-数字・成分名>

<PEG/PPG-数字/数字成分名>

など、多くはこういった表記で、全てポリエチレングリコール(PEG)です。

例)PEG-30、PEG-3ジメチコン、PEG-20M、PEG/PPG-7/50コポリマー

 

このPEGは私が化粧品成分として知っているだけでも300種類以上あり、その正体は、合成界面活性剤や合成ポリマーです。

その合成界面活性剤や合成ポリマーにも色々あって、PEGの場合ですと、

●合成界面活性剤の場合は、
<乳化剤><洗浄剤>が多く、

●合成ポリマーの場合は、
<保湿剤><結合剤><乳化安定剤><皮膜剤><溶剤>

と、なります。このように、ひとくちにPEGと言っても用途があり、お風呂や洗面所、ドレッサーなどに置かれているもので確認すると見つかるかもしれません。

例)PEG-5M・・・・・・・合成ポリマー/乳化安定剤
  PEG-3ヤシ脂肪酸アミドDEA・・・合成界面活性剤/洗浄剤


合成界面活性剤や合成ポリマー(広義の合成界面活性剤)は直ちに健康を害するものではないと言われていますが、これらは慢性毒であり、社会毒とも言われています。

日常に使用しているもの全てに、これらの成分の数が多ければ多いほど、その毒性は、例えば2+2+2・・・ではなく、2の2乗の2乗の・・・と強くなるので、生活環境によって、それらの作用が強くなっていきます。

また、水のある所で猛威を振るうという性質があり、洗い流しても完璧に取れるものではありません。

合成界面活性剤はたんぱく質を溶かしたり、水と油を混ぜることが出来、合成ポリマーについては、無刺激低刺激なので、肌がかぶれにくいという特徴をもちます。

両者とも腐りにくく、管理しやすいことと、クレームも少なく済むという利点があり、化粧品成分として便利に使われています。


そして、女性は男性と比較して化粧品を使う品数が非常に多いです。朝は洗顔料に始まり、洗剤を使って家事をして、スキンケアにメイク、夜はメイク落とし、入浴して、シャンプーにコンディショナー、スキンケアとなれば、

当然、女性の方が、バリア機能を壊したり、ポリエチレングリコールに触れる機会も量も多く、男性よりも女性の方が肌は薄く、皮脂も少ないので、アレルギー反応が多くても何の不思議もないのです。


このような成分が、これだけ日常生活で毎日使うものに入っているので、「約 70%の人がポリエチレングリコールの抗体を持っている。」と、言ったファイザー製薬の元副社長マイケル・イェードン博士のお話もなるほど納得がいきます。

そして、同博士は以下のようなことを懸念されています。

・ワクチンに含まれるポリエチレングリコールが多くの人に
(長期的に)致命的な反応を起こす可能性を除外できない

▲ということですので、多くはこの可能性を無視できないと言えるでしょう。



洗顔1

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第2章~化粧品によって
PEGに対する抗体が誘導された可能性
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先日、偶然にも徳島大学大学院医歯薬学研究部教授 石田竜弘先生の<ポリエチレングリコール(PEG)含有化粧品使用による抗 PEG 抗体誘導PEG 化製剤の薬理効果への影響>についての論文に出会いました。この論文を元に私の考えを述べさせて頂きたいと思います。

(検証に使われた化粧品メーカー、商品名がわかってしまうので、詳しいことはここでは控えようと思います。論文を直にお読みになりたい方はリンクからご覧ください)


さて、この論文でも、やはり、私たちは日常的にPEGに曝露(晒されること)されていると言っています。そして更に、


最近の臨床研究から、PEG修飾医薬品による治療歴のない患者の一部が抗PEG-IgMを保有していることを明らかとした。

※PEG-IgM=ポリエチレングリコールの免疫グロブリンM抗体
(抗原が侵入するとまず最初に産生される抗体のこと)

▲ということは、日頃から連用している化粧品、他によって、PEGに対する抗体が誘導された可能性は十分に考えられますね。そして、ちょっとここで、衝撃的なのが、


これらの患者に卵巣がんの特効薬であるDoxilを投与した場合、Doxilの血中濃度の急激な低下が観察され、通常得られる治療効果がほとんど得られないことも明らかとした。

▲というように、こういった薬剤が効かなくなるという結果も出ています。もしもの時にせっかくの治療が台無しというのは非常に残念ですよね。こうなると、やはり最小限でも化粧品知識を得ることはとても重要だと言えます。


PEGの皮膚透過性ですが、分子量 4,000(PEG-75の場合)以下の小さい分子量のPEGは皮膚から最小限に吸収されることで知られているようですが、(吸収は浸透より怖い)それに続き、


傷害された皮膚に対してはPEGの分子量に関係なく、透過性を示すことが明らかとなっている

▲これは当然、乾燥肌などのダメージ肌だと、簡単に浸透しますし、吸収もするでしょう。だから、肌は化粧品やメイクで楽しむだけの感覚で軽い扱いをしていると、

皮膚は体内を守る最大の臓器ですので、肌の健康が損なわれてしまうだけでなく、前述のお話のように、体にも影響を与えてしまいます。また、


化粧品に含まれているPEGの毒性について、BárányらはPEGやPEG誘導体はヒトの皮膚に対してはほとんど刺激を与えないが、経表皮水分消失(TEWL)を増加させ、角質バリア機能を目に見えないレベルで傷害していることを報告しており )、透過したPEGがPEGに対する免疫反応を誘導していても何ら不思議ではない

▲これについてですが、合成ポリマーは低刺激・無刺激なので、化粧品や赤ちゃんのおむつ(PEGとは限らない)などにもよく使われています。

『低刺激・無刺激だからかぶれにくいという、消費者側にもメーカー側にもメリットがあるから、化粧品などに使われている』という理由だけで、やはり肌や体の健康を無視しない方がいいでしょう。

なぜなら、リスクはそれより大きく、角質層を水浸しにすることで、一時的に肌がふっくら元気に若返ったように見えますが、結局はバリア機能を弱らせるので、常に肌はふやけた状態です。(もちろん、代謝も悪くなります)

角質細胞は、しっかり中身の細胞液を出し切って細胞間脂質を満たしてバリアを強固にし、空になった角質細胞はきちんと乾いてこそ、落屑してその一生を終えるのが正常で、健康な皮膚なのです。

(合成ポリマーが含まれた保湿系の化粧品は苦肉の策として、元々アトピー性皮膚炎の方のために作られたものですので、そういった皮膚疾患の方には必要なものではありますが皮膚疾患でない人の使用は望ましくない)


続いて、表皮の水分消失と書いてありますが、要するに乾燥肌になるということでしょう。それで、透過したPEGがPEGに対する免疫反応を誘導したのではないかと考えられるわけです。

これはPEG以外の合成界面活性剤や合成ポリマーが入っていても同じです。合成界面活性剤は、たんぱく質を溶かしますから、肌のバリアをじわじわと緩ませ、または壊したところにPEGは入り込みやすくなります。

安心だと言われている成分にも、こうした未知の部分があり、そのせいで色んなアレルギーを持っている人が増えているのでしょう。


※バリア機能について、わからない方はこちらの私のサイトをご覧ください。


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第3章~PEG含有化粧品によって
PEG IgM抗体誘導の検討について――――――――――――――――――

石田先生がPEG含有化粧品によって PEG抗体 IgMが誘導されるのか、その検討をどのように行ったのかを以下に引用します。

PEG成分が含まれている化粧水、日焼け止め、シャンプーのいずれかを
→1日1 回ラットの腹部に塗布
 →塗布開始 から16、37、60 日後に血清を採取
  →採取した血清中の PEG抗体 IgM量を評価

↓ ↓ ↓

その結果、化粧水塗布のラットにPEGの抗体 IgMの量の増加が確認。
抗体量は塗布開始 37 日後にピークとなったが、60 日後には抗体量が減少していることが明らかとなった。

↓ ↓ ↓

日焼け止めとシャンプーをそれぞれ塗布したラットは、共にPEGの抗体 IgMの誘導は確認されなかった。

↓ ↓ ↓


この理由の一つとして、日焼け止めとシャンプーは化粧水に比べて皮膚透過性が低く、表皮樹状細胞であるランゲルハンス細胞にまで到達しなかったために、抗体産生が生じなかった可能性が考えられる。
また、IgGの誘導に関しても同様の検討を行った結果、
PEG含有化粧品による PEG抗体 IgGの誘導は生じない
ことが確認された。

論文ではこの後も続きますが、そこは私の専門外ですので、ここまでにします。


これはあくまでラットを使った実験の結果であって、リアルに女性のスキンケア、メイク、食生活などの生活習慣まで考えることは難しいので、一切考慮されないのは当然です。


なので、ここで私が皮膚美容科学や化粧品科学の立場から加えて、考えてみましたら、気になった点が3つありました。それは・・・


1、まず、実験に使われたラットのお腹の皮膚ですが、ラットのお腹の皮膚の厚さ、毛はどの程度生えているのか?皮脂はどの程度分泌されているか?という点です。その違いで実験の結果が変わるのではないかと思います。

これについては、同じ人間でも男女で差があります。皮膚の厚さは男性の方が厚く、毛も濃く、皮脂も多いです。

これは古代の昔から男性が狩猟をしたり、闘ったりすることで、敵に遭遇すると、身を守るために、男性ホルモンが分泌され、皮脂を出して身を守ろうと体が防御反応を起こします。

その証拠に、皮脂腺は急所の近くに多く集中しているので、体の真ん中は、脂っぽくなりやすいのです。

一方、女性は男性と比較して皮脂が少ないです。

実は、それが化粧品による被害、肌トラブルが男性よりも女性に圧倒的に多い原因の1つなのです。(もちろん、比率比較)


2、検討ではラットは化粧品を1つしか塗られていないことです。女性は、化粧品1つでは済まないことが往々にしてあります。

スキンケアだと、普通でも、クレンジング→洗顔料→化粧水→美容液→乳液またはクリームと、それだけでも5点です。これだけのものを塗っているので、1つだけということは、あまりありません。

これ、全部にPEGが入っていたらどうでしょうか?結果が違うはずです。例え、全てに入っていなくても、他の合成界面活性剤や合成ポリマーが入っていれば、前述した通り、PEGが入り込みやすい環境になります。


3.「日焼け止めとシャンプーは化粧水に比べて皮膚透過性が低く」とありますが、これは誤解のないように説明しておきます。

私が心配しているのは、皮膚への透過性についてだけではなく、化粧品の皮膚への浸透力(たんぱく質であるバリアを壊して化粧品が浸透する力)についてですが、前述にあるように、化粧品が1つということはあり得ません。

それが第1章で私が述べた、

日常に使用しているもの全てに、これらの成分の数が多ければ多いほど、その毒性は、例えば2+2+2・・・ではなく、2の2乗の2乗の・・・と強くなるので、生活環境によって、それらの作用が強くなっていきます。

▲これを覚えていますでしょうか?それだけ、毒性が高まるということです。その中にPEGが1種類でも入っていれば、壊れたバリアから奥深く入りやすくなるということです。

最もバリアが緩みやすいのは、クレンジングや洗顔料、シャンプーなどを使用する洗顔時や入浴時です。その上に、化粧水や美容液など化粧品を重ねていきます。

もっと言えば、
・使用している化粧品の毒性の度合い
・使用している化粧品の数
・持って生まれた肌質の強さ
・食生活などの生活習慣や癖

などが大きく関わってきます。

中には、バリアが壊れ過ぎて、酷くなると水がしみたり、自分の皮脂にさえかぶれる人もいます。

後述しますが、ランゲルハンスを突破するかどうかは、こういったことで決まってきます。

なので、ラットに短期間、たった1種類の化粧品のみを塗って検証した結果は目安にはなりますが、実際の女性はもっと酷い状況だと思われます。

その証拠に、女性は化粧品を使い始めて、早い人で3年、遅い人で10年で、肌が弱り始めると言われていますし、実際この私もそうでしたし、私を訪ねてくる多くの女性たちも例に漏れていません。


※ランゲルハンス細胞とは
表皮の有棘層に存在する樹枝状の突起がある細胞のこと。皮膚免疫を司る多くの受容体があり、肌バリアを突破した細菌やウイルス、化学物質、かび、放射線、紫外線、寒暖等の刺激や、皮膚内部の状況を常に脳へ伝達し皮膚の均衡を保つセンサー的役割。

ランゲルハンス細胞


◆実験で使われた化粧品について

で、ここで注意したいのは、「化粧水が1番、日焼け止めとシャンプーより、皮膚透過性が低い」についてなのですが、これはそれぞれ製品によって違うので、化粧水が全部悪いという風には捉えないでください。

逆に日焼け止めやシャンプーは安心だと思うのも違います。では、それについて説明します。

今回の検討では以下の 3 種類を用いたそうなので、その化粧品に入っている成分の毒性がどのくらいかを、ざっくりと見てみました。


悪影響を及ぼしやすい成分は合成界面活性剤・合成ポリマー以外でも、✖や✖✖をつけています。数値は毒性度。

✖はポリマー他 ✖✖は合成界面活性剤他、◇は要注意成分 ?は不明

化粧水:S社 商品名AQ モイスチャーローション(S)16
含有成分:水、◇DPG、◇エタノール、グリセリン、✖PEG-6、
✖PEG-32、✖✖PEG/PPG-14/7ジメチルエーテル、エリスリト
ール、アセチルヒアルロン酸 Na、ヒアルロン酸 Na、乳酸、
塩化Mg、PCA、アンズ果汁、塩化Ca、✖✖水添レシチン、
✖✖ポリクオタニウム-51、✖水溶性コラーゲン、✖✖PEG/ポリブ
チレングリコール-44/15 メチルエーテル水添ダイマージ
リノレイル、クエン酸 Na、◇EDTA-2Na、クエン酸、◇BG、
水酸化 Na、トコフェロール、✖✖PEG-30 ダイズステロール、
水酸化K、◇EDTA-3Na、◇フェノキシエタノール、?香料

日焼け止め:S社 UVプロテクター 20
含有成分:水、✖シクロメチコン、✖BG、◇変性アルコール、メ
トキシケイヒ酸オクチル、✖ジメチコン、✖ポリメチルシルセ
スキオキサン、✖✖PEG-9 ポリジメチルシロキシエチルジメチ
コン、✖ジステアルジモニウムヘクトライト、グリセリン、エ
リスリトール、スクワラン、◇フルオロ(C9-15)アルコールリ
ン酸、✖トリメチルシロキシケイ酸、✖✖PEG/PPG-14/7 ジメ
チルエーテル、グルタミン酸 Na、◇メントール、✖✖ポリクオタ
ニウム-51、ワイルドタイムエキス、チオタウリン、イソス
テアリン酸、✖(アクリル酸アルキル/ジメチコン)コポリマ
ー、ジステアリン酸Al、水酸化Al、✖PEG-150、✖EDTA3Na、◇DPG、✖BHT、✖フェノキシエタノール、?香料、酸化亜
鉛、酸化チタン
シャンプー:K社 ERダメージケア シャンプー 33
含有成分:水、✖✖ラウレス硫酸アンモニウム、◇エタノール、✖✖ラウレス-4 カルボン酸 Na、✖✖ラウリルヒドロキシスルタイン、✖ジステアリン酸グリコール、ラノリン脂肪酸、リンゴ酸、クエン酸、ヒマワリ種子油、ミリスチルアルコール、ステアリルアルコール、✖PPG-7、✖PPG-3 カプリリルエーテル、✖✖コカミドMEA、✖✖グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、✖✖イソデシルグリセリルエーテル、✖✖ポリクオタニウム-10、✖✖ポリクオタニウム-52、✖✖ラウレス-4、✖✖ラウレス-16、✖✖ラウレス-23、✖✖ラウレス硫酸 Na、✖ビスセテアリルアモジメチコン、◇ステアロキシプロピルジメチルアミン、✖ジメチコン、水酸化Na、✖安息香酸 Na、✖ベンジルアルコール、✖フェノキシエタノール、?香料

これらは中に配合されている量まではわかりませんので、あくまで目安にしかなりません。また、単純にひとりの女性がいずれかの化粧品を1点だけ使った場合を想定です。

バリアを緩める力の強い方から順に、シャンプー33→日焼け止め20→化粧水16と、なりました。実験の結果と逆になっています。

ただ、化粧水の成分を見てください。化粧水の成分は量の多い順に表記されているはずです。PEG成分が、✖PEG-6、✖PEG-32、✖✖PEG/PPG-14/7ジメチルエーテル、と、前の方に並ぶように3つも来ているので、量は多めに入っているとわかります。複数なので毒性は相乗します。

ということは、毒性の高さより、PEGの数と量の多さがPEGの抗体 IgMの誘導に影響していそうですね。


そして、この論文の総括として、こう述べられています。

本検討により、PEGを含有する化粧品によって実際に抗PEG - IgMが誘導されることが明らかとなった
.今後、化粧品によって誘導された抗PEG-IgMによるPEG修飾医薬品の効果減弱が実際に引き起こされるかについて検討を行いたいと考えている。
PEG修飾医薬品は、血中濃度が長時間維持されるという利点を有しており、がんや肝炎などの疾患の治療薬として重要な位置を占めている。
化粧品によって誘導された抗体がこれらの治療薬の効果を減弱してしまうことが証明された場合、これまで化粧品成分として安全と考えられてきた PEG の使用が望ましくないと考えられる

と、今後も検討してくださるそうなので、期待しています。こういうことがはっきり証明されていくと、女性の肌や体を守れるような社会へと改められるのではないでしょうか。


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第4章~過去に起きた
化粧品でアナフィラキシーになった例
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細動脈の血管拡張や細気管支、気管支の収縮を引き起すのがアナフィラキシーという重症なアレルギー反応のことです。

10年前くらいに、ある石鹸を使用したことによるアレルギーの報告が相次ぎ、被害者は2000人ほど、訴訟問題にまで発展しました。

食品アレルギーは食べて発症するのではなく、「皮膚からアレルゲンが侵入してアレルギーを発症するという新たな概念が医療業界で出た!」と言われたのもこの事件だったようですね。

実は、以前から都市伝説のように囁かれてはいましたが、実証されておらず、信じる人も少なかっただけなのですが、

この事件によって、<アレルギーを発症するのは、皮膚から>ということがはっきりしたのです。


もちろん、大人でこの石鹸を使用した人の中に、小麦アレルギーになり、アナフィラキシーショックまで起こした人もいたようです。

小麦加水分解物を含有する「旧茶のしずく石鹸」(2010 年 12 月 7 日以前の販売分)による危害状況について‐アナフィラキシーを発症したケースも‐

その石鹸は合成界面活性剤ではなく、ごく普通の石鹸に色々混ぜていました。よく見かける構成の石鹸です。

その石鹸の中に入っていた成分の1つ、加水分解コムギは、ごく弱い保湿剤であり、乳化安定剤でしたが、これ自体でアレルギーを誘発したという報告は確認出来ていないようで、

専門家としては、とてもおススメできる石鹸ではありませんでしたが、確かにそこまで悪影響を及ぼすほどの力はあまりないもののようでした。

ですから、私としてもなかなか、この石鹸だけが原因でアレルギーになったとは考えにくいです。何か、他の原因の上に重なって、この石鹸が引き金になったと考えられます。

では、何が問題だったのでしょうか?

私の所見ですが、どんな生活習慣で、スキンケア環境で、肌の状態で、この石鹸を使用したかがアレルギーになるかならないかが決まると言っても過言ではありません。

今、市場には素人の作った化粧品や海外化粧品で溢れ、日本女性は乾燥肌だらけです。乾燥肌とは、バリア機能が緩み、または壊れ、肌が弱っている状態です。

いつの間にか、ネットやテレビ通販番組、宣伝広告、雑誌などで、間違った知識が自然に頭の中に刷り込まれてしまい、それを元に化粧品を選んだり、イメージで選んだり、

自分とは肌質の全く違う芸能人や友人を参考にしたりしているので、嫌でも肌の健康を損なっていきます。

この状況で、そういった石鹸を使えば、どんなに優しく洗顔したところで、アレルギーを起こしても不思議はありません。

こういったケースを踏まえても、今回のPEGの入ったワクチン接種によるアナフィラキシーは十分に考えられることではないでしょうか。

例え、アナフィラキシーを起こさなかったとしても、PEGによるアレルギー反応を起こしたりしている人も中にはいることでしょう。


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第5章~未来の肌と体の健康のために
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今さえよければ、という目先の考えはわかります。忙しいから、状態が今より悪くなってから考えよう・・・

例えば、虫歯になって痛んでも、鎮痛剤で痛みがなくなれば、病院に行く考えは失せるでしょう。

しかし、肝心の虫歯は治りませんね。なぜなら、鎮痛剤で虫歯は治らないからです。

痛みが治まらない、または出血がおさまらないなどの不快な症状が止まらない限り、人間は気づかないふりをします。面倒だから、お金がかかるから、忙しいから。


だから、後で困らないよう、未来の肌と体のために今、気を付けておいた方が良いことが有ります。まずは、以下の方は、今後のケアには気を付け、ワクチン接種は考えた方が良いのではないかと思います。

・生来、肌や体が弱い人
・虫刺されや草まけで酷くなる人
・肌が弱っている人
・乾燥肌や敏感肌、インナードライ肌などのダメージ肌
・化粧品を乱用したことがある人(化粧品好きな人)
・化粧品ジプシー
・アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患をもつ人
・マスクを長期間長時間装着している人

は、肌のバリア機能が低下していますので、特にワクチンは避けた方が無難でしょう。そして、


今後は、こういった毒性の強い化粧品を使わないように、最低限のことを以下に示しました。

・しっかり自分の肌に合った化粧品を選ぶ、または専門家に選んでもらう。
・少なくとも、合成界面活性剤やポリマーなど、
 バリアを壊すようなものは避けること。
・もちろん、化粧品にはヘアケア、歯磨き粉など
 ドラッグストアにあるものは殆ど化粧品であることを知る
・肌に合ったスキンケアをして、決してバリアは壊さないこと。

この記事をここまで読んで、バリアを壊す事が肌だけでなく、体まで損なってしまう事が分かったと思います。

それよりは、最低限で良いので、正しい化粧品知識やスキンケアを学んだり、肌断食や肌トレーニングを行い、生活習慣を整えて、バリアを強化する方が肌も体も健康でいられ、老化防止に役立ちます。


医療関係の方に関しては、ワクチンをうつ前に、ご提案として、スキンケアやメイクをどの程度、行っているのか?化粧品に触れる頻度や使用化粧品のメーカーなどを問診したほうが良いように思います。


化粧品会社は本来の使命を果たすべく、今のようなエンターテイメント化したり、夢を売るのではなく、しっかりと利益よりも消費者の肌の健康を考えて化粧品を作るべきであると思います。

また、儲かるという理由だけで素人が安易に化粧品を作って売るのもやめて頂きたいと思います。


◆最後に~

私は、今回のmRNAワクチンを肯定否定以前に、まずはワクチンを打つ前に知るべき情報を得ることが大事だと思っています。

今回のワクチンは今までのそれとは全く違うものです。1度打ってしまったら、もう後戻りは出来ません。後悔しても遅いのです。

なので、そうならないために、肯定否定両方の意見を聞いた上で判断することが望ましい、そう思っています。


追記===============

ご存知ない方のために言っておきますが、今回のワクチンは、

▼まだ治験中です。なので、人体実験に参加する必要はないと思います。

画像4


▼報告されている副作用のリストです。

▼厚生労働省~副作用の報告リスト
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000778300.pdf


▼リストは209ページに及び、以下はリストのほんの一部です

無2題

接種後、すぐに副作用出るのも怖いですが、
最も怖いのは、長期的な副作用です。

化粧品であれ、何であれ、ちゃんと見極めることが大切です。


▼厚労省は、3月15日付で、アナフィラキシーについての注意をよびかける通知を出しました。↓ ↓ ↓ タイトル未設定となっていますが、内容がわかるPDFです。

もしも、テレビの情報程度しか知らない方は、

▼<Dr.いしい じんぺい>の記事を読まれて参考にされると良いでしょう


▼ちょっとリラックスしながら、免疫を高めたい方は、

笑いの連続!漫画家/片岡譲司さんの動画で楽しんでください。

漫画家コ⬜︎ナは概念 片岡ジョージ

※残念ながら、以前貼り付けてあった動画は削除されましたので、

以下の可愛くて、笑える<コロアンティーナの大冒険>をご覧ください。


▼こちらは、中村篤史医師の記事です。




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