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“原点”|23-24シーズン横浜ビー・コルセアーズ観戦日記〜Introduction〜

W杯で日本代表が見せた“沖縄の奇跡”から早くも1ヶ月。Bリーグ23-24シーズンがついに開幕し、開幕戦の会場となったSAGAアリーナは平日にも関わらず7,000人以上の観客が訪れました。Bリーグ公式からの発表からもわかる通り、日本のバスケはかつてない盛り上がりを見せつつあります。


ですが、これはあくまで「始まり」。このバスケブームをどれだけ伸ばせるかは、既存のBリーグブースターである我々にかかっています。

そこで、かつては「日本のバスケはつまらん」と思っていつつも、今では立派な海賊(横浜ビー・コルセアーズのブースター)に育った自分が、チームの布教を行いたいと思います。この記事を通して、W杯をきっかけにして日本バスケに興味を持った方の観戦意欲を少しでも高められたら嬉しいです。

1,チーム学生

ビーコルというチームを一言で表すなら、「チーム学生」かなぁと思っています。上の投稿を見れば分かる通り、良い意味でオンオフの差が激しいチームじゃないでしょうか?オフでは学生のようにはしゃぐけども、試合になると全員が目の色を変えて真剣に取り組む。

メンバーの平均年齢が若いというのもあるので、肩に力が入りすぎず、気を抜けるところでは徹底的に抜ける良い環境なのかなぁと。

試合でも学生っぽさは健在です。高校バスケでは、2桁点差のビハインドを勢いで逆転するというようなドラマチックな展開が良くあるかと思うのですが、ビーコルもまさに逆転のチーム。一度流れをとればまず止めるのは不可能でしょう。

チームの要が大事な場面でファウルアウトしてしまい、そこから相手に流れを取られて負けてしまうというネガティブな思い出も含めて、僕はこのチームの学生っぽさが大好きです。

2,勢いしかない演出と激アツなブースター

ビーコルは、選手だけではなく、演出の勢いやブースターの熱さもBリーグトップレベルだと自負しています。4Q残り数分、1ゴールを争うような熱い展開でホームアリーナいっぱいに響き渡るのは、他のスポーツ会場でもよく流れるゾンビネーション。ただし、そこにビーコルブースターによるパワー120%のCLAPが加わり、工事現場が可愛く聞こえるほどの爆音でチームを鼓舞します。

To 既存ビーコルブースター)ゾンビネーションかかったら「勝ったわ」ってなるよね笑)

自分はビーコル以外のチームの観戦経験もあり、それぞれに良さがありましたが、その中でもブースターの熱量は群を抜いています。ビーコルブースターは、ホームはもちろん、アウェイでも敵チームブースターが作り上げるホームの雰囲気をスティールし、まるでビーコルホームかのような雰囲気に変えてしまうのです。

ビーコルブースターの場合は応援しているというより、“選手と一緒にコートに立って戦っている”という感覚。この点もビーコルの強さにつながっているのではないかなと感じています。

4.バスケットの面白さを凝縮した試合運び

中学生の頃の自分は「日本のプロバスケは選手が年齢を重ねるたびに展開遅くなるからつまんなそう」と勝手に思ってました。

かつての自分にガツンと説教するプレースタイルをしているのがビーコル。激しいDFから相手のミスを誘い、とても人間とは思えないスピードであっという間にスコアしていく…

その速さは今回のW杯で日本代表が見せたそれに匹敵します。(恐ろしい…)

自分がバスケを本気でやっていた中高生時代、校舎周りの外周を何度もこなし、4Qフルで出場しても息切れしないくらいの体力をつけたにも関わらず、それを活かすようなバスケをできないまま引退。(これができていれば、もっと楽しく、かつもっと良い結果を残せていたのかなと…)

ビーコルは、かつて自分がやりたかったバスケットを体現し、かつ結果も残しているチーム。まさに自分の学生時代の延長線を戦ってくれているような存在です。

5.チーム河村とか言わせねぇからな?

「ビーコルは河村だけのチーム?んな訳あるかい」

これ、ビーコルブースターの総意です。(多分)
昨シーズンやW杯での大活躍もあり、ビーコルは「河村だけのチーム」と思われがちな部分があります。

だからこそ言いたい、「違うぞ?」と。

横浜ビー・コルセアーズは、登録しているメンバー12名が与えられた役割をきちんと遂行し、みんなの力で勝利を掴むチームです。誰かが不調であっても、それを補えるだけの活躍を見せてくれるメンバーが1試合に必ず1選手以上います。それがビーコルの強さです。

昨シーズンに戦った試合の中には、かなり厳しい試合もありました。1個目の動画(天皇杯4次ラウンド)では河村選手のシュートが不調で最大20点の大きなビハインドとなりましたし、2個目の動画(Bリーグ第29節)では、河村選手が怪我で欠場。文面だけ見ても、かなり厳しい状態だったことがわかるかと思います。

しかし。この2試合はどちらも勝利。そこには、#15 オリバー選手の冷静なゲームメイクや #18 キャプテン森井選手の勇敢なドライブ、#32 モリス選手の体を張ったリバウンドなど、チーム一人一人の活躍がありました。また、平均成功確率ではリーグ最下位だったフリースローも、このような大事な試合では高い確率で決まっていました。

このチーム力はチャンピオンシップにも引き継がれます。

河村選手は、チャンピオンシップでも怪我を負っており、決して万全とは言えないコンディションでした。それでも、他の選手の奮起やレギュラーシーズンのデータからは考えられないような高いフリースロー確率があり、クラブ史上初のチャンピオンシップにして、初のシリーズ突破を決めたのです。

バスケットボールは1人では勝てない。この言葉の裏を返せば、1人が不調でも、残り4人でそれを補えるだけの活躍ができれば必ず勝てる。それを行動に移し、昨シーズンに大躍進を見せたのが横浜ビー・コルセアーズというチームです。

6.FLY THE FLAG

横浜を掲げろ。海賊を掲げろ。覚悟を掲げろ。
海賊にとって旗はシンボルでありアイデンティティです。
自分たちを信じて、最後まで戦い続ける。
横浜の誇りを背負い、海賊の信念を貫く。
そして、
この旗の下に集った多くの仲間達と共に
一番高いところに、私たちの旗を掲げる。
新たな海賊の挑戦。目指すのはタイトルです。

横浜ビー・コルセアーズ 2023-24シーズン チームスローガン決定のお知らせ

23-24シーズンのビーコルのスローガン、それは「FLY THE FLAG」。

22-23シーズン、ビーコルは天皇杯ベスト4、クラブ創設史上初のチャンピオンシップ進出&セミファイナル進出を果たしました。

次なる目標はタイトルの獲得。天皇杯も、中地区優勝も、年間チャンピオンも全部“獲り”にいきます。

かつてのビーコルは、B1とB2の当落線上に位置するようなチームだったそうです。しかし、その苦しい時代も乗り越えてきたからこそ、昨シーズンのような躍進に繋がったのでしょう。

今こそ、過去の海賊たちが紡いだ思いを成熟させる時。全てのタイトルを獲得し、千葉ジェッツや川崎ブレイブサンダースなどに並ぶ「常勝軍団」としての立ち位置を断固たるものにしましょう!

そのためにも、試合の時にはビーコルブースターで一丸となり、熱いブーストを届け、一緒に盛り上がっていきましょう!

GO!B-COR!

おまけ(最後まで読んでくれてありがとうございました~~)

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