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N4書房の日記まとめ 2020-2022

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noteで公開している日記のまとめです。 2020年9月から2022年12月まで。
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N4書房の日記 2020-2022

2020年9月から2022年12月までの日記をまとめました。 不定期更新のため空いている期間がありますが、記録として残しておきたくなる面もあります。 コロナ禍やオリンピックの頃の記述は、2024年の今になって読んでみるともう忘れかけていますので。 「レクチャー&インタビューズ」の最初の打合せは2022年2月1日なので、このあたりから読まれると「制作日記」風に読めるかもしれません。

03号編集日記 0901-0906

「ベレー帽とカメラと引用」の03号の製作を本格的に始めたので、ときどき進み具合の断片的なメモや思いつきの記録を紹介します(最終目標は11月22日の文学フリマ東京での販売)。 文中、MさんやKさん、Yさんなど、仮名の部分がありますが、必ずしも同一の人物ではなく、複数の人物を指していることもあるためご注意ください。 とりわけ「Mさん」「M氏」は何回も登場しますが、年齢も性別も立場もまったく別人の「Mさん」「M氏」が数人登場する日もあります。 ・・・・・ 0901 4日に

03号編集日記 0907-0913

11月販売予定の「ベレー帽とカメラと引用」03号の製作・編集・進行具合などをメモした日記です。イニシャルだとMさんやKさんが多くなってしまうので、某さんや某某さんを増やしてみました。 ↓ 0906 23:00からのラジオに備えて待っていると某さんが「みいなとルーチ」について言及されていた。自分もまさに聴いていたのでびっくり。S氏から貰ったとのこと。聴いていたらサイダーの歌もあった。 0907 昨日から「03号編集日記」をnoteに公開することにした。もちろん、問題に

03号編集日記 0914-0920

11月販売予定の「ベレー帽とカメラと引用」03号の製作・編集・進行具合などをメモした日記です。毎週日曜日に更新する予定です。 ↓ 0914 チャンドラーは「長いお別れ」「さらば愛しき人よ」「可愛い女」しか読んでいないので、この機会に短編全集くらいは読むべきかと思い、本屋で眺めているうちに自宅にあったことを思い出した。 本棚を見てみると創元版の短編全集の1~3巻があり、4巻だけをどこかで買えばよい。長編は図書館に行けば村上春樹の訳したものがあるはず。 話の要約だけでは

03号編集日記 0921-0927

11月販売予定の「ベレー帽とカメラと引用」03号の製作・編集・進行具合などをメモした日記です。毎週日曜日に更新する予定です。 ↓ 0921 ボリス・ヴィアンの好きな小説リストの中にコンスタンの「アドルフ」を発見。去年の今頃「恋とマシンガン」に関する話の途中で「アドルフ」を持ち出したのだが、ほとんど誰にも通じていなかったような印象だった。 そもそも世間の人は本を読まなさすぎるし、自分は読みすぎなので、仕方がないとはいえ手ごたえの無さを味わった。それが今になってこんな風に

03号編集日記 0928-1004

11月販売予定の「ベレー帽とカメラと引用」03号の製作・編集・進行具合などをメモした日記です。毎週日曜日に更新する予定です。 ↓ 0928 ポストカードのイラストに英語の文面を添えたい、それをどうしたらという問題が生じた。(中略)「バスルームで~」は、おそらくポール・サイモンの「50 Ways to Leave Your Lover」をふまえているので「100 Ways to Cut Your Hair」でどうか。単に「Haircut100」では芸がなさすぎる。 (中

03号編集日記 1005-1011

11月に文学フリマ東京で販売予定の「ベレー帽とカメラと引用」03号の製作・編集・進行具合などをメモした日記です。毎週日曜日に更新する予定です。 ↓ 1005 あいみょんとオザケンの対談があるので深夜0:45まで起きて「Love music」を見る。この人は本当に小沢健二の大ファンで、書いた歌詞の内容がシンクロしていたとか、自身の作った音楽が届いて「彗星」になったとか、胸に迫る内容だった。 朝日新聞の記事によると、 高校生の頃に小沢の音楽と出会って以来「オザケンになり

03号編集日記 1012-1018

11月に文学フリマ東京で販売予定の「ベレー帽とカメラと引用」03号の製作・編集・進行具合などをメモした日記です。毎週日曜日に更新する予定です。 ↓ 1012 大宅壮一文庫の検索で「小沢健二」はヒットする。「コーネリアス」「渋谷系」などがないのは不思議だが、小沢健二は説明書きまであって、「オリーブ」の連載はすべて閲覧、複写可能と親切に書いてくれている。 「索引化はされていませんが、3年間連載をしていた『Olive』は当館にすべて所蔵がありますので、閲覧・複写が可能です。

03号編集日記 1019-1025

11月に文学フリマ東京で販売予定の「ベレー帽とカメラと引用」03号の製作・編集・進行具合などをメモした日記です。 毎週日曜日に更新する予定です。 ↓ 1019 織田作之助の「世相」に以下のような記述があるという。たまたまアマゾンのカスタマーレビューで発見したのでメモ。 「僕はほら地名や職業の名や数字を夥しく作品の中にばらまくでしょう。これはね、曖昧な思想や信ずるに足りない体系に代わるものとして、これだけは信ずるに足る具体性だと思ってやっているんですよ。」 「数字か

03号編集日記 1026-1101

11月に文学フリマ東京で販売予定の「ベレー帽とカメラと引用」03号の製作・編集・進行具合などをメモした日記です。 毎週日曜日に更新する予定です。 ↓ 1026 昔の「ロッキン・オン」に電気グルーヴの「UFO」評があって、小山田圭吾と記者のやり取りの話題から始まる。作り話っぽいが、面白いので04号で紹介したい。 某氏のビーチボーイズとコーネリアス関係の原稿が来た。この人の分はこれでほぼ終了。 「恋とマシンガン」に関する文章は9300字くらいになった。この

03号編集日記 1102-1108

11月22日に文学フリマ東京(入場無料)にて販売予定の「ベレー帽とカメラと引用」03号の製作・編集・進行具合などをメモした日記です。 ↓ 1102 文フリ東京のブース番号が【ツ-16】に決まった。ツイッターで告知をする出店者が増えている。見ていると「三冊しか持って行かない」という人もいる。 メジャーなレコード会社からリリースしているミュージシャンですら、自分のサイトやブログで曲目解説を書いている時代だというのに、それに比べるとzineはどうか?  宣伝は下手だし消

03号販売日記 1109-1115

いよいよ11/22 の文学フリマ東京(入場無料)での販売に向けて、最後の追い込みをかける「ベレー帽とカメラと引用」03号編集部である。 しかし編集部というより販売活動部になりつつあるので、今回からは「販売日記」とする。 ↓ 1109 昨夜、牧村憲一さんからツイッターでご推薦のお言葉をいただいた。これは大変有難いことです。 https://twitter.com/makiji/status/1325420878092328960 おそらくそれほど多くの部数が

03号販売日記 1116-1121

1116 私「04号でやりたい企画は沢山あるけど、もうちょい大きな柱になるような企画はないかな?」 某「誰か、中村さんと対等に話せる人がいたらいいのでは?」 私「お願いするにしても、有名な方は謝礼が難しいし……。そんなに都合よく進まないよな~」 と、つい24時間ほど前に話していたら、いきなりピッタリな人と連絡がついた。私にとっても読者にとってもたいへん理想的な流れが来ているので、04号をお楽しみに。 1117 某氏ほか数名に献本したら、料金不足で戻って来たのが一

03号販売日記 1122-1128

1122 「レターパックライト」を使えば、01.02号セットでも03号のみでも同じ封筒に入れるだけで済むと気が付いた。今までは細かく計算して普通の封筒に切手を貼っていたが、これなら手間がかからずほぼ一律に対応できる。3冊セットでも多分同じ。 1123 昨日は文学フリマ東京の開催日だった。 朝9時頃に家を出て、文フリが始まったのが正午。消毒の徹底や、一時的に入場制限タイムが入るなど、感染対策がかなり行われていた。駅が混雑しそうなので終了時間の少し前に退出して、数時