用語集: 「エンゲル係数」 <ー 今更なのですが、なんとエンゲル係数でみると日本がいかに貧しくなったかが分かります。 2023年のエンゲル係数は27・8%

今回は「エンゲル係数」について見て行きましょう。

普通、先進国ではエンゲル係数など気にするはずはないのですが...

「エンゲル係数」: 家計の消費支出に占める食料費の割合を表す指標です。一般的に、エンゲル係数が低いほど生活水準が高いとされています。

エンゲル係数の歴史

エンゲル係数は、19世紀のドイツの統計学者エルンスト・エンゲルが提唱しました。エンゲルは、当時のヨーロッパ各国の家計調査データをもとに、所得が低いほど食料費の割合が高くなるという法則を発見しました。

エンゲル係数の計算方法

エンゲル係数は、以下の式で計算されます。

エンゲル係数 = (食料費 / 消費支出) x 100

例えば、食料費が10万円で、消費支出が30万円の場合、エンゲル係数は33.33%となります。

エンゲル係数の活用

エンゲル係数は、生活水準を測る指標として広く利用されています。また、食料費の割合が大きいかどうかを判断することで、家計の節約ポイントを見つけることもできます。

エンゲル係数の推移

日本のエンゲル係数は、戦後から高度経済成長期にかけて急速に低下し、1970年代には20%台になりました。その後は横ばい状態が続いていますが、近年は再び上昇傾向にあります。

エンゲル係数の課題

エンゲル係数は、生活水準を測る指標として有効ですが、いくつかの課題もあります。

  • 食料費の定義が国や地域によって異なる

  • 食料費以外の支出項目が増えると、エンゲル係数が低くなる

  • 生活水準は、エンゲル係数だけで判断できない

なお

zakzak: 25 Mar,2024

「エンゲル係数」40年ぶり高水準 国民生活厳しさ増す 日本で悪い方向に向かっている分野も「物価」がトップ」

では

「国民生活が厳しさを増している。日本銀行は今週、賃金と物価がそろって上がる好循環の実現が見込めるとして「マイナス金利政策解除」に踏み切ったが、家計の消費支出に占める食品の割合を示す「エンゲル係数」は2023年、40年ぶりの高水準に達した。世論調査でも物価高での苦境を示す数字が出ている」

「総務省の家計調査によると、昨年のエンゲル係数は27・8%で、同数字だった1983年に並び、22・9%で最も低かった2005年に比べると4・9ポイント上昇」

と言うことになっており、国民の収入の27・8%が食事代に消えています。 これじゃ、他のことに「¥」が回せないと思います = 経済が循環するわけがない。

これに、社会保障費も加わると、もう生きているのが精いっぱいと言う感じで、少子化と言いますが、こどもを育てられる環境ではありません。 子供以前に自分が食べるのがやっとですから。

にも拘わらず、国会議員は世襲制のようなもので半永久的に金持ちなので、国民のことなどわかりません。

古い政党は機能していないと思います。

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エンゲル係数上昇の要因

エンゲル係数上昇の要因としては、以下のものが挙げられます。

  • 食料価格の上昇

  • 消費支出の低迷

  • 外食や中食の増加

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エンゲル係数上昇の意味

エンゲル係数上昇は、家計の消費支出に占める食料費の割合が大きくなっていることを意味します。これは、以下の状況を表している可能性があります。

生活水準の低下

一般的に、エンゲル係数が低いほど生活水準が高いとされています。これは、食料費以外の支出、つまり衣服、住居、教育、娯楽などへの支出が大きくなるためです。逆に、エンゲル係数が高いということは、食料費以外の支出が少なく、生活水準が低い可能性があります。

食料価格の上昇

食料価格の上昇は、エンゲル係数上昇の直接的な原因となります。食料費が家計の中で大きな割合を占めるようになると、生活が苦しくなる可能性があります。

消費支出の低迷

収入が減ったり、将来への不安から節約志向が高まったりすると、消費支出が低迷します。食料費は生活必需品であるため、消費支出が低迷しても食料費はあまり減少しません。その結果、エンゲル係数が上昇します。

外食や中食の増加

外食や中食は、食料費に含まれます。近年、外食や中食の利用が増えているため、エンゲル係数も上昇しています。

エンゲル係数上昇の影響

エンゲル係数上昇は、以下のような影響を与えます。

生活の質の低下

食料費以外の支出が減ると、衣服や住居などの生活環境が悪くなったり、教育や娯楽などの機会が減ったりする可能性があります。

貯蓄の減少

食料費に多くの支出を占められると、貯蓄が減ってしまう可能性があります。

経済への影響

エンゲル係数上昇は、消費全体の低迷につながり、経済に悪影響を与える可能性があります。

エンゲル係数上昇への対策

エンゲル係数上昇への対策としては、以下のものが挙げられます。

収入の増加

収入を増やすことで、食料費以外の支出にも余裕が出ます。

食費の節約

自炊をしたり、食材をまとめ買いしたりすることで、食費を節約することができます。

外食や中食の控えめ

外食や中食を控え、自炊をすることで、食費を抑えることができます。

政府による対策

政府は、食料価格の高騰対策や、低所得者への支援など、エンゲル係数上昇対策を講じる必要があります。

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