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中間発表:空き家を活用した高校生クラフトショップの企画書


この記事は、滞在型地域課題解決プロジェクト『横から交差点』の中間報告会で行った「空き家を活用して朝まで語りあかせるサードプレイスを計画しよう!」の報告内容の記事になります。
2月4日の最終報告会に向けてどんな方向に進んでいるのかが分かる発表となりましたのでぜひ最後まで閲覧頂けると嬉しいです!


ここまでのプロジェクトの概要

十和田で行った滞在型地域課題プロジェクトに市内の高校生3人県外の専門学生1人が夏休み期間のうち5日間を利用して参加しました。
この夏休みの5日間ではオフラインで直接集まってアイデア出しまで行い、
プロジェクトとしてはその後オンラインにて企画書作成までを行いますが、今回、夏休みの5日間で固めた企画の方針を発表する中間報告会を実施しました。
この記事ではそこで発表された内容をまとめました。

▼ 企画立案までのストーリーが気になる方はこちら


企画内容

空き家を活用して学生を中心とした若い世代が集まれて、地元高校の特色を生かしたアンテナショップを作ることを提案します。

具体的には以下の通りです。

学生を中心とした若い世代が集まれる場所
勉強したり気軽に高校生が集えて学校を超えた交流ができる場所を作り、高校生を中心に地域を盛り上げていく拠点を作る。

学校の特色を活かした商品の販売
工業高校や農業高校などで学んだ技術を生かした商品を販売し、地域の特色や魅力の発信に貢献する。

不要品を回収しリメイクした商品を販売
高齢者の方などいらなくなったけど体力的に売ったり捨てたりできなくなった不用品を回収し、清掃して販売かリメイクして販売することで、高齢者の困りごとの解決にも協力できる。


課題感

活動をしていく中で十和田市のご年配の方々とお話する機会がありました。
その中で伺った課題感の中で

「なにかに活用したいけど体力的にも利用できず物だけ集まって困っている」というお話を伺いました。

その時初日からあったチームAが考える課題感で
「高校生が学校の特色を活かして活躍できる場所が欲しい」というものがあり、ここって掛け算が出来るのでは?と考えるようになりました。

初日のワークショップの中で提案された課題感は他にも
・専門的なバイトが欲しい
・たまり場が欲しい
・高校生が活躍する場が欲しい
・涼しい休憩所が欲しい
・バイトの時給が低い
などが挙げられました。

物が余ってる × 高校生の活躍できる場所

この課題感から "高校生によるリメイクショップ” というアイディアが生まれ、高校生発信で様々なものを売ることができる "高校生クラフトショップ" となりました。

そしてそれをすることによって生まれる意義や得られるメリットを考えてみました。

現在ある公共施設との差別化要素は?

・中心部なので徒歩で行きやすい
・普段使いがしやすい(公共設備は入りにくさがある)
・その場所、そのものを自分達の色に出来る
・小さい場所でやることで距離が近くなり親しみやすい場所に
・他の団体、取り組みとの干渉が無い
・売るものと場所でのイメージにギャップを生まさない
・出店料や常設できないことでコミュニティ構築は不可能

空き家でなければいけない理由を皆で出し合い課題と向き合い、構想を立てることができました。


期待すること

理想としてあるのは行政や学校に協力してもらうこと。

普段伝わらない層へのアプローチをすることで不用品収集に詰まることがなくなり今回の企画で考えている商品に興味がありそうな層に伝わりやすくなり商品ラインナップの回転率を上げることを目指します。

ラインナップの回転数を上げることにより来店回数を担保し、地域の方々同士でのコミュニティ構築を視野に入れています。

不用品が蘇って市場に回る
高校生も普段扱えない資材を使って作品を生み出せる。

この ”十和田でしか出来ない体験" を生み出すことが出来れば地域として注目される機会にもなるのではないでしょうか。
また、SBP(※)という高校生主体の取り組みに参加し評価されるきっかけになれるとも考えています。

※ SBPとは
「Social Business Project(ソーシャルビジネスプロジェクト)」の略で、地域の課題をビジネスの手法を用いて解決していこうという取り組みです。具体的には高校生が地域資源(ひと、モノ、自然、歴史、名所旧跡、産業等)と交流し、見直し、活用して“まちづくり“や”ビジネス”を提案していく、そしてその取組を地域で応援し支えていこうというものです。

文部科学省をはじめ、総務省、経済産業省でも推進されており、協賛企業はアドビ株式会社 / Adobe KK などが挙げられる。


発表者2人の感想

経験として学校内やクラスでのプレゼンはしたことはあるが、今回初めて内外を含めた色んなジャンルの方にプレゼンをした。聞き手の方々は年代も職業もバラバラなのでやはり資料のみやすさや、求めるものも違いと感じた。

中でも、質問の時間を設けた時、私たちが想像していたものとは違う観点からのツッコミや自分自身どういう考えなのかを聞かれ、あまり上手く答えることが出来なかった。

今回、このようなプレゼンの経験をすることが出来てとても良かったし、何よりプレゼンに対する想像力が広がった。予想外の質問をされるものだし、聞いている人も私たちと考えや見方が同じ訳では無い。次回?のプレゼンテーションでは、これられで思ったことをフィードバックして前回のクオリティを超えたい。

事業者の方、地域の大人、友達まで様々な関係性の広い年齢層が集まる場でのプレゼンテーション出来る機会が十和田で提供されている事に驚きました。そしてその発表者が自分ということも信じられなかったです。

横から交差点ではここに参加しなければ交わることのなかった仲間ができて、関われる一歩目が難しい事業者の方とも長い時間交流ができて、企画案を実際に作ってみて、今回のように様々な人が集まった場でプレゼンテーションが行える。人生経験として一回も経験しない可能性があることをたくさんさせてくれました。

最終報告会で今までもらったものの集大成を共有して「コーディネーター・サポーター・アドバイザー・来てくださった方」に対して価値あるものを提供したいと感じました。

中間報告会参加して発表できて自信に繋がりました!このような機会をくださってありがとうございます。


地域課題解決に向けた今後の動き
今回の中間報告会の動きを経て、さらに企画を煮詰めていきます!

最終報告会ではアイディアを提案書として確定させたものをプランナーの皆さんに発表して頂ける集大成のイベントとなっております。

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コーディネーター
(株)ビーコーズ|佐藤 佑志(さとう ゆうし)
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▼ もう1チームの中間発表「十和田の人、場所、想いをめぐるバスツアー(仮)の企画書」もご覧ください!

▼ 【横から交差点】シリーズ記事はこちら


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ライター
㈱ビーコーズ|三部 暖(みべ はんと)
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編集
(株)ビーコーズ|村岡 将利(むらおか しょうり)
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(株)ビーコーズ|佐藤 佑志(さとう ゆうし)
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