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Podcastにレターが読まれたので…

タイトルの通り、
私のレターが大好きなpodcast、UK vs US fancy English battle
で読まれました。
(過去に紹介済み)

レターの内容は、
「先日、Oxford word of the year 2023で"rizz"という言葉が選ばれましたが、皆さんはご存知でしたか?ご存知でしたら、使い方を教えてください」

という質問でした。(33:50~くらいです)

パーソナリティの3人が、どう回答したのかはぜひpodcastをお聞きいただきたいのですが、
せっかく"rizz"について触れたので、少し調べたことをシェアしたいと思います。

そもそも、Oxford's Words of the yearとは

名前の通り、Word of the year、日本でいう流行語大賞です。
公式サイトには、

過去12ヶ月間で大きな関心を集めた単語または表現で、その年の精神、気分、関心を反映し、文化的に重要な言葉として永続的な可能性があると判断された受賞者(語)を選びます。

とあります。
日本の流行語大賞と比較すると、
to have lasting potential as a word of cultural significance.
つまり、重要な言葉として永続的な可能性を感じて選出するところに
とても重みを感じます。

Oxford’s Word of the Year 2023 is...Rizz!!

〜Rizz〜
Pertaining to someone’s ability to attract another person through style, charm, or attractiveness, this term is from the middle part of the word ‘charisma’, which is an unusual word formation pattern. Other examples include ‘fridge’ (refrigerator) and ‘flu’ (influenza).

この言葉は「カリスマ」という言葉の中央部分に由来しており、スタイルや魅力を通して他の人を惹きつける能力のことを言います。
これは、珍しい言語形成パターンであり、他の例では'fridge'(冷蔵庫)、'flu'(インフルエンザ)などがあります。

冒頭にも触れましたが、2023年のword of the yearは'rizz'という言葉でした。この言葉が一気に流行したのは、イギリスの俳優、トム・ホランドがインタビューで答えた一文でした。(1:30~くらいのところ)

彼は、
I have no rizz whatsoever. I have a limited rizz.
僕にはrizz(魅力)なんてないよ。僕にあるのは、限られたrizzだけだ。
と言っています。

「限られたrizz」は少し意味が分かりにくいですが、
トムは女優のゼンデイヤと交際していて、彼女へ自分のrizzがうまく伝わっているということを言いたいのだと思います。

そのほかの候補

日本の流行語大賞と同じく、最終候補に残った言葉も公開されていますので以下に紹介します。

・Prompt
オープンAIのChat-GPTが話題になった昨年、生成AIを利用する際に指示する命令をプロンプトと言います。

・Situationship
SituationとRelationshipを組み合わせた造語で、形式的に定義されない恋愛関係や性的関係を指します。とても現代っぽい。

・Swiftie
テイラー・スイフトの熱狂的なファンのこと。
年々進化している彼女は本当にすごい。

個人的に面白いなと思ったのは、
Parasocialという言葉で
ソーシャルメディア等の影響で有名人やインフルエンサーを身近に感じ、良くも悪くも(一方的な)友人のように見てしまうこと。
これは日本でもあるあるではないでしょうか。

最後に

他にも候補の言葉についてもっと深掘りしたり、
過去の大賞語について語りたいのですが読むのも書くのも大変なのでこの辺で。
やはり、言語学習は文化的背景の理解が土台にあってこそだとつくづく感じました。
読んでいただきありがとうございました。
Thank you for reading! Cheers!!

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