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#129_【雑記】厳原-釜山航路再開

長らく工事が続いている対馬の玄関口厳原港ですが、今日ひとつ大きな動きがありました。
そうです、釜山からの定期航路の船が5年ぶりに入ってきました(o゚▽゚)o。

運航事業者は、先行して再開された比田勝航路と同様、サンスターラインとスターラインの2社で、厳原航路は毎週火・木・金曜日の週3日、1日1往復運航となります。

今日はサンスターラインの「PANSTAR TSUSHIMA LINK 号」が来ていました。
九州郵船のヴィーナスと比べると船が大きいので、お客様の数にも圧倒されました。今日の乗客は約280人だそう。

【PANSTAR TSUSHIMA LINK 号です。】
【続々と下船されるお客様です。】
【サイクリングをお楽しみになる方も。】
【歓迎の花束贈呈です。】
【市長、対馬振興局長、船会社関係者との記念撮影です。】

日韓関係の悪化をきっかけに、2019年8月厳原航路が運休となり、比田勝航路は規模が縮小しながらも運航し続けましたが、コロナの影響で運休となりました(割と勘違いされていますが、対馬はコロナがまん延する半年前から観光客が激減していた、ということです)。
それから、いつの間にやら5年近く経っていたんですねぇ…。

ところで、昨年2月から比田勝航路が再開し、厳原でも韓国からのお客さんを見掛ける機会が増えたとお感じの方もいらっしゃることと思いますが、2023年比田勝港に入国した人の数はどのくらいだったでしょうか。


(チッ、チッ、チッ、ぽーん!)


正解は、約12万人だそうです。
これを多いと捉えるか、まだまだと捉えるかは、人それぞれかと思いますが、どピークだった2018年は、年間41万人が対馬に入国しました。そして、そのうち約30万人が比田勝からです(その年、海の港で日本一入国者数が多かったのは、博多ではなく比田勝だったのです)。

【今年3月に撮影した釜山行き出航前の比田勝港国際ターミナルです。】
【上の写真でも十分スゴいですが、2019年4月はこんな感じでした(゜o゜;;】

厳原港については、国内ターミナルと国際ターミナルの整備が引き続き行われており、現在は双方のターミナルの場所が入れ替わって、国際ターミナルは第1期工事が終わった、という段階です。

【旧国内ターミナルの建屋と右手前の新築の建物で、国際ターミナルです。】

そして、久しぶりの運航ということで、農林水産省動物検疫所門司支所博多出張所と対馬家畜保健衛生所が合同で、入国客に肉製品持ち込み禁止の広報活動をしていました。

私も最近知ったのですが、韓国では2019年北朝鮮との国境付近で発生したアフリカ豚熱の感染が拡大し、今年1月以降釜山港国際旅客ターミナルの裏山でも感染したイノシシが相次いで発見されているのだそうです。
アフリカ豚熱は、ブタやイノシシに感染する致死率の高い家畜伝染病で、現状有効なワクチンや治療法がないのだとか。

数年前に比田勝で広報活動をしていた方から、出入国の注意点を聞いていたのですが、ハム、ソーセージなどの加工品を含め、肉の入った食品を日本に持ち込むと、上陸時に全部回収されますので、注意しましょう。

【クンくんからもお願いです(^∧^)。】

これから新たなフェーズに移ることは間違いなさそうですので、それに向けてどのように立ち回れるかですねぇ…。

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