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ずっと雲の中で肌寒かった51回目の登頂 #富士山 (前泊日帰り) - 静岡県 #ジャニ登山

Journeymanと呼ばれています(長いのでジャニで)。簡単に登山の記録をまとめる活動をしています。こちらはNo.3になります。

実際に登って感じた<オススメの行動>を添えています。ご参考になれば幸いです。



富士山について

言わずと知れた日本最高峰の山です。標高は3,776mです。静岡県と山梨県に跨っています。登山口が静岡県側と山梨県側に合計4本あります。

今回は、その中で静岡県側の富士宮口登山道(始点2,400m)から登りました。自分自身は毎シーズン登っており、通算51回目の登頂でした。


富士宮口登山は水ヶ塚駐車場からシャトルバスで

富士宮口登山口へ至る富士山スカイラインは夏の登山シーズンにはマイカー規制期間に入ります。山開きしている全期間は、基本的にマイカーでは上がれないと思っておくと良いでしょう。

<規制期間>
2023年7月10日(月)9時 ~ 2023年9月10日(日)18時
マイカー規制の期間は、毎年異なりますので、下記のHPで確認したうえで利用をお願いします。

水ヶ塚駐車場は1時間の滞在は無料、1日停める場合は1台1,000円になります。駐車してからシャトルバスで富士宮口登山道視点の五合目まで向かいます。料金は往復で大人2,200円、小人1,100円です。運行時間は往路が朝06:00〜18:00、復路が07:00〜19:00です。タクシーの場合は5,000円弱だそうで、ドライバーさんがシフトを組んでいただけているのか、24時間つかまります。

<オススメの行動>

週末登山の場合は金曜入りもしくは土曜入りして翌朝のバスを待つコトになります。今回は日曜日の朝に乗りました。06:00始発でしたが、300名ほど並んでおり、50人乗りバス(補助席利用前提)で5台目に乗れました。五合目到着は07:00頃でした。バスで30分ほどかかるので、最速で行きたい場合は05:00くらいから並んでおくと良いです。また、前日しっかり休めている場合は、06:00を待たずに出発できるタクシー利用も検討してみましょう。より早く登山開始できます。

朝焼けで美しいシルエットを見せる富士山です。ずっと登山道を登る人の明かりは途切れませんでした。

尚、日帰り登山の場合、日の出は水ヶ塚駐車場で見るコトになります。

朝の時点では良く晴れており標高が1,500mあり空気も澄んでいたので、綺麗な朝日が見られました。日の出は5:00を少し回った頃でした。


富士宮口日帰り登り 07:05-13:55 6時間50分

各合目ごとの区間タイムを添えてご紹介します。15分を超える長期休憩以外は含んだタイムとなります。

富士宮口登山口

富士山スカイラインレストハウスは以前の火災による閉鎖から現在は解体が進んでいます。場所が険しいため建設費には数十億円かかるそうで再開の目処はたっていません。

全登山道がコロナ禍で完全閉山された2020年の翌年2021年に再開通された時のニュースをご紹介します。

<オススメの行動>

シャトルバスで流れるガイドビデオでは、五合目で「1,2時間の高地順応」をすすめています。個人的には、水ヶ塚駐車場で既に1,500mですので、前泊している場合は六合目まで"ゆっくり"登る方が五合目でじっとしていて体が冷えるより体感的には良いと思っています。高地順応は個人差が大きいので、初めて登る方、当日平地から一気に上がった方は早めに出て五合目でしっかり整えてください。


富士宮口登山口(五合目2,400m)07:05〜御来光山荘(新七合目2,780m)08:35

登山開始から1時間半でした。五合目から1.5km登った地点、山頂まで残り2.8km・180分のガイドがある地点です。六合目まで20分、この七合目まで更に60分が標準時間なので、休憩時間を除くとほぼ標準タイムでした。

今回は登山経験が少ない同行メンバーと一緒だったので、慎重に高度をあげました。ここまでは雲が上がってきておらず、眼下の雲海を楽しみながらの登山でした。

<オススメの行動>

空気がかなり薄いため日焼け止めは重要です。しっかり塗りましょう。キャップやハットは必ず被りましょう。露出している顔、首、手袋と長袖の間の手首などです。キャップの場合は耳の裏は入念に塗ってください。塗り忘れて火傷レベルに焼けるケースを知っています。


御来光山荘(新七合目2,780m)08:35〜山口山荘(元祖七合目3,010m)09:35

10分ほど休憩して再スタートしました。山頂までは残り2.1km・130分の地点です。標準区間タイムは50分なので同じでした。雲が山頂側、地上側から上がってきて、ほぼ眺望がない登山が続きました。

<オススメの行動>

複数人のパーティーの場合は、登山経験豊富な方がパーティーのペースを守る意識で登山しましょう。自分のペースで登るのは大事ですが、パーティーがバラバラになると思わぬ事態を招くコトがあります。時には遭難に繋がるコトも。

仮にある程度バラけるにしても、目視できる範囲にしましょう。今回も、お互いの位置関係が分からなくなって、探しているパーティーが何組かいました。ちなみに携帯は登山期間は一時的なアンテナが整備されるので、登山道のほぼ全域でつながります。


山口山荘(元祖七合目3,010m)09:35〜万年雪山荘(九合目3,460m)11:40

途中、池田館(八合目3,250m)に10:20に着きました。40分のコースタイムだったのでまずまずです。ただ、その先は標高も高く一気にペースダウンしました。同行メンバーの頭痛が始まったからです。

通常30分のコースを途中横になるなどの対策を取りながら、ゆっくりゆっくり登り3倍近い80分を使ってやっと辿り着きました。

広大な雪渓もあり、肌寒くなってきたので、万年雪山荘で「みそラーメン(1,000円)」を食べました。正味50分休憩しました。


万年雪山荘(九合目3,460m)12:10~奥宮(富士宮口山頂3,720m)13:55

中間の胸突山荘(九合五芍3,590m)への標準タイムは30分ですが、50分かけてゆっくりゆっくり高度を上げていきました。13:00着でした。同行メンバーは頭痛が苦しかったようで、ところ所で立ち止まって休む、座るなどしてダウンしないように進みました。

いよいよ山頂です。こちらも標準30分に対して、55分かけました。無理は禁物です。そして、何とか13:55に富士宮口山頂奥宮に到着しました。

足は残っていましたが、高山病が苦しかったそうです。自分はどちらかと言えば、右膝上部の違和感(軽い故障)があり、段差のある登りがキツかったです。何とか登頂できて良かったです。同行メンバーは初チャレンジ、見事でした。自分は51回目の登頂でした。

奥宮山頂前の鳥居
火口底まで見通せる
気高くそびえる剣ヶ峯

九合目でみそラーメンを食べてしまいましたが、やはり山頂のカップヌードルは格別でした。麺やや少なめのあっさりはちょうど良かったです。

<オススメの行動>

2つあります。ひとつはとにかく「無理しない」コトです。無理をするとより苦しくなり、かつ急峻なルートは踏ん張りが効かず転倒からの怪我・故障のリスクも上がります。山頂は逃げないので、ゆっくり確実に行きましょう。

カップヌードルを食べました。お湯はコンロを担いで行ったかと言えば、担いでいません。駐車場で沸騰させたお湯を保温ボトルで持参しました。沸かしてから7時間以上経っていましたが、しっかりカップヌードルを作れました。コンロとボトルだと重さ的には大差はないですが、着いてから沸かさないですぐ調理に入れるのは嬉しいポイントです。


富士山下り 14:20-18:45 4時間25分

下りタイムは以下の通りです。九合目の萬年雪山荘で、同行メンバーが体調を崩して小休止しました。3,500m近辺が、難関だったようです。休んでいるのもまたつらいので、ゆっくり下りていくと、だんだん回復したようです。良かったです。

下りタイム

14:20山下り
15:25萬年雪山荘・ダウン
15:50ダウン後出発
16:20八合池田屋
17:00元祖七号
17:40御来光山荘
18:30六合目
18:45富士宮口五合目下山
4h25m

やっと晴れ間が出た

下りでやっと少し晴れ間が出てきたので、一気に写真でご紹介します。

宇宙が少し近くて群青
眼下に美しい宝永山
宝永山を見ながら #いちごプラザ #いちご大福
しろあんでメチャクチャ美味しい!!
稜線のコントラスト
裾野、小田原が見える
六合目付近でこれから登る稜線の一団(見出し写真)
五合目目前!
夕暮れと五合目のバス

19:00発の最終シャトルバスに間に合いました。おつかれさまです!

<オススメの行動>

富士山は火山礫が登山道を覆っています。その中にはいくつか大きな岩もあります。今回も小規模の落石はありましたが、最近知人が3mの落石がかすめた経験をしました。特に下山中は、眼下に目線がいっているので、注意してください。また、目撃した時はありったけの大声で「落石!」の声かけをしてください。命を守ります(過去死者も出ています)。

もうひとつは、バスに間に合うのも大事ですが、くどいようですが「無理はしない」を心がけましょう。下りは勢いがつきやすく、疲労も蓄積しているため、踏ん張りが効かないコトもしばしばで、良く転倒されている方を見かけます。大きな怪我にならないように慎重に下りましょう。バスが終わっても、シーズン中はすぐにタクシーが捕まります。お金はかかりますが、危険を犯す必要はありません。特に、初登山の方には「時間は大丈夫」と意識的に伝えてください。大事なポイントです。


最後に…

今回は初富士登山の同行メンバーがいて、たくさんの気付きがありました。今まで、下は小学生から上は60代近い方とご一緒して、みなさん、登頂されています。引き続き、フォロー、サポートする役割でも登って行きたいと思います。

<オススメの行動>

時間がある場合は、麓の美味しいお店をチェックしておいて、ゆっくり食事をしたり、♨️温泉に入ってリフレッシュしてください!最高ですよ!!

帰りは御殿場マックのドライブスルーで仕入れてモグモグして帰りました。山中11時間40分、1日の歩数は25,088でした。

以上、51回目の富士山登頂記録でした。みなさん、安全に無理なく良い登山を!!


https://twitter.com/beajourneyman

以上 #ジャニ登山 # 3 でした。




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